お話を進めた感じね

ハルチカシリーズの「惑星カロン」を読みましたよ。
この作品は、短編を集めているようで、実は全体で長編を構成してたりするんですが、今回もそんな感じでした。
が、今回はそこまでの衝撃はなかったかな。
謎解きも、私でも問題なくわかるレベル。
だからといって、別につまらなかったわけではないですよ。
今回については、草壁先生の過去が少し掘り下げられたり、未来の吹奏楽部の展望が語られたりと、シリーズ自体を進展させる意図が感じられました。
ちゃんとした落とし方は考えられているだろうし、そこまでは続くでしょう。

で、気になるのはアニメとか映画とかがどれくらいプロモーション効果あったのかだなー。
アニメについては、私がこの作品に触れるきっかけになったのだから、アニメとミステリと両方が好きな人には、アニメが存在したというだけで意味があったと思います。
実写版とミステリファンとを結びつけられたかは知らない。
アニメは、ミステリのほうを見てる人には普通に楽しめたと思いますよ。
吹奏楽に期待した人には肩透かしだったけど。

そして、いつも言ってるんだけど、横溝正史作品をアニメにしようｗ
八つ墓村なんか、ヒロイン力高いキャラごろごろ出てくるんだから。