MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

藤澤浮世絵館

2016年07月22日 | 絵画
待望の「藤澤浮世絵館」が近くの辻堂駅近くに先週オープンしたので、興味を持って出かけてきました。
藤沢市は、旧東海道の宿場町として発展した歴史を有しており、藤沢市が所蔵する江戸時代から昭和初期にかけて北斎や歌麿、広重、国貞など巨匠が描いた浮世絵や関連資料を展示する資料館として市民に広く公開されました。

辻堂駅の神台公園前に新しく出来たココテラス湘南の会場入り口には、立派な幕が飾られて浮世絵館のオープニングに相応しい幕開けでした。

開館記念イベントとして、3期に分けて記念展が開催され、第1期展示会では、「絵師たちに愛された藤沢 北斎・歌麿・広重・国貞」の展示が始まり、江の島や、藤沢宿など、藤沢市ゆかりの浮世絵59点が展示されています。

 「東海道コーナー」には、歌川国貞の「役者見立東海道五十三次」と題して東海道五十三次の大型錦絵 22点が飾られどの作品も大作ばかりですが、藤沢の風景をバックに藤澤に縁のある英雄小栗判官が描かれています。

続いて、「藤沢宿コーナー」では、歌川広重が描いた藤沢・程ヶ谷・戸塚・平塚の宿場の光景9点が並びます。

代表的な一枚は、遊行寺前をバックに一の鳥居、遊行寺橋や大山詣での様子を描いた傑作は今も藤沢宿を描いた代表作となっています。

藤沢宿の様子を描いた一枚です。

江ノ島一の鳥居と遊行寺橋(大鋸橋)の絵


「江の島コーナー」では、十辺舎一九や喜多川歌麿などの描いた9点の中で、代表的な歌麿の美人画「風流四季の遊 弥生の江之島詣」がひと際目立っていました。



「企画コーナー」では、富士山を望む湘南の風景を描いた広重や北斎などの作品16点が並びますが、何れも有名な大作ばかりで、北斎の代表作「富士三十六景 江之島入口」、「富嶽三十六景 相州江の島」です。



広重の江の島図会と貞秀の江の島須磨の団扇絵

白波五人男を描いた役者絵ですが、役者の表情が良く表現されていました。

碁盤を囲んで馬と碁を打つ風流な絵も面白いですね~

絵師に描かれた藤沢宿や江の島の情景を観ながら改めて藤沢・江の島の歴史や文化を身近に感じていました。
コメント (6)
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