風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

忘れてはいけないこと・・・

2016年07月31日 22時38分59秒 | 日記
私も同じ・・・

6月23日に歩いた、化野念仏寺。この谷間に、ながれている「空気」は今も昔も同じです。
ヨロヨロ・ヨボヨボの私も、忘れかけていた、共生のための「こころ」に引き戻されました。



西行・「誰とても とまるべきかは あだし野の 草の葉ごとに すがる白露」・・・

私の勝手な解釈・・・人間は、~は生きたい・~をしたい・~が欲しい、みんな同じです。(私も同じ)
しかし、「生」は限りがあります。草の葉にクッツイテいる「露」と同じです。

これは、日常の「断捨離」です・・・  「こころ」の清掃です・・・





この寺に、集められている墓石や石仏や石塔には「文字」は見当たりません。
庶民は「文字」を書くことも読むことも出来ませんでした。
しかし、人間が「こころ」で発する素朴な願いや祈りは、「時」の流れには関係ありません。

日常社会に存在する、「声なき声」・見せることが出来ない「なみだ」に
「目」と「こころ」を向けることが一番大切なことのように思います。

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京都歩き

2016年07月27日 20時14分20秒 | 日記
社会保障の充実と財源・憲法改正等が新聞紙上を賑わしています。国民1人当たり800万円の借金に代表される財政問題は、部分的問題処理では解決出来ません。自国の「体力」に見合う、財政全般を見直す必要があります。

政府は、財政問題・軍事問題・原発問題等について国民の声を無視した方向に「舵」切っています。

これらの問題解決方法は、「国民主権」・「民主主義」のみです。

敗戦・占領軍政下で、1946年2月3日・マッカーサ3原則(戦争放棄・象徴天皇制・封建制の廃止)の発表、さらに、新憲法案(GHQ案)が2月13日に日本政府に提出されました。

1946年11月3日・日本国憲法公布。(敗戦で国民生活大混乱のなかで)

以上の様に、明治憲法も昭和憲法も、国民不在の下での成立です。

国民の日常に「国民主権」・「民主主義」が根付いていない原因は、ここにあります。

国民の「声」を「知性」を、時間をかけて、引き出し、練り上げ、その上で憲法改正をすべきであると思います。


 < 京 都 歩 き ・ 23日 >
嵐山・渡月橋、初めての歩きです。
日本的な橋形に興味を持っていました。また、中学生頃まで存在していた(?)、鏡川の木造「ガンキリ橋」(=紅葉橋)の思い出もあるからです。






化野念仏寺の帰りに立ち寄りました。念仏寺では、数組の日本人観光客のみで、静寂。
歴史の重みが身体を包み、少しカタクなっていました。
渡月橋北岸のベンチに腰を下ろして橋を眺めていると、背後は大勢の日本人や外国人観光客の華やいだ空気が流れていました。
渡月橋は、近代的な鉄筋橋脚に少し日本的カザリを取り付けた堅牢・近代的な橋であったので,ガッカリでした。

 < 京 都 歩 き ・ 26日 >
今日は、高校生と1日をかけて、京都歩きを約束していました。ところが雨天です。
京都に着いた、午前9時頃は、大粒の雨、コーヒー店で一休み。




人気の古民家風の喫茶店で休憩。店内は中国語や韓国語も飛び交っていました。


雨の中、下加茂神社に御参り。参道は長く、緑の樹林を流れる空気は「こころ」の中の不純物を洗ってくれました。

雨が強いので、京都歩きを中止。昼前でしたので、ラーメンの超有名店「一蘭」で昼食。
順番待ちの列前後は「中国人」ばかりでした。

日本の明日が見えてきました!! 

軍備増強・軍事同盟強化とは正反対!!

「安心・安全・親切」の日本。外国からの旅人には「イイ旅」・「イイ思い出」。
観光客爆増。

我が国との親善・友好に貢献!!

我が国経済に貢献!!

   (伊丹発15時35分の便で高知に帰りました)


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諸行無常

2016年07月24日 20時05分48秒 | 日記
最近、天皇陛下の生前退位問題が話題になっています。
日本国憲法では「国家元首」は明記されていませんが、天皇の「国事行為」は国家元首の仕事です。高齢の天皇陛下には重労働であると思います。
議院内閣制のオランダやノルウエー等は、生前退位が行われています。
わが国も、「生前退位」が早期に実現することを希望します。
人間天皇陛下の健康と幸せのために。

戦前の大日本帝国憲法では、天皇に権力が集中(=天皇大権)していました。
天皇大権の代表的な例は、統帥権の独立・宣戦・講和です。
これらの項目は、少数の藩閥指導者が政治や軍隊を独占するために、歴史文化の主柱である「天皇家」を利用したものです。
民主主義的色彩を薄めた、問題の多い憲法でした。

(イギリスでは、国王は君臨すれども 統治せずが定着していました)

その結果は天皇無視、軍部の独走、日中戦争・太平洋戦争の敗北です。


  < 7月23日・化野念仏寺を歩きました >

化野(あだしの)谷筋の峠付近・昔は、重く悲しい谷風が流れていたことでしょう。


化野は平安時代の代表的な「風葬」の地です。
上級貴族は土葬でしたが、一般の人々は、死亡するとこの谷間に棄てられていました。

深い森に囲まれた狭い谷筋で、人家も無く、寂しい場所であったと想います。







この地には、無数の粗末な墓石や石仏が散在していました。
(その後、一般庶民にも土葬が進み、墓地となったようです)
これらの「墓石」は死者の極楽往生や生まれ変わりの夢や願いが込められています。
その夢や願いが、化野念仏寺に集められ念仏供養されています。

人間の一生は儚く空しいものです・・・
諸行無常・・・
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山空気で元気

2016年07月20日 15時28分19秒 | 日記
7月18日・快晴・夏ダ~。
ヨロヨロ・ヨボヨボの私は、今でも「夏」の青空には「こころ」がオドル!!
戦後の「田舎青春」は、自然の中での成長です。梅雨が明けると「川のなか」、
そして「お盆」で終了。 
日常生活のなかに、伝統文化(=仏教文化)が生きていた時代です。
プールの水温で「水に入る」、科学的な「夏」とは無関係の少年時代でした!!

< 18日・早朝5時半・自宅出発。コンビニでパンとオニギリ~仁淀川~長沢~よさこい峠・8時着です >


よさこい峠少し手前の主・古老にアイサツ。最上部の枝には「青葉」はアリマセンが下部は元気、萌える緑です。
私も最上部は何もアリマセンが「ハート」だけは青春。頑張るゾウ~!!










外国からの移住者・ソウシチョウも顔出し。グローバル化は自然界ニモ?


この時季、大のお気に入りは「シモツケソウ」です。ほんの少しピンク色した「スガタ」はトオ~イ・ムカシ、通学路で見かけた・話すことも出来なかった・・・の様デス。

土小屋から瓶ヶ森車道をフラフラ・ヨロヨロ歩き、約4時間。瓶ケ森駐車場で昼食・持参のスクラップ資料に少し目を通すと・・・ウツラウツラのオヒルネ。


< 夕闇迫る瓶ヶ森車道・山空気と星空と>
 




道路脇の車に「水筒」を取りに行くと、ドアーのガラスに美しい夕景。パチパチの私。

落日のなかを流れる、不純物を含まない「山空気」が大好きです。
重いモノを洗い流してくれる様な気がします。
その後の「星空」は自己破損の「こころ」を修復してくれます。

月光の下で、一人で夕食、そして背もたれイスに上半身を沈め「星空」と数時間・車泊。
     (全画像は18日撮ったものです)
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経験不足??

2016年07月17日 16時34分58秒 | 日記
私たちは日常生活の中で、今でも、国民主権が根付いていないように思います。
長い長い、武家支配の社会。その完成・成熟は、江戸時代の「苗字帯刀切捨御免」です。
今日でも、国政担当者は、その地位と権力(=苗字帯刀)で、憲法無視・TPPによる地域弱小農業切り捨て・原発強行継続等、世論無視(=切捨御免)です。
その主たる原因は、国民による最高法規=憲法の制定経験が無く、更に、日常生活では「封建道徳」が生き続けているからです。(例・・・昭和30年代の映画・忠臣蔵)
ヨロヨロ・ヨタヨタ人生航路の低級人間ですが、心配デス・・・
「憲法」については、国民の力を結集して、各項目について数年をかけて勉強し、議論を深め、その上で改正すべきであると思いまう。
意味不明の言動(例:日本を取り戻そう)を発する政治家による、「個人的名誉」のための改正には大反対です。


鏡ダムは雨期のため、水位を下げています。急斜面に拓かれた、山畑が
姿を現しています。(15日撮影)
川底から、人の手のみで石を運び、積み上げた段々畑です。
日本全国、どこも同じで、里人の生きるための「汗」と「血」の痕跡です。

江戸時代・・・百姓どもは死なぬ様に、生きぬ様に・・・
        胡麻の油と百姓は、絞れば絞る程出る物也・・・
        間引き・・・


      <「絵金祭り」に行ってきました >





16日(土)、午後7時から、ロウソクの灯の中での観賞です。
江戸時代末期、土佐藩から、城下追放の処分。ローカルの街で「自分の存在」を賭けた、「町絵師金蔵」の作品にアットウされました。


    < 自然のなかが、私には向いています >



2枚の画像は、2015年10月22日撮ったものです。(石鎚山・四国山地南側)
むし暑い日が続いていますので、昨年秋のイイ時季に撮った画像をあげました。
私は、自然が大好きですが・・・多くの場合、イヤナことから逃げるためです・・・
こんな男も存在しています。よろしくお願いします。
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