あぁ、昨日よりも気温が10度下がったそうだ。
・・・、涼しい~~。
なことはないけれど、なんとなく過ごしやすい日になった。
16日からの3日間、下北沢の本多劇場で志の輔さんが「牡丹灯籠」を口演する。
昨年の下北沢も観ているので、是非もう一度観てみたい。
で、
ひさしぶりの志の輔落語を聞きに下北沢に行きました。
会場ロビーはお祭り仕様になっていた。
冷たいラムネを売っていて、風鈴もたくさん飾られていた(これも売り物)。
いっそのこと、焼き鳥とかビールとか
縁日を追求しちゃえばいいのにと思ったり・・・
。
幕が開くと、縁台がおいてあって浴衣姿の志の輔さんが登場
。
まくらのあと、昨年と同様に関係図をつくりながら、露と新三郎が出会う前までのあらすじを語る。
この関係図が後で完成されて出てくるんだよね・・・と思いつつ・・・、毎夜の熱帯夜にやられていた自分は迂闊にも居眠りをしてしまっていた・・・
ごめんなさい。
でも、仲入り後はいよいよ落語に入る、ってわけで、気合を入れて後半戦に突入した
。
お幇間医者・山本志丈が後半戦の口火を切る。
露と新三郎の出会い。
この出会いが、今生での最初で最後になってしまうっていうのがなんとも皮肉。
その後は、霊魂
となって迷ってくるだけなんだものね
。
幽霊
が、カランコロンカランコロンって足音を立てながら登場するってことがそもそも画期的であり、恐怖感を助長させる、っていう解説を前半戦で聞いていたけれど、そもそも一回しか会っていない相手に恋焦がれて霊魂
となってでも会いに来るっていう情念が、怖い。
結局は、欲だけではない「情」の噺なのかな、「牡丹灯籠」って
。
今で言えば、「昼の愛の劇場」
フジテレビの13:30くらいからやってるドラマみたいなもんでしょう?
毎日毎日、昨日の続きはどうなった??って、寄席に足を運んで聞いたのが円朝自身が口演した時の「牡丹灯籠」でしょ?
昔から、どろどろにもつれた人間ドラマが好きなのね。
でも、人の記憶って曖昧・・・、
しかも記憶をつくってしまうんだなぁ・・・
。
去年聞いて憶えていた筋とちょっと違っていた・・・。
もしかしたら、その後聞いた「牡丹灯籠・お札はがし」なんかと交じり合って記憶を作り上げていたのかもしれない。
微妙に思い違いをしているところがあるようです。
やっぱり、原作を読むかな・・・
?
行くことはできなかったけれども、今年は、喬太郎さんも2日にかけて「牡丹灯籠」を口演している。
この大河落語をいろいろな人で聞いてみるのも面白いと、思います。
ま、
これは来年夏の宿題としておきます。