風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

梅雨空・グローバル化・ラオス

2017年06月28日 20時44分37秒 | 日記
梅雨空・昭和30年代まで、日本のローカルでは、この雨季は豊かな秋の実りを約束するスタートラインでした。
稲は雨と高温で大きく成長、サツマイモは雨の中、畑にツルを差し込むだけで成長、畳表となるイグサはスクスクと伸び、8月の晴天の下で刈り取り・天日干し。農村の生活は、すべて季節のなかにありました。


今では、梅雨とアジサイの組み合わせ・「〇〇アジサイ街道」アチコチで見かけます。
雨と汗の農作業はヨロヨロ・ヨタヨタ老人の思い出・・・


画像は五台山・牧野植物園入り口です。雨で優しい緑となった木々、この時期、私は時々歩いています。

   * * * グ ロ ー バ ル 化 * * *

ヨタヨタの低級な私には理解困難です。

アメリカを盟主とする軍事同盟、オレが守ってやるから。基地と金を出せ!!
圧倒的総合軍事力ても、ベトナム戦争・アフガニスタ戦争・イラク戦争、勝利ナシ。

経済のグローバル化、日本を代表する大企業は生き残り可能です。
しかし、その背後では非正規雇用労働者は40%を超えました。
生活の安定は遠い遠い手の届かない夢の世界です。
極端な生活格差が拡大しています。




東京・丸ビル界隈の昼休み。ながれる「空気」は下町とは異質です。

日本の山地面積は国土の約4分の3で73~75%です。山里は消滅の危機に瀕しています。




画像は「椿山」です。里人の生活の「ニオイ」は消えました。ここは私の歴史遺産です。

中国を盟主とするグローバル化策・「一帯一路」は新しい「シルクロード」の建設です。
橋や道路の建設や整備が主目的であるように思います。
民主主義を否定し、選挙制度や言論の自由を認めない等共産党独占政治国家が国際経済の盟主として活動することに、私は大きな疑問を持っています!!

  * * * ラ オ ス * * *

ラオスの農村や山里は私の少年時代の雰囲気が残っており、大好きです。

私の友人が今ラオスを走っています。

 <検索・・・facebook 松尾清晴>

彼は1500CCオートバイで5大陸を走破していますが、東南アジアが空白でしたので、今チャレンジしています。彼のページを開くのが毎日の楽しみです。

私はジャール平原のモン族集落が大好きです。
家族労働中心の農業で、基本的には自給自足生活です。
近年、電気・テレビ・オートバイ等が各家庭に入り、伝統的生活に変化が起きています。少し心配です・・・










(画像はジャール平原・早朝のモン族集落)
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鏡川とカワセミ・瓶ヶ森・旅の思い出(モロッコ)

2017年06月23日 21時52分59秒 | 日記
鏡川での夏は「男」への成長の原点です。
小学校3年生ごろから、梅雨が終ると夏の鏡川が始まり、終わりは「お盆」です。
思い出すと、それは、本当に短い「夏」でしたが中身は厚く重い時間でした。
両親の目の届かない「世界」での成長です。昼食を終えると川に直行。
泳ぎ方は上級生を見習って覚え、泳ぐ場所も夏ごとに、深く長く流れの速い場所へと経験を積み重ね、自己判断でのチャレンジでした。
小学校卒業までには、自然のなかで鍛えられ、経験を積み、「男の子」に成長していました。


鏡川での夏は中学から高校へと進む過程で遠ざかって行きました。
高校時代、冷たい川風のなかを手袋ナシの自転車通学・・・
「時」のながれは「すべて」をやわらかい「思い出」の世界にしてくれます。


 



社会にでると、これまで経験した事のない「雨や風」に打たれ、低級な私は「こころ」の内では「なみだ」を流すことも多かった。
辛い時も悲しい時も「良心」だけは捨ててはイケナイと生きてきました。
これも「清流」の中での成長が原点の様に思います。

2年前から、鏡川に還ってきました。それは「カワセミ」からです。
今年は、カワセミが岸辺に繁っている雑草の根元近くに営巣し、子育てを始めました。
ヒナの成長と共に、エサも大きくなり・・・
それが「アオダイショウ」に・・・
その後も巣穴に飛来していましたが、21日の大雨で巣穴は完全に水没・・・

  * * * 瓶 ケ 森 * * *

今日(6月23日)は晴れ、明日から雨との天気予報でしたので、「よさこい峠」へと朝7時に自宅出発。
目的は「ヤマアジサイ」と「オオヤマレンゲ」でしたが、全て「ゼロ」でした。
しかし、「山空気と山風」に身体をサラスと重くなっていた「心」が元気回復です。


この老木に「アイサツ」・何となく明日に向かう気力が生まれます。




今日の石鎚山と瓶ケ森・神の森です。頭を無意識のうちに下げています。


ナルコユリ(よさこい祭りの鳴子とは親戚関係)


ヤブウツギ(道路斜面で歩き人を歓迎・コノ方だけでした)


瓶の駐車場でコーヒーを沸かし、マグカップを片手にベンチに腰を下ろそうとすると、小さな「生」が・・・「オ~ガンバレヨ~」・山ではこんな気持ちになります。

   * * * モ ロ ッ コ * * *

往路はロンドン(2泊)経由でカサブランカへ、復路はフェリーでスペインに渡り、マドリードより帰国。
乾燥地域の生活は厳しく闘争の歴史を実感しました。


アイト・ベン・ハッドウ、先住民ベルベル人が築いた要塞集落です。




フェズ・城壁に囲まれた街で約2メートル幅の通路が無数にあり、外部からの人は迷います。
画像はイスラム教会と骨董店です。
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不毛の大地・自然の掟・旅の思い出(Nordkapp)

2017年06月16日 19時29分46秒 | 日記
永田町から流れてくる空気や風は、極めて毒性が強く,市民生活において、一番大事な市民の「良心」を破壊しています。
安倍政権は強行採決の手法による「民主主義無視・憲法違反」政治です。
議論を尽くし、少数意見にも配慮する、正義と良心の政治は見当たりません。

「共謀罪」は、憲法で保障されている「思想・良心の自由」「学問の自由」「集会・結社・表現の自由」等を国民から奪うものです。
その延長線上には市民相互の不信感や密告社会が待ち受けています。

このことは、安倍政権の中心メンバーの言動で容易に解かります。

家計学園関係文書存在問題にについて
    個人の私生活を暴露・攻撃。
    再調査は中立の機関でなく、仲間内で調査・・・相互の不信感を増幅・
    密告奨励。
    義家文科省副大臣の発言・・・国家公務員法の違反に問われる・・・
問題の本質には触れず、「俺たちにタテツクナ」という恫喝です。
豊かな緑と温かい良心の大地は、不毛の大地へ、夢や希望が見えてこない、「物心両面」の砂漠化が進行しています。




ローカルの山里では「ひと」のニオイは消えました。


漁港では「オトシヨリ」の方々が主力です。

   *** 自然の掟・鏡川のカワセミ ***

鏡川の川岸に集うカワセミ・ファンは先月から話題の中心は「ヒナ」の「顔見せ」でした。
巣穴に運んでくるエサは順次大きくなり、ヒナの成長を物語っていました。

巣穴の前でオヤドリがエサをくわえて立ち止まる姿が2~3日続きました。
ヒナに巣立ちを促しているのだと仲間で一致。

6月5日の朝、仲間が巣穴近くの雑草の先端部分を刈ろうとすると「ヘビ」を発見、大きな「アオダイショウ」でした。
棒の先で川に投げ飛ばしました。
その後、オヤドリの「エサ」運びは、仲間の誰も確認していません。




カワセミは悲しい表情で巣穴前の止まり木にとまっていました。 


6月15日・カワセミの巣穴から少し下流域、神社の杜で「アオバズク」に1年ぶりに再会。
オ~1年ぶりだナ~と言ってくれている様な眼差しに想えました。

  *** ヨーロッパ大陸最北の岬・ノルカップ ***
ノルカップへはヒルケネスで乗船した沿岸急行船(フッティルーテン)の寄港地ホニングスヴォーグからの半日ツアーでした。


到着した時間帯は霧で視界ゼロでした。
岬の先端部分に歩いて行くと肌に突き刺さるような冷たい風の中で
一人の女性が何も見えない霧の向こうを身動きもせづ眺めていました・・・
悪天候の極北の岬で、彼女は目には見えないが大切な何かを見ていたような気がしました・・・
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東京・鏡川 明日は雨・思い出の街(Joensuu)

2017年06月07日 14時45分16秒 | 日記
6月1日から3日まで、東京でした。
お世話になった方が,高齢と病気で元気を失っていたのでお見舞いが目的でした。
また、若き頃に歩いた街を50数年ぶりにヨロヨロと徘徊です。
若くて夢はあったがポッケは何時もカラッポ、時が経つと、これも懐かしい思い出となりました。


「水道橋」から「お茶の水」への坂道、何故か・・・懐かしい・・・


近くのメインストリートで古い建物を発見、多分この軒下を歩いたこと間違いなしです。






上野駅界隈は上京の際に時々歩いています。公園内の国立美術館等訪問、古い昭和の歌謡曲、集団就職列車の歌詞にも魅かれて・・・






3日・午後の羽田。旅人の相手は「電子機器」、旅の「アジ」や「ニオイ」は薄く、サビシイ。


伊豆西海岸・画像左下の小さな入り江は「大瀬崎」です(?)。若き日に5~6名で歩きました。
その時のリーダーSさんは2年前に星空です・・・


高知空港着陸寸前・桂浜や浦戸湾入り口が遠くからお出迎え。


  * * * 明日(7日)は雨・鏡川 カワセミ * * *
 





毎日、この川岸でカワセミを観察している仲間はヒナの確認が出来ていません。
「顔見せ」を期待していますが・・・

6日午前中、いつもの仲間と川岸でカワセミさんを待っていると、新しい「出で立ち」の儀式が始まりました。
かれらのヒナは、既に巣立ちしたのか、襲われたのか、心配です・・・
しかし、新しい出発の儀式展開で、一安心です。
後は、梅雨の増水で「巣穴」の流失が心配です。仲間全員が!!


  * * * * 思い出の街・ヨエンスー * * *

フィンランド・北カレリアの中心都市「ヨエンスー」は、「コリ国立公園」歩きの前泊でした。
日曜日の昼前にマーケット広場を歩いていると「焼き飯」のニオイで足が止まりました。




焼き飯テントは、この母娘が店主でした。サイゴン出身ですと話してくれました。
ホテルで昼食として食べましたが、遠い「時」の流れに沈んでいた「ベトナム戦争」に直接触れ、複雑な気分となりなりました。
タダタダ、このファミリーの「幸せ」を祈るのみでした。
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