ダイヤモンドトレイル、紀泉山脈を歩く

大阪。奈良、和歌山県境のハイキング尾根道のダイヤモンドトレイルや紀泉アルプスを歩いた記録です。

樹氷の金剛山へ行き 下山に道間違えて氷瀑のモミジ谷へ下りた 2016年1月24日 その3

2016-01-25 10:42:48 | ダイヤモンドトレイル紀泉山脈を歩く
樹氷の金剛山 その3
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この葛木神社は 八重波津身の皇子たちにより 建てられたものだ。

紀元前三世紀末に石見の五十猛海岸に上陸した 秦国人徐福やその部下穂日たちにより 幽閉殺害された
出雲王家第八代少彦(副王)八重波津身の皇子である 味鋤高彦たちが出雲から大和の葛木地方へ移住した。

そして この地に父親の事代主を祀る神社、高鴨神社、御歳神社そして葛木神社を建てたのである。
この神社本殿は 完全に大社造になっていて千木も出雲式の縦削ぎである。
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本殿右手が 葛木岳山頂で 標高1125mは あの地点なのだ。
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ここまでは入れるが、その奥は神域である。この地点は手元のGPSによると1110メートルあった。
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この付近からはすぐ北隣の「大和葛城山 」が見下ろせる。
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良く見ると大和葛城山 の向こうに白く輝く山が見える。伊吹山だ。今日は空気が澄んでいる。
ここから伊吹山までは直線距離70キロ程だ。
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このあたりはブナの森が残っている。青空にブナの木の樹氷が綺麗だ。
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葛木神社から裏道を通り、太尾道へ向う。これが 道間違いの元だった。

途中で大騒ぎをしている団体が居る。良く見ると 野生の鳥を餌付けしているところだ。
「ほらほら こっちにおいで」とわめいている。

「野生生物に餌をやるのは 決してしないでください」と日本中どこでも書いてあるがこういう
自己中心で ワケの分からん人も多い。
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このあたりの樹氷の道はいつもの道で 安心して歩いていた。
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ところが暫く進むうちに 見覚えの無いロープがフィックスしてある急斜面に出た。
道間違いに気が付いたが 丁度若いご夫婦が登ってこられたので道を尋ねると
なんとこの道は「モミジ谷」というのだそうだ。初めての道だ。

そしてこの道は氷瀑が有名で 沢山の人が登ってくるそうだ。
奥様がスマホの氷瀑の写真を見せてくださった。トタンに私も写真を撮りたくなったので
引き返すのは止めて この道をそのまま降りることにした。
かなりの急勾配なうえに 踏み固められてツルツルなので ここで簡易アイゼンを装着。
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ロープ伝いの急降下は続く。この道は結局ダイトレの「カヤンボ休憩小屋」付近に出るそうだ。
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幸い沢山の人の踏み跡があり、迷う事は無い。
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次々に人が登ってくる。人気のコースらしい。
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右手の斜面に何か動くので 見ると野生のウサギが斜面を駆け上っているところだったが 
残念ながら写真には写っていなかった。
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この先の落ち込んだあたりで大きな水音が聞こえてくる。
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慎重に降りると 素晴らしい氷瀑だ。
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近寄ると 二段の素晴らしい氷瀑だ。沢山の人が見に来るわけだ。
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もう少し谷を下ると やや小さな氷瀑が現れた。
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さらに下ると もう少し小さな氷瀑が。
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降りるにつれて次第に氷は小さくなる。
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堰堤や焚きを10個以上降りると 氷は完全に無くなった。
標高が下がるので気温も上がるのだろう。
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谷を暫く降りると林道に出た。出口には 目立たない小さな標識が立っていた。
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これがいつもの林道で 左は太尾道へ行き、右がダイトレカヤンボ休憩所だ。
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カヤンボ休憩所前の橋に出た。
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「金剛の水休憩所」で 皆さんアイゼンを外しているので私もここで外した。
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ダイトレをドンドン降りる。正面は大和葛城山 だ。
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水越峠付近から 大阪湾が今日は良く見える。いつも霞んでいるのに。
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ダイトレ水越峠からは旧国道309号線を歩いて駐車場へ。

峠付近に20台以上の車が路駐しているので良く見て歩くとそのほとんどの車はスノータイヤではなく、ノーマルタイヤだ。

なんという無謀な事をするものだ。この峠道は良く雪が降り、そのたびに車がスリップして
道を塞ぎ 大騒ぎになるのに。風雪警報が出ている日にノーマルタイヤで この峠にやってきて
山歩きをしている。歩いているうちに 雪が降って積もったら どうするつもりだろうか。

こんな車が沢山並んでいるので 雪が降らないうちに早く帰ろう。私一人がスノータイヤを履いた
車に乗っていても どうしようもないのです。

2年前はこの道で雪でスリップした車が道を塞ぎ大阪側へ降りれなくて 奈良側の御所市を回って帰宅した事もある。
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国道脇の遊歩道を歩く。スリップした車にはねられるのは痛いからイヤだ。
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やれやれ無事に駐車場へ帰着した。
さあ着替えずに 雪が降り出す前に早く峠道ゃ山道を脱出しよう。
自宅へ向う 富田林市や千早赤阪村、河内長野市内の山道も随所で凍っていたから。
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実際に歩いた記録です。
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標高差は660メートル、歩行距離は9.4キロでした。
10時40分スタートして 15時40分帰着。5時間のうち30分ほどは山頂のうどん屋さんで食事したから
4時間半の歩行でした。
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ホームへはここから戻れます。
http://yochanh.sakura.ne.jp/

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