北国へ 2010年

2010年に北海道の山旅をしたときの写真です。
写真は人懐こいトムラウシ山のエゾシマリス。

1. 北へ 2010年 北海道東北への山旅

2010-10-03 18:53:00 | 北海道の旅

今年の8月の北海道は、テレビニュースによると ほとんど毎日のように雨が

降っていて、あちこちの山で遭難した人が居たり、旭岳温泉で豪雨のため

人が亡くなられたり、宿泊客が孤立したりと 大変でした。

雨が落ち着いた9月に入り、北の国への山旅に出発しました。

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今回の北海道、東北の旅は車中泊しながらの旅です。

今年6月の九州車中泊登山旅でいろいろ問題点があったので、その改良を

しました。フラットな就寝スペースのクッションを改良し、食料や自炊道具、

衣類、登山用品の収納スペースなどを増大確保し、カメラ、パソコン、道の駅

案内書、道路地図などを積み込み 出発しました。

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Photo

9月9日深夜の舞鶴港、新日本海フェリーターミナルです。

去年の夏と違い、船内はガラガラでした。

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Photo_2

明くる9月10日の午後に、同じ新日本海フェリー小樽発舞鶴行きの便と

すれ違います。去年8月は各大部屋の2船室には客が満員の20人が

ひしめいて寝ましたが、今回はたった二人きり。同室の青年に話しかけると

英語で返事がありびっくり。彼はニューヨークに住む、スペイン人とフィリピン

のハーフだそうで、休暇で日本旅行中とのこと。

地図を持ってきて、北海道や日本のことを聞いてくるので、たどたどしい

英語で説明していると、時間があっという間に過ぎ、退屈しませんでした。

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お風呂の窓から外を見ていると、次第に日が暮れていきます。

長万部沖を通過中に友人に送りました。

夕焼けの 北の台地や 波の上

湯船から 望む島影 暮れなずむ

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友人からすかさず帰ってきました。

海走る 島影映す 星の波

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9月10日 午後9時45分小樽着。

船内で夕食と入浴を済ませたので、そのまま高速へ。

24時間営業のコンビニ併設の「野幌PA」にて泊る。

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2.黒岳から旭岳へ縦走

2010-10-03 15:08:39 | 北海道の旅

この時期の黒岳ペアリフトの始発時間は6時半、最終は5時半です。

この間の11時間に黒岳から北海岳を回り旭岳まで行き、北鎮岳、桂月岳を踏

んでリフト山頂駅まで帰るのは、コースタイムを単純計算すると680分つまり

休憩なしで約11時間です。ぎりぎりなので、どうすべきか悩みながら歩き出し

ました。

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今回歩いたコースがピンクのラインです。

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リフト駅から歩き出すと、出発した層雲峡はまだ雲の中です。

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黒岳から石室へ向かいます。石室の建物が小さく見えています。

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石室からは道を左に取り、お鉢の底へ下りていきます。

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紅葉のじゅうたんの上に、無数のチングルマが風に吹かれて揺れ、思わず

立ち止まる美しさでした。

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お鉢の底と、目線が近くなります。

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渓流を二度、渡渉しました。オショロコマが住んでいそうな清流です。

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道の脇には、大きな雪渓が口をあけ、たくさんの雪解け水が流れ出ています。

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北海岳山頂から、お鉢の反対側の北鎮岳と凌雲岳が見えます。

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お鉢を右に見ながら、旭岳を目指します。

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1224

遠くにトムラウシが見えてきました。数日後にはあの頂に立っていると思うと

わくわくします。

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縦走路からやっと旭岳が見えてきました。前を行くのは、リフト駅からずっと

一緒に歩いてきたドイツ人青年です。

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間宮岳から旭岳へ下り坂を下りていきます。

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逆に旭岳から、登ってくる人もいます。この少年少女は「帯広農業高校の

登山部」の仲間で、石室でキャンプすると言っていました。

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裏旭のキャンプサイト近くまで下りてきました。このお二人もキャンプサイトへ

行くそうです。

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一緒に歩いたドイツ青年と時間を計算しながら、相談しましたが、残りの

コースタイムを計算すると私の足では、5時半のリフト最終時間がぎりぎり

なので(余裕時間は30分ありましたが、お昼の休憩で使うとしてぎりぎり

でした) 私はここで引き返し、ドイツ青年はそのまま旭岳へ往復すること

にして、ここで別れました

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間宮岳から見る、北鎮岳、凌雲岳、黒岳です(左から)。

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北鎮岳の登りにかかりました。

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北鎮岳の斜面には紅葉した葉っぱがはりついています。

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北鎮岳に登った後、縦走を続け、凌雲岳を過ぎました。この山に登りたい

のですが、トレースも見当たらず、次回に残しておくことにしました。

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午後になるとお鉢の周りで、あちこちで雲が突然湧いて来ました。

どういうメカニズムなのか、目の前に突然雲が現れるので不思議です。

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石室からは、桂月岳に登りました。今日は日曜日なので石室はたくさんの人であふれています。

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このあと、石室の管理人のおじさんとしゃべっていて、明日白雲岳に行くと

言うと、最近白雲湖や周辺で、頻繁にヒグマが目撃されているので

十分注意するように言われました。

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桂月岳山頂から、黒岳を見たところです。台形の変な形です。

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7

下山中に見た黒岳中腹の紅葉です。例年より10日ほど遅れていると

石室の管理人さんが言っていました。

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結局リフト駅には3時20分過ぎに着きました。あのままドイツ青年と一緒に

旭岳まで往復しても、十分間に合ったと思います。旭岳往復は

次回の楽しみに取って置きます。

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この層雲峡商店街の左の「黒岳の湯」に

入って疲れを取って、出てきたら温泉の前のベンチに座り、あのドイツ青年が

疲れた顔で、ビールを飲んでいました。

彼も北鎮岳、桂月岳を回り、5時にリフト駅に着いたそうです。

仕事のこと、休暇のことをいろいろとしゃべり、別れましたが、後で気がついた

のですが メールアドレスを渡せばよかったと、後悔しています。

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3. 銀泉台から白雲岳縦走 9月13日

2010-10-03 14:20:09 | 北海道の旅

銀泉台への林道は、普段は通行自由ですが、紅葉シーズンはマイカーの

通行は禁止されています。

大雪湖レイクサイト駐車場から シャトルバスが20分で、運行されて

います。(バス料金は500円、駐車料金は一応200円の協力金ですが、自由)

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1

ピンクのラインが歩いたコースで、銀泉台から赤岳経由して白雲岳

そして緑岳へ途中まで行き引き返しました。

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駐車場の大雪湖レイクサイトです。白樺の森の中に椅子とテーブルが

置いてあり、とてもきれいで気に入りました。下山した後椅子に座り

周りを眺めていると、寝てしまいました。

※この森の中に、ヒグマの親子が生活していて、夜にはここを散歩するので

ここで車中泊は大変危険ですと、案内の方がおっしゃっていました。

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銀泉台です。バスはここまで。赤岳への登山口です。

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しばらく登るとすぐに紅葉の景色が現れました。

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赤岳の紅葉です。

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これも赤岳の紅葉です。

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登りながら、次々に紅葉の景色が現れます。

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グリーンとのコントラストがきれいです。

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雪渓もまだ残っていました。

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紅葉の絨毯のようです。

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赤岳山頂からは、お鉢の淵がみえました。

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続いて白雲岳への縦走です。月面のような景色ですねえ。(行ったことはありませんが)

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途中いくつかピークをすぎました。

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標識の修理をしている人も居ました。

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白雲岳の紅葉です。

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これも白雲岳の紅葉で、いろんな色がちりばめられていました。

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白雲岳山頂(2229m)です。この山頂でシャッターを押してあげた青年は

指を3本差し出すのでわけを聞くと「旭岳、北鎮岳に続いて北海道で3番目

に高い山」だそうです。

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白雲岳から見た旭岳です。

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トムラウシ山も近くに見えました。

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赤岳のほうへ一旦引き返し、今度は緑岳へ向かいます。

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道の脇には谷が見えています。

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ほとんど平地なので、どんどん歩けます。前から人が来ましたが、実際は

かなり距離があります。

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小泉岳から緑岳への途中で休憩している人です。私もここで休憩して

引き返しました。

※時間も早く、コースもフラットなのでもう少し行こうと思いましたが、昨日

お話した黒岳石室の管理人さんが「緑岳手前の白雲岳避難小屋周辺の道で

最近ヒグマが頻繁に現れているので、白雲岳、緑岳へ行くのなら十分注意

するように」と言って下さいましたので、最初から適当なところで引き返す

つもりでした。谷から谷へ餌場の移動時に尾根道を横切るのでしょう。

奈良県の世界遺産大峯奥駈道でも、月の輪熊がよく横切ります。

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下山道から、赤岳を振り返ると 紅葉の中に赤岳がそびえていました。

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4. トムラウシ 9月15日 

2010-10-02 18:42:36 | 北海道の旅

9月14日は移動日とし、3日間お世話になった、層雲峡公共駐車場と別れを

告げました。去年登ろうとして、駐在所のおまわりさんに熊が危険といって

登山を止められた「ウペペサンケ山」のある糠平湖を過ぎて士幌町に入り、

温泉に浸かったあと 食料を調達して「トムラウシ林道」に向かいました。

「トムラウシ林道」は、関西周辺では ほとんどお目にかからなくなった酷い

凸凹の砂利道が20キロ以上も続く、凄いダートコースでした。

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林道途中にある「望岳台」から見た「トムラウシ山」です。

いよいよ明日登山します。

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林道終点の駐車場は、原生林の真っ只中で 今日は私一人で貸切状態

のようです。夜は不気味かもしれません。

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晩御飯と明日の朝ごはんの私宅をしていると、さっそくキタキツネ君が

挨拶にやってきました。

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明日の登山に備えて、早めに布団に潜り込みました。

明日の登山は一人きりだなあと考えながら眠りました。

夜中に「蝦夷鹿」の大きな甲高い声で何回か目を覚ましましたがそのまま

寝入ってしまいました。

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ところが明け方午前3時頃から、観光バスを先頭にたくさんの自家用車が

やってきて、私の周りで大騒ぎが始まり、たたき起こされました。

後で聞くと、皆さんは8キロほど離れた「トムラウシ温泉国民宿舎東大雪荘」

に泊り、深夜というか 夜明け前にやってきたようです。

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皆さんは4時前後に、真っ暗な中ヘッドランプを点けて出発していきました。

私は朝ごはんを作って食べて、支度して夜が明けた午前5時過ぎに出発しました。

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写真では周りは、真っ暗ですが、実際は明るくなっていて道も良く見えます。

午前5時5分出発しました。みんなは既に出発した後なので、観光バスの

運転手さんが、見送ってくれました。

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赤いラインが、今回歩いたコースです。「トムラウシ短縮登山道登山口から登りました。

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旧道は通行禁止なので、尾根に近い「新道」を歩きますが、紅葉が進んでいます。

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次第に低木地帯に入ってきました。

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コマドリ沢周辺で、団体ツアー客をはじめ、何組かのグループを抜かしました。

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ハイ松地帯に入り、周囲の眺めが一段と良くなりました。

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雲がどんどん取れていきます。とてもきれいなところです。

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「前トム平」を過ぎました。きれいな高原です。

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「トムラウシ公園」に着きました。まさに公園の名にふさわしいきれいな場所です。沼が点在し、小川も流れています。

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公園の周りは紅葉が進んでいます。

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「ウラシマツツジ」の紅葉と苔のミドリがとてもきれいです。

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シマリスが私の周りを付いてきました。人に慣れているようです。

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山頂がいよいよ近くなってきました。大きな雪渓も見えます。

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山頂直下では、「ピー!」と言う声が時々聞こえてきます。

「ナキウサギ」なのでしょうか。

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山頂に到着です。午前9時35分、出発して4時間30分でした。

数人のおじさんもほぼ同時に着きました。

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休憩の後、そのまま直進して山の反対側へ降りると「北沼」がありました。

神秘的できれいな沼でした。沼手前の道を左に行くと「十勝岳」への

縦走コースで、その道を歩きました。

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十勝岳への縦走コースを行きます。ここらあたりも「ピー」というナキウサギの声が聞こえてきます。

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暫く歩くと、登ってきた登山道と合流して、分岐点の標識があります。

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トムラウシ山頂を一周して、下山すると、途中で追い抜いた団体ツアー客の人が登ってきました。

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このツアー客をガイドしているツアーガイドの女性と顔を合わせてびっくり。

いつも自宅近くの「岩湧山」の縦走路「ダイヤモンドトレイル通称ダイトレ」で

トレーニングのトレイルランをしている「関西ツーリスト、ツアーガイド」の知り合いの女性でした。

お互いにびっくり。大阪から遠く離れて北海道の山の中でばったり会うなんて。

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下山してすぐに「くったり温泉レイクイン」で汗を流し、食事とコインランドリーを求めて 帯広市に向かいました。

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5. 雌阿寒岳 9月16日

2010-09-30 22:47:30 | 北海道の旅

毬藻で有名な阿寒湖のまわりに、雌阿寒岳と雄阿寒岳があります。

雌阿寒岳はマチネシリ(女山)と呼ばれ、雄阿寒岳はピンネシリ(男山)と

アイヌ語で呼ばれるそうです。

今回は、活火山の雌阿寒岳(1499m)にオンネトウ(沼の名前)から登りました。

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オンネトウ野外キャンプ場に登山口はありました。見つからなくてずいぶん探し回りました。

白樺と赤蝦夷松の森を抜けてゆきます。

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登り始めるとすぐに、樹林帯は終わり、禿山になりました。

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麓は晴れていましたが、山の上は雲に覆われて何も見えません。

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山頂に着きましたが、じっと座り雲が晴れるのを待つ人たちがいます。

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山頂は風がとても強く、私も岩陰に座り込んで雲が晴れるのを待ちました。

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突然雲が晴れて北の方角に阿寒湖が見えました。

活火山なので、白い噴煙も上がっています。

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阿寒湖からの尾根伝いの登山道もはっきり見えます。

ちょうど登ってきた人に聞くと、阿寒湖から3時間との事でした。次回は私も

登ってみようと思います。

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火口の底に「赤沼」が見えました。周りの人から「ウワー」と言う声が上がりました。

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火口底の一段高い場所の「青沼」と向うは「阿寒富士」です。

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進入禁止の火口にマスクとヘルメットをつけて下り、なにやら調査する人が

いました。危険な仕事ですねえ。

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下山する頃になると、雲はすっかり取れました。煙のようなものは噴煙で

硫黄の臭いがとても強烈です。

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下山道の途中で「阿寒富士」への分岐がありました。ジグザグの登山道が

見えます。木が一本も無く、砂礫の山のようで一旦スリップすると麓まで

滑り落ちそうな強烈な印象です。今回は寄り道せずまっすぐに下りました。

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登山口のオンネトウ(沼の名前)が見えてきました。

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活火山の雌阿寒岳は、かなり眺めの良い山でした。

帰宅して部屋のカレンダーを見るとなんと雌阿寒岳の「赤沼」「青沼」が写っていてびっくりしました。

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ANAカレンダー9月のページです。雲の無い時に上空からはこんな風に

みえるのかと感心しました。

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