ぼけぼけ

いつかこの景色を思い出して、君は泣いてしまうかもしれない

チベット仏教の総本山

2017年10月08日 | 日記
ポタラ宮見学の後は
セラ寺、ジョカン(大昭寺)と巡ります。

セラ寺はラサの市街地から少し北に位置するお寺です。現在もここで修行中のお坊さんがたくさんいます。
チベット語で書かれたお経の本も沢山売っていました。お寺保管の経典は意外にも未だ木版印刷!
一般に販売しているものは一冊10元(150円)位と安価でしたが、allチベット語は開くだけでクラクラしました。(買いませんでしたけどね)

セラ寺で最も有名なのは馬頭観音。
こちらに参拝するために、巡礼者だけでなく多くの観光客や地元の人も長い列を作っていました。
子どもが生まれると馬頭観音にお参りし、鼻に黒い炭を塗ってもらうとその子は元気に育つと言われているとのこと。
生まれたてだけでなく、そこに来ている子どもたち皆鼻が黒いが可愛かったです。


そして、チベット仏教の総本山大昭寺へと移動します。

多くの巡礼者達はここを目指してやってきます。
ポタラ宮は政治の場所でした。だから本当の信仰の対象はこっちです。本殿正面で五体投地を繰り返す巡礼者達。
標高3700㍍の地でこれをくり返すのは
かなり大変です。

中庭を越えて進むと仏像が安置されている建物があります。
12歳の釈迦を象った仏像が最も価値のある仏像とされており、人々は行列を作って参拝していました。狭い通路で五体投地をする人もいて、室内はかなりごった返していました。
ダライ・ラマ5世が崩御した後、清の皇帝はこの仏像を返還するように求めたそうですが、ラサの人々はそれを拒否、大昭寺の横穴にこの仏像を隠したんだそうです。
行列に並ぶ程信仰心が厚いわけではないので、外からチラッと見ただけですが、金ピカで私達の知っている"ありがたい"仏像とはちょっとイメージが異なりました。
どうやらお布施を払うと仏像に金を塗ってくれるらしいのです。道理で必要以上にピカピカしてたのですね。

参拝を終えた我々は、最後に大昭寺周辺に広がるバルコルを散策しました。
簡単に言うと門前町で、観光客を狙った安宿や土産物店が軒を連ねています。
相変わらずお土産を買わない族の私達、街の雰囲気は味わったものの、何も買わずに全行程を終了。

ホテルに戻ると睡魔が…

回復したとはいえ、空気の薄い場所で動くのは、思っている以上にハードなんだと自覚させられました。





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