ヨダログ

囲碁棋士 依田紀基のブログ

突っぱねることが出来ない責任

2017-06-09 | 日記

前回の投稿でも書いたけど、三浦九段の竜王戦七番勝負辞退の事件について最近友人と話をしていたが、

どうして僕が三浦九段と将棋連盟執行部との和解の写真を見て胸が悪くなるのを感じたのか、その正体を友人と話をしている間にわかった。

まず今回の事件で一番被害を被っているのは、将棋棋士とスポンサーである。あと、心傷ついたファンもいたかもしれない。

今回、なぜ挑戦者差し替えなどという将棋界の歴史に汚点を残す事態となったのか?ということである。これははっきりしている。

三浦九段が出場しなかったからである。僕は今回の事件で一番の責任があるのは三浦九段だと思っている。

三浦九段が出場すればこんな事態にはならなかった。しかし、将棋連盟から事情聴取された時点で、持っているスマホなどを提出して全てをさらけだして突っぱねることをしなかった。

だから、将棋連盟執行部はこの時点で「三浦九段が突っぱねることが出来なかった責任」を明確にするべきだったと思う。

そうすれば三浦九段に慰謝料を払うなどというあべこべな事態にはならなかったはずである。

将棋連盟執行部の失態は人を疑うという非常にリスクの高い事をビデオにも取らずにほとんど丸腰でやっていたということである。

報道を見る限りでは竜王戦七番勝負出場辞退をどちらからどのように言い出したのかこの経緯がはっきりわからない。

はっきりわかっているのは三浦九段が突っぱねずに出場しなかったという事実である。世間は三浦九段が白か黒かと言うだけでこの

「突っぱねず七番勝負に出場しなかった責任」を問うという視点がないというのが不思議でならない。

今回、竜王戦のみならずA級順位戦で、三浦九段の残留を保証したため、次期は11人で行うという。

こんな数々の不細工なことをやっていて、文句も言わずに受け入れる読売さん、朝日さん毎日さんは本当にやさしいと思う。

僕は挑戦者差し替えの報道を見た時、少なくとも挑戦者決定三番勝負の対局料を三浦九段は読売さんに返還するのが筋だと思っていた。

それを将棋連盟が言わないのは武士の情けなのかと思ったくらいだ。僕は別に将棋連盟や三浦九段に特別な感情があるわけではない。三浦九段とは会ったこともない。ただ腑に落ちない。腑に落ちないことを黙っているのは体に悪い。

腑に落ちない最たるものは、三浦九段が突っぱねないのに白を主張していたことである。本当に白なら突っぱねるだろうよ、普通は。と思う。この行動が僕には理解できなかった。思っていることを書いたらすっきりしてきたのでこれくらいにします。

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 危機意識なさすぎじゃないの? | トップ | 中学生は働いてはいけない? »
最近の画像もっと見る

あわせて読む