レンタル（5本）

「イン・アメリカ」「コールドマウンテン」「ぼくの好きな先生」
「美しい夏キリシマ」「ヴァイブレータ」


「イン・アメリカ ／ 三つの小さな願いごと」　

アイルランドからNYへやってきた家族4人
過去の悲しい出来事から逃れられず，
崩壊の足音が聞こえるが，よき隣人と，
生命の誕生，そして二人の子供によって再生してゆく。

素敵なドラマでした。
実際に姉妹の，子役が良い！

親以上に悲しみを背負った憂いを帯びた目が印象的。
少し吹っ切れたラストに感動。


イン・アメリカ...In America



「コールドマウンテン」　

圧倒的なまでの自然と，人間と動物の生殺与奪・・・
映像は美しい，命についても考えさせられる。

でもドラマは全体に中途半端な印象で，いまいち心に響いてこなかった。

アカデミー助演女優賞を受賞したレニー・ゼルウィガーは，
彼女の映画の中で初めて好きな役でした。

戦争によって未亡人となるも強く儚く生きている女性を
ナタリー・ポートマンが演じていて，その演技だけが心に残りました。



「ぼくの好きな先生」　

フランスの田舎にある小さな学校で先生と子供たちの交流を描くドキュメンタリー

生徒数が少ない恩恵か，それとも素晴らしい性格故か，
先生は一人一人に向き合い会話をし，優しく接してゆく。

理想の教育者だと思う。
こんな先生に教えてもらえると嬉しいだろうなぁ

子供たちが可愛くって和みます。

人生を感じさせる素敵なドキュメンタリーですが，
ちょっと長く感じ，眠気を誘う映像が多い・・・



「美しい夏キリシマ」　

戦争で友達を失った少年を主人公に展開する反戦映画。

戦争のシーンは出てきませんが，先の見えない終末感，
悲壮感が画面全体に溢れていて痛々しく悲しい。

引きこもりになった少年を叱咤する，なつ。
悲しみと不安を背負いながらも，懸命に生きる女性達の姿が心に残る。

方言が聞きづらくて物語に入り込めなかった事が残念・・・



「ヴァイブレータ」　

心が疲れている女性がコンビニで出会ったトラック運転手と共に，
束の間のランデブー，恋の往復運転へと旅立つ。

見た目も言葉遣いもチンピラだけど，心に優しさを感じる男性に，
次第に癒され生きる元気を少し取り戻すラストが嬉しい。

人のぬくもりと優しさに触れたら，人間は癒される。