季節の風景

各地の季節の風景や行事を写真に撮りブログにしていこうと思います。

奈良東大寺のお水取りと若狭のお水送り 2010年3月3日

2010-03-05 22:56:18 | 早春の風景

修二会とは、インドの正月にあたる、旧暦二月に行う仏陀への法要と言われ

長谷寺や薬師寺などで行われています。中でも奈良東大寺二月堂の修二会

「お水取り」とか「お松明」と呼ばれ 全国的に有名です。

一方それに先立ち 若狭の国小浜の神宮寺における、修二会は奈良東大寺

の若狭井へお水を送る儀式として、たくさんの地元の人や、観光客が見守る

中、毎年3月2日の夜に執り行われます。

その送られたお水「お香水」は 10日かけて大和の国東大寺の「若狭井」

へ届くと言われています。その「若狭井」から3月12日夜に、お香水を汲み上

げて本尊へお供えする行事が「お水取り」と呼ばれています。

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若狭神宮寺で行われる「お水送り」です。大護摩法要の後、

遠敷川(おにゅうがわ)の鵜の瀬に「お香水」が白装束の僧侶により、

流され、修験者のほら貝に送られて流れていきます。

※1982年のお水送りの写真です。あまり鮮明ではないのでご勘弁を。

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修二会の行に参加する練行衆の足元を照らすために3月1日から14日

まで毎夜焚かれるのが、「お松明」です。

日が暮れて、松明に点火される直前の二月堂です。

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完全防備の消防士が、ホースを持って配置に付きました。いよいよ「お松明」

の始まりです。

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まず一本目の松明に、火が燈されました。周りからは、歓声が上がります。

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松明の柄の部分を手すりに乗せ、くるくる回しながら進むと、火の粉が

飛び散りさらに歓声が上がります。

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この火の粉を浴びると、その年は無病息災だそうですが、火の粉を浴びるのはとても、危険です。

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手すりの上で クルクル回しながら進んだ松明は、右手の方で松明を高く

突き出します。火の粉はさらに飛び散ります。

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突き出された松明は、燃えている部分がボトリと、燃えたまま落下するものも

あり、落ちた松明燃焼部分が四方に飛び散り、さらに危険です。

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火の付いた松明は、次々に運び上げられては、くるくる回されます。

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お松明は10本で、時間にして20分ほどで終わります。

3月12日のお水取りの日は、大松明が11本燃やされます。

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「お松明」が終わると、観光客は一斉に帰路に着き、あっという間に

境内は、静寂になりますが、ここから僧侶による法要が深夜まで

続けられます。

大仏殿のシルエットが、夜空にうっすらと浮かんでいます。

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