ONLY ONE DIRECTION HOME 2012→2014

功徳に満ち溢れた社会貢献のブログ

ドラマ ホットドッグ  DVD化を熱望

2011-05-27 23:26:04 | TV
柳葉敏郎の役者としての地位は確立して久しいんだけど私の中では何と言ってもこの人の代名詞は

相京信

に尽きる。
通称’テキ屋の信ちゃん’ね。
1990年放映のドラマ「ホットドッグ」でやった所謂当たり役なんだけど実際の話、柳葉敏郎はテキ屋のイメージをしばらく持たれていたと思う。
その辺の話は渥美清と同じである。
私はリアルタイムでこのドラマを観ていたんだけど本当に面白かった。
1シーズンでドラマは終わったのだが私のような熱心なファンが全国に居たのでその後、続編として「テキ屋の信ちゃん」が作られ1995年まで年1回のペースで放映されていた。
これまた今ではもう知名度抜群のえなりかずきは若干5歳そこらでドラマ・デビューし通称’大仏’であった。
この役名ももはや人々の忘却の彼方にあるだろう。

以下が「ホットドッグ」のキャストだが見事なキャスティングである。

相京信:柳葉敏郎 
高松友子:仙道敦子 
山本辰雄:大沢樹生 
丸山季実子:鈴木京香 
大田原輝:柄本明 
大田原小雪:宇江佐りえ 
藤山木久造:石倉三郎 
藤山好子:岡本麗 
中西(田代)久美子:高橋かおり 
中西武史:伊崎充則 
中西由佳:土井麻祐子 続編第3作より 松本明日香
中西卓:えなりかずき 
高松春子:中尾ミエ 
高松悟郎:室田日出男

あらすじは以下

相京信、職業はテキ屋。下町のせんべい屋に下宿している。短気でケンカっ早いが義理人情に厚く、人にものを頼まれるとイヤとは言えない。そのかわり嫌いなものは絶対嫌いと融通が利かず、暴れたら最後、誰も止めることはできない。ある日、信(柳葉敏郎)は弟分の山本辰雄(大沢樹生)とともに、仕事先である亀戸の縁日へ出かけた。参道にズラリと並んだ屋台の中で、信は金魚すくいの店を出していた。と、男の子が一人、次々と金魚をすくってボールに入れている。たまりかねた信は、その網を取り上げて姑息にも爪で穴を空けて返し、それに気づいた男の子と口論になる。そこへ信の親分・高松悟郎(室田日出男)の紹介だという女子大生の丸山季実子(鈴木京香)が現れる。季実子は日本の伝統芸能についての卒論をまとめるため、テキ屋の取材に来たのだ。嬉々として季実子に説明している信を、テキ屋仲間で悟郎のひとり娘・友子(仙道敦子)はイライラしながら見ていた。

〜〜〜〜

私の高評価に反してこのドラマ「ホットドッグ」はビデオ化は勿論、DVD化もされず20年以上も放置されている。
「うちの子に限って」も然り。
と言う訳でこのドラマの個々の話も私はほとんど忘れて久しいのだが幾つかのエピソードは覚えている。

仙道敦子演じる友子はテキ屋の親分の一人娘で言うならばこのドラマのヒロインである。
或る日、友子は有名企業に勤めるサラリーマンから合コンの誘いを受ける。
女は友子だけである。
この誘いを有難く思って快諾した友子だがなぜか信も連れて行く。
当然、信は行きたくない。
小料理屋のお座敷席で合コンらしきものが始まるのだが当然、自己紹介をする。

相京信と言います。テキ屋やってます・・・

嫌々ながら挨拶をする信。
これにサラリーマン連中が食いつく。
と言うよりかなり小ばかにした態度を取る。
信は嘗て極道の世界におり実際キレやすい。
この時も信の顔はキレそうであった。
これを隣の友子が抑える。
サラリーマン連中は更に図に乗って
「テキ屋だったらバナナの叩き売りをここでやってみせてよ」
と言ってくる。
信は友子の顔を立ててそこでバナナの叩き売りをしようとした・・・
その直後、隣の友子がキレて啖呵を切ったのである。

「あんた達、何て酷いことをさせるのよ!テキ屋、テキ屋って馬鹿にするけど立派な仕事じゃないの?なんで仕事をここでしなきゃいけないのよ?じゃぁあんたたちここで普段やってる仕事やってみせてよ!!」

キレた友子はサラリーマン連中に食ってかかるのだがこれを今度は信がなだめるのである。

私がこのシーンから感じ取ったのは職業に貴賎なし、ではなく「一つの愛情表現」である。
友子がエリート・サラリーマンに魅力を感じて食い付いたのは確かである。
だが目の前に居たのは傲慢不遜で無礼極まりない俗物たちであった。
友子はエリートの虚構に気づいたのである。
確かに自分たちは世間が言う堅気の人間ではない。
ステイタスも高くない。
そんなことは100も承知である。
だが小ばかにされ怒りたい気持ちを抑えて自分の顔を立ててくれる信を見てやりきれなくなったんだろう。
友子と信は別に付き合っていないし恋人同士でもない。
だがなぜ友子は大事な席でキレたのか?

あなたは好きな人が馬鹿にされた時、公衆の面前で本気で怒る事が出来ますか?

1990年と言えばバブル経済の絶頂期であり世のサラリーマン連中は文字通り我が世の春を謳歌していた。
有名企業となるともはやそのバブリーぶりは凄かった。
そんな我が世の春を謳歌していたエリート・サラリーマンをこのドラマは腐したのである。
友子の啖呵以外にも脱サラして小料理屋を営む大田原輝(柄本明)の逸話も然りである。
偶然、前の会社の同僚達が店に現れ驚きこうのたまう。

「昔はでかい仕事をバンバンやっていたあんたがなんでこんなところでショボイことしてんのよ?」

大田は低姿勢で対応したがこのシーンにも当時の世相、拝金主義を風刺していたように思う。
それは同じテキ屋を主人公にした「男はつらいよ」とは少し違っていた。
世の中がいけいけドンドンの時代に
「ちょっと待った!」
そう言えるドラマが結構あったのである。
時の流れは残酷でもはやこの国のサラリーマンに活気や自信を感じることは難しい。
一方、テキ屋はかなり儲かる仕事だから皮肉である。

子供の頃、TVドラマを沢山観ていたのだが私は大人になった今、再び当時のTVドラマを観たくて仕方ない。
この「ホットドッグ」に限らず面白いTVドラマが掃いて捨てるほど放映されていたのである。
今の目で観たらきっと懐かしさを感じるだろう。
だがそれ以上に面白く感じると確信している。

終わり

テキ屋の信ちゃん〜初恋純情編〜 [VHS]
クリエーター情報なし
パック・イン・ビデオ
ジャンル:
きいて!きいて!
キーワード
えなりかずき 室田日出男 バナナの叩き売り クリエーター パック・イン・ビデオ 男はつらいよ バブル経済 高橋かおり 金魚すくい
コメント (5) |  トラックバック (0) |  この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック
« リップス・オン・ユア・カラー ... | トップ | 映画「刑事ニコ 法の死角」  ... »

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アラン)
2011-09-21 21:05:12
俺もこの記事に同感です。
TV録画を… (マーチ)
2012-02-14 15:31:27
遅レスですが私も大好きなドラマの一つです!

中々DVD化しないのでTV録画を自力でDVD化しました

何年か前にcsで再放送したので録画した方多いのでは…

Unknown (テル)
2012-08-21 11:57:22
僕もホットドッグ大好きでした!ものすごく観たいです!DVD化してほしい!
補足させて下さい (はも)
2013-05-13 21:17:02
補足させて下さい。
少し違っていて ともこがさそわれた合コンではなく、女子大生の公子さんが信を誘ったコンパで、ともこはそこに居合わせたので一緒に誘われた感じです。色んな職種の人が集まるコンパで、そこに行くわけですが、その前に信はすぐキレて迷惑をかけるのでおやっさんに切れないことを約束させられていたのです。だからキレられなかった。
でも我慢の限界がきてキレそうになったところをともこが変わりにキレるというエピソードだったと思います。僕もあの頃ビデオに全話録画してそれこそ擦り切れるほどみたので大体のエピソードは覚えてますが、やはり最終回の子供たちと別れる所は何度みても泣いていたのを覚えています。
Unknown (シャルル)
2013-05-14 07:32:27
補足ありがとうございます。
20数年前の記憶を頼りに書いたので正確さに難がありました。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。