9月14日は移動日とし、3日間お世話になった、層雲峡公共駐車場と別れを
告げました。去年登ろうとして、駐在所のおまわりさんに熊が危険といって
登山を止められた「ウペペサンケ山」のある糠平湖を過ぎて士幌町に入り、
温泉に浸かったあと 食料を調達して「トムラウシ林道」に向かいました。
「トムラウシ林道」は、関西周辺では ほとんどお目にかからなくなった酷い
凸凹の砂利道が20キロ以上も続く、凄いダートコースでした。
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林道途中にある「望岳台」から見た「トムラウシ山」です。
いよいよ明日登山します。
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林道終点の駐車場は、原生林の真っ只中で 今日は私一人で貸切状態
のようです。夜は不気味かもしれません。
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晩御飯と明日の朝ごはんの私宅をしていると、さっそくキタキツネ君が
挨拶にやってきました。
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明日の登山に備えて、早めに布団に潜り込みました。
明日の登山は一人きりだなあと考えながら眠りました。
夜中に「蝦夷鹿」の大きな甲高い声で何回か目を覚ましましたがそのまま
寝入ってしまいました。
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ところが明け方午前3時頃から、観光バスを先頭にたくさんの自家用車が
やってきて、私の周りで大騒ぎが始まり、たたき起こされました。
後で聞くと、皆さんは8キロほど離れた「トムラウシ温泉国民宿舎東大雪荘」
に泊り、深夜というか 夜明け前にやってきたようです。
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皆さんは4時前後に、真っ暗な中ヘッドランプを点けて出発していきました。
私は朝ごはんを作って食べて、支度して夜が明けた午前5時過ぎに出発しました。
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写真では周りは、真っ暗ですが、実際は明るくなっていて道も良く見えます。
午前5時5分出発しました。みんなは既に出発した後なので、観光バスの
運転手さんが、見送ってくれました。
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赤いラインが、今回歩いたコースです。「トムラウシ短縮登山道登山口から登りました。
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旧道は通行禁止なので、尾根に近い「新道」を歩きますが、紅葉が進んでいます。
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次第に低木地帯に入ってきました。
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コマドリ沢周辺で、団体ツアー客をはじめ、何組かのグループを抜かしました。
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ハイ松地帯に入り、周囲の眺めが一段と良くなりました。
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雲がどんどん取れていきます。とてもきれいなところです。
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「前トム平」を過ぎました。きれいな高原です。
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「トムラウシ公園」に着きました。まさに公園の名にふさわしいきれいな場所です。沼が点在し、小川も流れています。
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公園の周りは紅葉が進んでいます。
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「ウラシマツツジ」の紅葉と苔のミドリがとてもきれいです。
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シマリスが私の周りを付いてきました。人に慣れているようです。
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山頂がいよいよ近くなってきました。大きな雪渓も見えます。
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山頂直下では、「ピー!」と言う声が時々聞こえてきます。
「ナキウサギ」なのでしょうか。
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山頂に到着です。午前9時35分、出発して4時間30分でした。
数人のおじさんもほぼ同時に着きました。
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休憩の後、そのまま直進して山の反対側へ降りると「北沼」がありました。
神秘的できれいな沼でした。沼手前の道を左に行くと「十勝岳」への
縦走コースで、その道を歩きました。
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十勝岳への縦走コースを行きます。ここらあたりも「ピー」というナキウサギの声が聞こえてきます。
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暫く歩くと、登ってきた登山道と合流して、分岐点の標識があります。
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トムラウシ山頂を一周して、下山すると、途中で追い抜いた団体ツアー客の人が登ってきました。
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このツアー客をガイドしているツアーガイドの女性と顔を合わせてびっくり。
いつも自宅近くの「岩湧山」の縦走路「ダイヤモンドトレイル通称ダイトレ」で
トレーニングのトレイルランをしている「関西ツーリスト、ツアーガイド」の知り合いの女性でした。
お互いにびっくり。大阪から遠く離れて北海道の山の中でばったり会うなんて。
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下山してすぐに「くったり温泉レイクイン」で汗を流し、食事とコインランドリーを求めて 帯広市に向かいました。
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