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「やきものって何ダ?」@茨城県陶芸美術館

2015年01月22日 20時42分17秒 | 美術館
「やきものって何ダ?」@茨城県陶芸美術館
1月2日~3月8日



日本には数多くのやきものの産地があり、土地ごとに特徴のあるやきものが作られている。食のための器ばかりでなく、茶の湯や生け花など伝統文化にも大きな役割を果たしてきた。
現代は器という枠を超え、新たな造形表現が生まれている。



「やきものって何ダ?」は国内の「やきもの」産地の有田、萩、丹波、信楽、越前、美濃、瀬戸、笠間においてやきものを専門的に収蔵し展示・公開する美術館・博物館8館による共同企画で、過去から未来への陶磁器のありようを探る展覧会。何れもこの8館の所蔵品で構成されている。

紀元前3,000年頃に制作された縄文式土器から現代までの約130点。
国内のみならず、中国や朝鮮半島まで含まれている。



縄文土器「深鉢」紀元前3000-2500年頃 愛知県陶磁美術館
縄文土器の造型の豊かさは世界的な評価を受けている。

有田や九谷など青白磁や色絵の華麗な作品も多いが「六古窯」と云われる中世の焼き物が好きなので、どうしても、そちらに目が行く。



越前「三筋文壺」12世紀(平安時代末期) 福井県陶芸館



越前 大壺13世紀 福井県陶芸館蔵



瀬戸「灰釉草花文四耳壺」 鎌倉時代(13世紀)愛知県陶磁美術館



渥美「灰釉蓮弁文壺」12世紀(平安時代末期) 愛知県陶磁美術館 

蟹江良二「チェルノ・ブイリシリーズ」
松田百合子「ヒップシリーズ」
等の現代美術家の作品は、陶磁器を通した新たな世界。

3階展示室の「いばらきの伝統工芸・常陸の巧みと手仕事」展は織物、塗り物、和紙など県内の匠の仕事が紹介されている。

陶磁器に限らず工芸の世界の展示も大切で「陶芸・工芸美術館」のほうがより適切か、と感じた。

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