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ディープ・ブルー

2004年08月24日 | 映画レビュー
イギリスBBC製作の海洋ドキュメンタリー

4年半をかけて撮影された映像がとっても美しい。

葛飾北斎の絵のような波に始まり,威風堂々としたシロナガスクジラの勇姿まで,
生き物たちのパワーに終始圧倒されっぱなし。

食物連鎖の渦に暮らす海洋生物にとっては毎日がサバイバル。

厳しい環境だけど,全ての生命が産まれた母なる海,
まるで母体のような青の中で生きている彼らは,どこか幸せそうに見える。


人間である事を忘れさせる素晴らしい映像に浸りきって映画館を出ると,
外の太陽が眩しくて,まるで自分がちょっと進化したような錯覚を覚えました。


残念な点は,劇中のナレーターが説明不足で不満を感じた事と,
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽は心地よすぎて眠くなる。

たまに大音量になると,物凄くやかましくて,まるで眠気覚ましみたいでした。(笑)

それから,終わり間際の言葉は,ありがちな終わらせ方で興醒め。

最後まで「海は偉大だ」みたいなセリフを貫いて欲しかった。

もっと欲を言えば,エンドクレジットの背景にも海の映像を流してほしかった。


カメラマンの会心の映像を繋ぎ合わせたものを見せられているようで,
美しい映像を堪能できた満足はあっても,「WATARIDORI」のように感動はしなかった。




原題:DEEPBLUE

監督:アラステア・フォザーギル,アンディ・バイヤット

ナレーター:マイケル・ガンボン

吹き替え:津嘉山 正種

上映時間:91分



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