斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

521系ワンマン運転列車

2015年03月28日 23時17分25秒 | 鉄道
 2014年10月18日より北陸本線金沢~富山間において、データイムの一部列車で
 ワンマン運転
 を開始しました。ワンマン運転について、先日の記事で少し紹介していますが、今回は更に深くレポートします。


 ワンマン運転は金沢~富山間5往復と高岡~富山間3往復に対して行われており、全て
 521系
 が充当されています。521系は元々ワンマン運転対応で落成しており、いよいよ使用する機会が出てきたという形になります。金沢~富山間では2012年3月より一部の列車が521系化されてから、データイムを中心に充当列車が増えていました。



 ワンマン運転の列車の種別表示は普通の上にワンマン表示が付くというJR西日本の標準スタイルとなっています。更に助手側にはワンマン表示が付いており、ワンマン運転時はこれをセットして運転しています。写真は富山行きのものです。



 こちらは金沢行きです。



 521系では運転台後部に運賃表示器と運賃箱が装備されており、ワンマン運転時には運賃箱を引き出し、ドアを開けた状態で行われます。そして、助手側には運賃の三角表が掲示されています。ワンマン運転区間は金沢~富山間なので、運賃表示も金沢~富山間のみです。


 ワンマン運転列車は駅にある時刻表にも表示されており、当該列車にはワンマンカーの表記が付いています。更に2両編成の表記もあり、ワンマン運転列車は全て2両編成であることが分かります。時刻表からしてワンマン運転列車は10時~14時台の全ての列車において行われている事がわかります。


 ワンマン運転の告知です。ワンマン運転を行う列車と乗降方法の説明が書かれています。乗降方法は前の車両の後扉から乗車し、前扉で降りるという一般的な乗降方式となっています。


 運賃表です。北陸本線の米原~富山間と湖西線近江今津~近江塩津間の各駅があらかじめ表示されています。これは521系の運転区間と一致しています(富山以東は除く)。しかし、実際にワンマン運転を行っているのは金沢~富山間のみです。滋賀県の各駅が出ているのを見て少々カルチャーショックを受けました・・・。





 金沢→富山の列車の運賃表示の変化です。運賃表は米原からとなっていますが、運賃表示は金沢からとなっている事がポイントです。尚、金沢~富山間は駅員配置駅もしくは委託駅がほとんどで、車内で運賃収受が必要な駅は倶利伽羅のみです。これなら必要なかったんじゃないかなと思われますが、第3セクターへの移行をにらんだものなのかもしれませんね・・・。



 こちらは富山→金沢の列車の運賃表示の変化です。運賃は富山から表示されています。

 北陸新幹線開業前に取材したものなので、記事が少々古くなっていますが、その点についてはご了承お願いいたします。
 以上です。


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