そうだBL読もう

BL作品の感想などを気の向くままに綴ります。

4月の読書まとめ・後半戦

2017-04-23 | 読書まとめ
というわけで(どういうわけだ)、午前中に投稿した長すぎる読書まとめの続きです。
今月はひたすら水壬先生祭りだ!



4月の読書まとめ・後半戦


エスコート』水壬 楓子(著),佐々木 久美子(イラスト)
エスコートシリーズ1巻。
“ボディガードもの”というとどうしてもたけうち先生のボディガードシリーズを思い出してしまうので、お仕事描写についての感想は割愛します。すまない…。
千住組の組長と若頭がサラッと出てきて笑ってしまった。『最凶の恋人』も好きなのでこういうシリーズ越境は嬉しいね~。でもこの人すごく渋い組長みたいに書かれてるけどさ、実際はさ…。あー面白い。笑いが止まらん。
ユカリちゃん、素直でいい子でかわいかったなあ。第一話ではバージンだったのに第2話ではもう「あー、すっきりしたぁ」(恋人になって2日目のベッドの中の台詞)だもんね。強い強い。


ミステイク』水壬 楓子(著),佐々木 久美子(イラスト)
エスコートシリーズ3巻。
真城さん、美人な女王様で水壬作品の王道受けという感じでとても好みだった。このシリーズは志岐と真城と榎本の力関係が絶妙で、それぞれの魅力を増幅しているね。
清家さんも王道年下ワンコだったけど、ちょこちょこ育ちの良さが顔を出すのが良かったなあ。


フィフス』水壬 楓子(著),佐々木 久美子(イラスト)
エスコートシリーズ4巻。
おい榎本~~~~~!!!おま…おまえ受けだったのかよ……最高じゃねえか……!!!
しかも相手が叔父さん…!!!あ、ありがとうございますありがとうございます(涙)
なまじ既刊でキャラクターの印象が固まっていたもんだから、ここにきての大逆転に悶え転がった。可愛げのない、食えないやり手男の中学時代の初体験…ううっ、素晴らしい…。
巽から見た榎本は何歳になっても「可愛い子」でほのぼのするね。三十男がぽろっと「いい子だ」とか言われちゃうのがいいね~。


クラッシュ』水壬 楓子(著),佐々木 久美子(イラスト)
エスコートシリーズ5巻。
侑生のまっすぐにずれている感じが珍しくてかわいかった。うん、高校生…には、見えないけど(笑)さらっと書かれているけど、夏目の双子との関係のねじれ方はリアルだったな。
侑生の女装の経緯はもうちょっと知りたかった…絶対面白いのに…。


リミット』水壬 楓子(著),佐々木 久美子(イラスト)
エスコートシリーズ6巻。
同い年の気安さと秘密を抱えた後ろ暗さが同居して、緊張を孕んだ色気に繋がっていく。読んでいてとても心地が良い。
足の筋肉のつき方で気づいていた、というのは愛だねえ。高久さんと不破さんも男っぽくて不器用でとても好きなキャラクターであった。幸せになってほしい。


桜姫』水壬 楓子(著),長門 サイチ(イラスト)
桜姫シリーズ1巻。
中学時代のバイブル『三千世界の鴉を殺し』のおかげで惑星間SFと美貌の長命種に目がないもので、設定からして最高ー!としか言えませんでした…。最高ー…!しかもSFなのにえらく読みやすい。助かりました。
長門先生は『間の楔』の挿絵のイメージが強いんだけど、キャラ文庫内でSF枠なのかな?この先生の描かれる革の洋服がストイックで良いんだよなあ。
ランディ、オヤジくさいしお調子者だし仕事できるし犬だしめっちゃかわいいな!


ルナティック・ゲーム』水壬 楓子(著),長門 サイチ(イラスト)
桜姫シリーズ2巻。
お、おう…!?受けがオークションで攻めに競り落とされてる…!?
ここ数年かなりの量のBLを読んできたんだけど、実はオークションものは初めてだったのでした。まあ、この作品はオークションはフェイクでシーナもスーパー攻め様とは程遠いので色々異端なんだけどね。踏み倒す前提とはいえ、120億で受けを競り落として口座に1万2千あるかもあやしいって面白すぎでしょ…。
(実際に妊娠するわけじゃないけど)攻めが孕むという発想は面白いなあ。フェリシアがシーナに託し、シーナがフェリシアに返そうとする、という一連の流れの中に垣間見える感情の交歓が良い。
フェリシアとシーナのデートはほのぼのしていてひたすら和んだ。


ミスティック・メイズ』水壬 楓子(著),長門 サイチ(イラスト)
桜姫シリーズ3巻。
わあ!こういうラストか!と度肝を抜かれた。これだから水壬先生好きだよ…!
シーナの台詞「愛してますよ…。だから、なんでもあなたの好きなようにしていいんですよ」が優しくて寂しくて心に沁みた。それに対するフェリシアの返しも…。フェリシアは最後にものすごく成長したね。
(BJも最後にものすごく株を上げたなあ。)


シンプリー・レッド』水壬 楓子(著),汞りょう(イラスト)
後書きに「私としてはかなりめずらしい年下攻め」と書いてあったけど、『ミッション』と『ミステイク』と『クラッシュ』と『桜姫』を読んだばかりの人間としては「嘘やん!」としか言えない。まあ、私が珍しいのばっかり引き当ててしまったのが悪いんだけどね…。
親子ものはあまり読んだことがないせいか、「親的存在を犯す」もしくは「親的存在に犯される」視点ではなく「子に犯される」視点なのが妙に珍しい感じがして楽しく読んでしまった。波乱もありつつ安心のラストで良かった良かった。○ロイツェルソナタの夢だったら絶対死んでるよな。
ハッピーエンドながら最後の1ページにポツリと落とされた寂しさと余韻が「さすがです水壬先生!」って感じで私はとても好きでした。


追われる夜の獣』遠野 春日(著),やまね あやの(イラスト)
出、出~~!オークションで受けを競り落とす攻め~~~~~!!!(今月2回目)
やまね先生の絵も相まって「これだよ!これがBLだよ!」感がすごい。いやぁテンション上がりました。
刑事もので軽率にスタンドプレーされるのは好きじゃないんだけど、もうそんな些細なことどうでもいいわって思うくらい面白かった。
でも、最初の方に香西組がちょろっと出てきたせいで遥さんが佳人の身請けに1億出したことを思い出して、「そうか…今回は2千万か…」とか思ってしまった。あっちこっちに受けを買い取るスーパー攻め様が頻出しているのでこっちの金銭感覚もアホになってしまう。


獣の妻乞い』沙野 風結子(著),実相寺 紫子(イラスト)
はるか昔に借りて一回読んだきりだったので、忘れかけていたものを再読。
やはり獣姦ものの入門書として最適な作品なのではないだろうか…(しみじみ)。モフモフが流行するはるか前にこの作品が出ていたことがすごいなと思うんだけど、やっぱり時代柄ちょっと遠慮気味というか、獣姦シーンよりもタオル越しのセックスシーンの方がより淫靡で印象的であったりする。
そしてまたもやイラストの話で恐縮だが、実相寺先生の絵が実に美しいんだよなあ。確かな画力に裏打ちされた動物のやわらかな毛並み、キャラクターの高貴さ。思えば私が水壬先生を知ったのも『晴れ男の憂鬱 雨男の悦楽』の表紙に一目ぼれしたのがきっかけだった。またどこかでイラストを描いていただきたいものです。
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