風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

青空の鯉のぼり

2016年05月11日 20時03分42秒 | 日記
私たち大人は、子供たちが、青空で元気に泳ぐ「鯉のぼり」の様に、健康で、強くて優しい人間に成長する事を願っています。
ところが、学校ではイジメや暴力が多発し、その対応は困難を極めています。

最近、これと同質の問題に遭遇しました。年金受給者年代の方が、他人の「こころ」に暴力的無神経な言葉を浴びせました、イジメです。
人間の「こころ」の内は、言葉や表情に現れます、隠すことは出来ません。
その方は、自分の技術や方法がベストであると誤解しています。

「敵を知り、己を知ることは、百戦危うくせず」(孫子の兵法)・・・私の解釈・・・相手のことをよく知ることは、大切なことですが、それ以上に「自分」を知ることが必要です。

私たち人間には、「完成」は存在しません。みんな、弱点や問題点を持っています。
それ故、他人を誹謗中傷することは許されません。

「自分を知る」ことは、一番難しいことですが、老若男女関係なく、努力する必要性を痛感しました。

   < 5月4日・晴れ・工石山へ >

時々、山愛好家のHPで目にしていた、工石山に身体が反応し、50CCカブで9時半、自宅出発。
途中コンビニで弁当を買い、青少年の家・登り口に11時到着、「さいの河原」を目指し、登山開始。






この山は、40数年前、仲間とよく登りました。登り口は「城」でした。無料の山小屋で宿泊し、高知市の「灯り」を眺めながら、深夜まで騒いだ、思い出多き「時間」が脳裏をかすめます。
ヨロヨロ・ヨタヨタ歩きの南回りで「さいの河原」に12時半到着です。
ところが、水辺にはロープが張られ、立ち入り禁止となっていました。弁当を食べながら、隣のベンチで休憩している方との話で、サンショウウオの保護のため、今日から6月末まで、水辺に進入禁止、私たちが作業をしていますとのことでした。
鏡川源流の水音・新緑・小鳥のさえずり、実に爽やかな「時」がながれました。


  < 5月7日・小学校高学年から中学生まで・夏の思い出 >


国鉄・鉄橋から、少し下。川原はサラサラの砂浜で、中央部は深くなっていました。
その場所で泳ぎ、一人前になった気分は、今でも身体に残っています。
自然の中で、鍛えられ、育まれました。
(画像は5月7日に撮ったものです。昔を知る者にとっては、悲しい現状です)


JR鉄橋の下に建設された、近代的な「堰」。立ち入りも水泳も禁止です。

子供時代は、鉄橋の上流(約100メートル・?)に自然石で建設した「堰」があり、アユやゴリや川エビが捕れ、安全で楽しい、夏休み最高の遊び場所でした。


宗安寺近くの川原。変わることのない、農産物の出荷作業。
目にも心にも、安心の風景です。自然が生きています。

私たちは便利で快適生活のために、この川に大きな「負担」を強いています。
川原はやせ細り、荒れ、昔の輝きは、どこにも存在しません。
これ以上、迷惑をかけないようにしましょう。この夏は「節水」から。

 
コメント
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