Eisen und Erde

鉄道、山歩き、植物観察などを楽しんでいます。

驚きの明治工藝

2016-11-05 23:39:17 | 日記
 かなりの前の話になってしまい恐縮ですが、10月28日は朝から雨模様で陰鬱な気分でしたが、東京芸大の美術館でやっていた展覧会「驚きの明治工藝」を見に行きました。

 姫路に住む高校時代の友人から奨められていたのですが、残り2日というところでやっと行くことになりました。
ポスターを見た程度の知識で会場に入ると、いきなり金属製の龍が宙に浮かんでいました。みな携帯でカシャカシャと写真を撮っています。どうも一部のものを除いて撮影可という珍しい展覧会でした。

 宙を飛ぶ龍は宗義作の「自在龍」で、最初のコーナーは自在置物という自由に動かせる金属製の工芸品が集められていました。自在蛇は人が動かしてあたかも自ら動いているかのような動画が流され、蛇、龍、鯱、鷹、伊勢海老から昆虫など、精巧な細工物が並んでいました。

 これに続き木彫、角彫、漆工芸、陶芸。七宝、象牙彫刻、天鵞絨友禅などの技巧を凝らした写実的な工芸品が並びます。台北の故宮博物院にもひけをとらない作品ばかりです。

 明治の工芸、と称していますが、江戸後期から昭和初期までの作品で、展示点数は130余、タイトルにたがわず「驚き」の作品ばかりですが、驚くのはすべて台湾の宋培安さん個人の所蔵品であることです。日本では初めて展示になるそうです。伊藤若冲作品の多くが米国で所蔵されているように日本人がその価値を見いだせなかったのか、という気持ちになります。

 展示を見た後、友人にメールすると、京都の陶芸家・初代宮川香山の展覧会を見て、今回の展示を知り、東京にいる長男に頼んで図録を取り寄せたそうとのことでした。その香山作品は5点、いずれも優しい感じの作品でした。

 展覧会は10月30日で終わりましたが、京都の細見美術館で11月12日から12月25日まで、川越市立美術館で来年4月22日から6月11日まで開かれるのでもう一度見に行こうかと思っています。
 この日は金曜日なので西洋美術館は20時まで開館、公園では世界遺産登録イベントの準備が進められ、イルミネーションも輝いていました。
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