「鶴寿千歳」
所作(踊りね)です。
タイトルに「千歳」が付くということでちょっと見能由来っぽいですが、じつは比較的新しい作品です。
とくに大きいストーリーに流れはなく、まず松竹梅にをイメージした若者が3人出てきて若々しいかんじで舞い、
そのあと尉(じょう)と姥(うば)、おじいさんとおばあさんですね、能っぽく表現すると「尉と姥」になります、それが出てきてゆったり舞います。このふたりは鶴の精でもあるようです。
音楽は、箏曲、お琴と長唄というなんじの初春らしい演目です。
松竹梅に尉と姥に鶴とくればば、お正月の床の間の飾りですよ。
そういう、内容どうこうではなく、格調の高さとおめでたさ重視の踊りです。
あまり激しい動きもないので、「きれいだなあ」というかんじで動くお正月飾用オブジェのような舞台の雰囲気を楽しんでください。
さて、以下演目と関係ない話ですよ。↓
初春歌舞伎、タイトルに「千歳」と「万歳」が付く所作(踊りね)演目がよく出ます。
このふたつは言葉は似ていますがまったく違うものですので、その解説、なんとなく。
「千歳」は能由来です。
歌舞伎だと「三番叟」という演目がありますが、あれの原型が、能の「式三番」というものです。
「式三番」は五番立て(フルオプション興業)で能をやるとき、いちばん始めに出す儀式的な演目です。
お祝いやお清めの意味もあります。
詳しくは
http://hirose-gawa.web.infoseek.co.jp/work/oedo/x59.html このへん。
で、「千歳」は、もともとこの「三番叟」で二番目に踊る若いヒトのことをいいます。
チナミに最初に出るのは「翁」、老人で、トリが「三番叟」成年です。
だから、こういう「千歳」が付く踊りは「ああ、能由来か、能テイストか、三番叟のバリエーションか、どっちかだな」と思えばいいわけです。
「万歳」は、うって変わってストリートパフォーマンスな雰囲気です。ていうかまんま「漫才」の原型です。
お正月になると大和→上方、三河→江戸にやってきて、
オモロイしゃべりをして楽しませてくれたかたがたです。
小屋がけでの芸能じゃなく、いわるゆ「門付け」芸なので、あまり上等なものではありません。
そのぶん、季節感や人生の機微みたいなのを表現するには向いた素材なのです。
「漫才」ですから二人います。
「ツッコミ」役は「太夫」さんです。このかたが三河から来ました。
「ボケ」役は「才蔵」さんです。この二人はいつもコンビなのではなく、年の瀬に上京してきた「太夫」さんが、日本橋(才蔵市と呼ばれたものがあった)に集まっている「才蔵」さん(埼玉あたりのヒトが多い)から、てきとうなのを選んでコンビを組むのです。
そして、松の内が過ぎた頃、コンビを解消してそれぞれの国に帰ります。
このお別れの様子を描いた踊りもあります。
という」わけで「万歳」とタイトルにあった場合、
狂言の衣装をちょっとくずしたようなナリで腰に太鼓を付けて、
たぶん袋(もらったお米やお金を入れる)をもった二人が、コミカルに踊る
楽しい、おめでたい踊りだな、と思えば間違いないと思います。
千歳、万歳、似てますが、そういうわけで由来も内容もずいぶん違うのです。
てまあ、演目とは直接関係ないですが、なんとなくー。
=索引に戻る=
所作(踊りね)です。
タイトルに「千歳」が付くということでちょっと見能由来っぽいですが、じつは比較的新しい作品です。
とくに大きいストーリーに流れはなく、まず松竹梅にをイメージした若者が3人出てきて若々しいかんじで舞い、
そのあと尉(じょう)と姥(うば)、おじいさんとおばあさんですね、能っぽく表現すると「尉と姥」になります、それが出てきてゆったり舞います。このふたりは鶴の精でもあるようです。
音楽は、箏曲、お琴と長唄というなんじの初春らしい演目です。
松竹梅に尉と姥に鶴とくればば、お正月の床の間の飾りですよ。
そういう、内容どうこうではなく、格調の高さとおめでたさ重視の踊りです。
あまり激しい動きもないので、「きれいだなあ」というかんじで動くお正月飾用オブジェのような舞台の雰囲気を楽しんでください。
さて、以下演目と関係ない話ですよ。↓
初春歌舞伎、タイトルに「千歳」と「万歳」が付く所作(踊りね)演目がよく出ます。
このふたつは言葉は似ていますがまったく違うものですので、その解説、なんとなく。
「千歳」は能由来です。
歌舞伎だと「三番叟」という演目がありますが、あれの原型が、能の「式三番」というものです。
「式三番」は五番立て(フルオプション興業)で能をやるとき、いちばん始めに出す儀式的な演目です。
お祝いやお清めの意味もあります。
詳しくは
http://hirose-gawa.web.infoseek.co.jp/work/oedo/x59.html このへん。
で、「千歳」は、もともとこの「三番叟」で二番目に踊る若いヒトのことをいいます。
チナミに最初に出るのは「翁」、老人で、トリが「三番叟」成年です。
だから、こういう「千歳」が付く踊りは「ああ、能由来か、能テイストか、三番叟のバリエーションか、どっちかだな」と思えばいいわけです。
「万歳」は、うって変わってストリートパフォーマンスな雰囲気です。ていうかまんま「漫才」の原型です。
お正月になると大和→上方、三河→江戸にやってきて、
オモロイしゃべりをして楽しませてくれたかたがたです。
小屋がけでの芸能じゃなく、いわるゆ「門付け」芸なので、あまり上等なものではありません。
そのぶん、季節感や人生の機微みたいなのを表現するには向いた素材なのです。
「漫才」ですから二人います。
「ツッコミ」役は「太夫」さんです。このかたが三河から来ました。
「ボケ」役は「才蔵」さんです。この二人はいつもコンビなのではなく、年の瀬に上京してきた「太夫」さんが、日本橋(才蔵市と呼ばれたものがあった)に集まっている「才蔵」さん(埼玉あたりのヒトが多い)から、てきとうなのを選んでコンビを組むのです。
そして、松の内が過ぎた頃、コンビを解消してそれぞれの国に帰ります。
このお別れの様子を描いた踊りもあります。
という」わけで「万歳」とタイトルにあった場合、
狂言の衣装をちょっとくずしたようなナリで腰に太鼓を付けて、
たぶん袋(もらったお米やお金を入れる)をもった二人が、コミカルに踊る
楽しい、おめでたい踊りだな、と思えば間違いないと思います。
千歳、万歳、似てますが、そういうわけで由来も内容もずいぶん違うのです。
てまあ、演目とは直接関係ないですが、なんとなくー。
=索引に戻る=










