Fitteの倉本です。

I LOVE PINARELLO DOGMA完結編(追記)

先進的な技術革新はいつもピナレロから!

ケラルライト
デダチャイとの新しいアルミ素材作り、パイプを薄く作って誤魔化して軽くするのではない。
薄いアルミで太く作って剛性を出し、軽くしてというトレンドが始まった時にすでに別のアプローチを始めていたPINARELLO。



インテグラルヘッド(別名イケテルヘッド)

ヘッドまわりの剛性が上がり、下りが楽しくなった!





初代プリンス

アルミフレームにカーボンバックを初めて組み入れてアルミフレームの常識を変えた。





カーボンバック

乗り心地の良さとアルミの反応性の良さという相容れない性能を見事に両立させた。
ピナレロはコストは度外視で本気で良いものを作ろうとする姿勢にあふれている。

開発費にお金をかけている。

素材にお金をかけている。





カタログにもお金をかけている。(Pマーク入り)





余り知られていない事だがプリンスのカーボンフォークとカーボンバックはTIME社との共同開発だった。

あの乗り心地の良さはTIME社のカーボン技術が入って初めてなし得たものだ。

当然コストは高くつく。

が、一番良いものを作ろうという姿勢は他のメーカーの真似っこカーボンバックのバイクが追い付けるはずがない!

実際そうだった。

当時ポタリング程度にしか走っていなかった僕の自転車はチタンだった。
6.8キログラム。
メチャクチャ軽かったと思う。

だが、フレームをプリンスにして自転車は重量だけでない事を思い知る事となる。
実際プリンスのほうが1kg程重かった。
当然パーツも違うが、、、。

サイクリングが楽しくなった!
特に下りが、、、。

ナチュラルなステアリングでコーナーが最高に楽しい!
TIMEとの共同開発フォークのお蔭でブレーキが良くきくので安心!
乗り心地も良いし視線も落ち着くは、路面状況も判断しやすい!

俺は登りが嫌いだが下る為に登る。
そして次第に速く走る事も楽しくなった!
そんなことを教えてくれた初めてのフレームだった。

やがて最高で72㎏もあった体重が62kgになった。

そして東京~糸魚川の完走から俺の第2の自転車人生が始まった!

その後もピナレロはプリンスSLで今の原型となるONDAフォーク&カーボンバックを作り出す。
SLと言う名前はスーパー・レッジェッラ(超軽量)からとったもの。
でもたいして軽くなかった。

初めはデザインもイマイチだと正直思ったが、見慣れてくるにつれて良いなと思うようになった時、PINARELLOの本国カタログをもらった。






衝撃的だった。そして実に、、、、、。






イタリアの女性の体で美しいフレームの造形を表していた。







ONDAには振動吸収性が10%アップ、剛性が5%アップという信じられないようなおまけが付いてきた。
しかも耐久性がある。

見て良し、乗ってさらに良し。






プリンスSLもアルミ部分はデダチャイ社、カーボン部分はTIME社との共同開発。

しかし、次第に時代はカーボンフレームへと変わっていく、、、。



そんな時代2000年にピナレロはマグネシウムを用いたフレームを発表する事となる。

その名も「DOGMA」

マグネシウムは自転車フレーム素材への採用とその溶接は困難を極める作業。

「夢物語、達成不可能な夢」

全てのフレームビルダーが夢だけ見てそして諦めていった素材
「マグネシウム」
アルミニウム合金よりも35%軽量で、チタニウム合金よりも60%軽量、同じボリュームの場合にはカーボンと同等の強度をもち弾性ではカーボンを超える性能をもつ!

「夢の素材」

実際にピナレロも本当に苦労した。
レース会場の片隅には人知れずメカニックの前に何本もの折れたフレームが積み上げられた事だろう。
それでも「夢」をあきらめなかった!

ピナレロのプライドと意地を感じる。

デダチャイ社、TIME社と共に、特にデダチャイ社はフレームに適したマグネシウム素材開発の為惜しみのない協力をしてくれた。
それはその後、数年PINARELLO社だけに独占的にマグネシウムを供給する事へとつながる。
「マグネシウムはピナレロだけにしか、しばらくは扱えない!」

そのフレームの性能は、後のペタッキの活躍を見れば明らかだ!





そんなドグマFPがフィッテにやって来た!

最高だね!





TIME社との共同開発フォーク

コラムの色が斑なのは振動吸収性(振動収束性)に優れるホークにする為にカーボンに編み込まれたバイブレーザーが編みこまれている証拠!
Magnesio AK61と抜群の合い性を魅せる!!!!

他のカラーもありますよ。
欲しくなったらお問い合わせ下さい。
FITTE特別価格¥O98,000にて販売しています。





こちらは

DOGMA FPX
フレームにはFatta da Pinarello(ピナレロ製)のエンブレムが輝く!
ピナレロのプライドを持つビルダーによってチューブの溶接からペイントに到るまでイタリアのトレビソの工房で丁寧にハンドメイドされている。
だけどね、マスキングパターンやロゴは入荷時期により若干異なる事がある。
そんなところもイタリアなんだよな~。
余裕のある大人にぜひ乗っていただきたい。


でも俺的にはDOGMAはFPなんだよな~。
今なら発売当時¥567,000もしていたのが、今なら¥O98,000で買えるんだもん。


選手の活躍だけに頼らない開発者としての意地が感じられるPINARELLO作品の数々また御紹介していきます。

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