鹿島バスターミナル

　昨日、鹿島バスターミナルに行ってきた。鹿島バスターミナルはこれまで何回も行っているのだが、なぜかそこに惹かれている。それは・・・、
　「かっての時代の遺構があるような感じがする・・・」
　である。

　で、鹿島バスターミナルはＪＲ鹿島線の鹿島神宮駅からバスで５分、歩いて１０～１５分の所で、鹿島神宮のそばにある。このバスターミナルは東京駅・東京テレポート駅・羽田空港方面の高速バスや銚子・潮来・鉾田・鹿島市内線の一般路線バスが発着しており、しかも関東鉄道の鹿島営業所に隣接しているのでバスが頻繁に行き交う。しかし、やってくるバスは殆どが途中停留所としてやってくるだけで、鹿島バスターミナル終着始発のバスは潮来・鉾田方面だけである。

　そんなごく普通のようなバスターミナルなのにかっての時代の遺構が感じられるのだろうか・・・。それはバスターミナルの建物である。拙者は最近来てばかりだというのにそんな事が感じられるのは、例えばお寺や旧武家屋敷などをじっくり観察すれば同じように気づく。建物そのものは古いのだが、待合室の中に入るとさらに強く感じる。イスが多数あり、きっぷ売り場もあるし、時刻表と路線表が飾られている。さらにその隅にはかって営業していた売店のシャッターが閉じられている。一昔のように感じられる広告が多数残っているし、テレビもある。
　これこそ、今のバスターミナルに無い風景だ
　こんな要素があるからこそ、何度も足を運びたくなる。高速バスは多数あるが、一般路線は鹿島市内線が程々ある以外は本数が少ないので、その合間でも楽しみたい。乗客はバスターミナルが市役所などの中心地から離れているので、数えられるほどしか集まってこない。だから、寂れたような印象が強い。

　拙者が一番お勧めするバスターミナルはこの鹿島バスターミナルである。東京駅から多数運転されている鹿島神宮駅行き高速バスもここを通るので気楽に行くことが出来ますよ。