一般社団法人EIGC(エイジック) ♪♪ニュース英語・ビジネス英語の部屋

一般社団法人EIGC代表理事のブログ/ ニュース英語 北千里教室(大阪府吹田市)

To move or not to move

2015-07-10 17:38:15 | Tips for Communicati
今日は、一番英語力の高いC3レベルのReviewのお話です。

Do you prefer to keep living in the city you are now, or move to the other area/country in the future?

今のところに住み続けたいか、将来、他の地域や海外へ移り住みたいかという質問に答える形で150 words程度の英語でのエッセイを書いていただきました。

今回はsoftなテーマなので書きやすかったと思いますが、さすが英検1級/TOEIC900超レベルのC3の受講生さん方です。スラスラとなるほどと思うご意見を皆さん書かれていました。

結論としては、全員が今住んでいるところがいいということでした。
自分が住んでいる町が便利で欲しいものが何でも容易に手に入ること、
高齢になると都市機能が発達して交通の便の良い都市部に住んでいるほうが安心なこと、
また、観光地の京都や神戸に近い良い立地であることなど、みなさん意見が一致していました。

また、慣れた土地に住み続け、旅行でわくわくする気持ちを味わいたいというご意見や、
高齢化が進む日本なので、都市部に匹敵する利便性の高い郊外を開発していくことが必要だという社会全体のことを考えたご意見も、さすがC3の受講生さんだと思いました。(^.^)

★文章の書き方はそれぞれ特色がありました。
自分が住む町のことを紹介し、町の長所をいろんな側面から説明したり、知らない土地に住むことや宮沢賢治の世界に憧れていた小さい頃のストーリーテリングから入ったり、都市部と田舎や郊外の生活の違いについて語ったり、と、それぞれエッセイ全体の構成を考えた書き方になっていました。

スピーチをする場合も、どれくらいの時間が与えられていて、
カジュアルな場か、フォーマルな場かなど、その場の特徴を意識し、
うまく構成を考えた内容をinstantに作れるようになるといいですね。


硬いニュースの話題だけでなく、softな話題に楽しいエピソードやユーモアを交えた内容を書く練習をすると、スピーチも上手になりますね。
これからもときどきこういった内容のものをとり入れていきたいと考えています。

ニュースで鍛える 国際社会で通用する英語力
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your goals to achieve this year

2015-07-04 22:10:40 | Tips for Communicati
一昨日に引き続き、Review関連のお話です(^.^)
今回、C2のReviewの最後に今年の目標について皆さんに書いていただきました。

ほとんどの受講生さんは、忙しい毎日を送っておられると思います。
やらなければならないことに追われていると、あっという間に時は過ぎていきます。
年末になって忙しい一年が過ぎちゃったな、というだけではもったいないですネ。
今年はまだあと半年ありますから、年末までの目標を英語ショートエッセイの出題にしました。

まず、みなさんの“goals to achieve in connection with English by the end of 2015”をご紹介します。他のクラスの方も参考にしてぜひ一緒に考えてくださいね(^.^)。

★試験系の目標が多いです。TOEIC、IELTS、英検、通訳案内士、大学受験、模擬試験。わかりやすい目標としていいですね。
. to get higher/best/over 750/800/850/900 TOEIC score
. to pass EIKEN pre1st/1st grade
. to pass English guide test
. to pass college entrance exams
. to get high score for a practice exam/IELTS

★この教室にきているのでやっぱり授業でしっかり勉強してニュースが聞けるようになるといいですね。外国の映画やテレビ番組も。
. to be able to listen to and understand news in class/BBC news
. to study Book 2 and become accustomed to news expression
. to understand foreign movies and TV programs well

★スピーキングができるようになりたい、という方は多いです。
英語の語彙や表現を増やすことも大切ですが、スピーキングもライティングも内容面の質を高めるために、思考力を磨くこと、自分の引き出しを多くすることも大事ですね。
「流暢に」するためには、経験を重ねることが一番!自主サークル作りましょう!
. to gain more listening and speaking ability
. to be able to have conversation/discuss with foreign people well/more easily
. to be able to discuss various matters in detail
. to be able to discuss with researchers from foreign countries
. to be able to give presentation more fluently
. to be able to speak/write opinions
. to gain more vocabulary

★リーディングについて書いた人は少なかったのですが、スピーキングやライティングの基礎を作るのはリーディングです。とっても重要!
. to read favorite novels in English and increase vocabulary

★仕事上のスキルとしてはライティングが最もニーズが高いはずです。
ライティングはしっかりした構文、文法の土台を持っていれば、あとは経験量に比例して速く上手に書けるようになります。
. to be able to write emails faster
. to be able to write about various topics in English
. to be able to translate well

★日本人と日本の事をきちんと語れるようになりたいですね(^_-)-☆
. to be able to answer questions about news in Japan

目標を書いてさらにそれを実現するために〇〇をする、と書いてくださった方もおられました。「何をするか」大切ですね。
まだ考えていない方は早速考えて予定に入れてしまいましょう。
最後に、以下のポイントをチェックしておいてくださいね。

1.まず、その目標は具体的?
「TOEICで高得点をとる」「大学受験に合格する」という目標はもっと具体的にします。客観的に目標を達成できたかどうか判断できるように、たとえば「TOEICで860点を超える」「〇〇大学○○学部に合格する」と変えてください。

2.目標を達成するためにどんな行動をするのか明確?
目標を設定したらまず一歩前進ですが、そのために何をするかを考えることで、願望ではなく本当の目標になります。願望だけで終わらないように「何をするか」を決めてください。


3.どのように行動を起こす?
英語で流暢にプレゼンができるようになるために、月に1回テーマを決めてプレゼン原稿を書くことに決めたとします。「月に1回原稿を書く」と具体的に決めたのはいいですが、いつどのようにまで決めておかないと、ついつい何もせずに一月が過ぎてしまう危険性大です。月水金の〇時~〇時は原稿を書く時間と決めて、できなかったときは土日に穴埋め、などのように具体的にいつ何をやるのかを設定します。
原稿を書いたら、ぜひ2か月に1回は人前でプレゼンするチャンスを作りましょう。
年末までに3回経験できます(^.^)

4.行動をおこした自分にささやかなご褒美を
予定通りがんばったら自分にささやかなご褒美をあげてくださいね(^.^)
ご褒美は鼻先のニンジンでもあり、自尊心を高める効果もありです(^.^)
ハードルは低めに、簡単なハードルをたくさん超えて気が付いたら目標達成!というのが理想的です。


このところブログの更新がなかなかできないでいます。
New英語.comのほうは、月1回は何とか更新しています。
直近のは、あの片付けのプロフェッショナル、近藤麻理恵さんの著書が欧米でベストセラーになって、TIMEマガジンに掲載されているニュースです。
まだ見てない人は、ぜひご覧ください(^.^)
Marie Kondo and the Cult of Tidying Up

さて7月からの授業が始まりますね(^.^)
C3についても後日UPする予定です。

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Writing practice leads your language skill to a different level

2015-07-02 13:46:38 | Tips for Communicati
先週は、4~6月の学習を確認するReview Weekでした。

★それぞれのクラスで学習したプリントは7月6日からの授業で返却していきます。
返却されたら、再度間違ったところなどを見直し、書き写したりして自分のものにしておいてください。

★PreC1とC1ではライティング練習をしましたね。
日頃の授業ではリスニングとスピーキングのために音を徹底的に使い、発声練習もたくさん行っています。
同じパターンの英語をライティングで確認すれば、日頃の発声練習で慣れてきた構文や表現を自分のものとして使いこなせるようになります。
C1以上のクラスでは、Reviewの際にいつも英文ショートエッセイを書いていただきますが、C1クラスの方は、すでに習った表現をうまく活用して書かれています。
自分で使ってみて、その後でまたニュースなどで使われているところを見ると、使い方の理解が深まります。それを繰り返していくうち、適切なところで適切な表現を使うことができるようになっていきます。習った表現や構文を自分で使っていくことが英語力を高めるのに有効です。

時間をとれるときには少しでもいいのでライティングを復習に取り入れましょう。
復習するときは、必ず自分で英文を書いて(作って)みること。そして模範英文例を見ると、違っている部分で「なるほど」と思えるところが出てくると思います。そこに大きな学びがあります。

PreC1クラスでは、まずは、語いを覚え構文に慣れることや発音練習を心掛けることが一番大切ですが、慣れてきた人やC1クラスの人は、ライティングにも挑戦してください。
毎回のニュースプリントの裏には、復習用のライティング課題を印刷しています。

Writing practice leads your language skill to a different level.


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先生に質問しようの会

2014-12-21 23:22:14 | Tips for Communicati
昨日、土曜日で今年度の授業が終了し、夜は、「先生に質問しようの会」をC1のHさんが企画してくださり、
たくさんの方にお集まりいただいて、楽しい夜を過ごせましたね。

一夜明けて、昨夜みなさんがお話されていたことを反芻しています。
そしてもう一度ここでもお伝えしておきたいことを書き残しておきます。

この教室には、さまざまな方が来ています。

・学習熱心で前途有望な中・高校生たち
・将来のことを考えて熱心に学んでいる大学生・院生・研究者の方
・英語のプロを目指している大学生
・お仕事で英語が必要で、通われている社会人の方
・お仕事では現在使っていないけれど、英語力を高めたいと通われている社会人の方
・教養として、また趣味として、英語が好きで熱心に勉強されている社会人、主婦の方


みなさん、ご自身で自分の立ち位置を理解して、EIGCで学んでくださっていると思います。
ここでの学習に満足してくださっている方のお話を聞くと安心です。
また、みなさんの力になろうと講師の側も努力をしていますので、学びに満足していただいたり、
受講生さんの英語力の伸びを実感したときには、たいへん嬉しいものです。

一方で、もし、今の自分の学習の進捗状況がどうも芳しくない、と思っておられる方がいれば、
その方に、あらためてお伝えしたいのは、
「自分に厳しくあれ」ということです。

授業では、聞く練習や発声練習をたくさん行っています。
3か月に一度のReviewでは、毎回、書く課題を出しています。
「書ける」ということは、「正しく聞ける」「正しく読める」という力と同様に非常に重要な言語能力です。

自分の考えを書けるようになれば、話すのも比例して上手になります。
書くということは、考えをまとめる作業であり、
「考えをまとめる」という作業は、知的な社会活動を行う上で必要不可欠な作業です。

うまく書けないな、と感じている方は、なぜなのか自分に問いかけてくださいね。

・英語の語彙力が足りない
・文法や構文、表現の知識が足りない
・そのテーマについて自分が考えたことがない、自分の考えがない
・考えはあるが、うまくまとめることができない

みなさん、それぞれ足りない部分、足りない程度が違います。
自分はどうなのか、自分に足りないものがわかれば
何を勉強すればいいのか自然とわかります。

語い力が足りないなら、教室で学習した語いを文脈の中で着実にものにしていきましょう。
文法や構文ができていないと思うなら、疑問に思ったものは調べたり質問したりする。
考えることが不得意なら、自分で書くと考える力を養えます。
ニュース関連で記事をさらに読んでみて、自分の意見を書いてみましょう。
英文が難しいなら日本語と併読すればいいのです。
今はネットで調べれば、たいていのことはすぐ出てきます。
自分で書いたもので自分で判断できないなら、持ってきてもらったらアドバイスしますよ。

毎回のニュースの裏に刷っている、和→英のWriting Exerciseをやっていますか?
自分でやってみて、そのあと模範解答を見直して、なるほど、というプロセスを3か月も経験すればかなりの違いが出ますよ。

忙しいのは理由になりません。
積極的に人生を生きている人は、だれもが忙しいのです。
忙しい中で、何を優先し何を犠牲にするのかは、自分が決めているのです。

今の状況に納得できない方は、自分が決めてきた時間の使い方を見直してみましょう。

もし、今の学習時間が足りないと思うのであれば、
睡眠時間を削るのか
テレビを見る時間を削るのか
仕事を早く終えるのか
友人や家族と過ごす時間を削るのか
家事を早く済ます工夫をするのか
そもそも細切れ時間を活用できているのか
きちんと集中してやれているのか

あなたにとって英語力を高めるということの優先度が高いのであれば、
考えれば、どこかで工夫して短時間でも絞り出して、集中して学習することができるはずなのです。

何を優先して何を削るかをあらためて見直してみましょう。

私は、教室で皆さんの学習のサポートをしていますが、私ができるのはサポートであって、
みなさんは、自分自身に責任をもたなければなりません。



昨日も話しましたが、
私は、高校時代に、英語で書かれたある哲学的な文章の内容が気に入って
内容にのめりこんだことが英語上達のきっかけでした。
この話をよくするのは、言語学習上の重要なヒントになると思っているからです。

英語が恰好いいとか、表面的な理由で英語を学んでいても、役に立つ英語はあまり身に付きません。

英語は道具でしかないわけですから、内容に関心を持つことで、
その道具が表現しようとしていることを本当に理解できるようになります。

英語というより、英語で何を知るのか、学ぶのか、を意識することが上達のきっかけになると思います。

私がニュース英語教室を始めたのはそれが理由です。
今、社会でまさに起きているさまざまな出来事や問題を扱うニュースなら、どんな立場の人にも関係の深い内容です。
リアルな世の中を知り、その内容に関心を持てるものがあれば、
そこに書かれている英語の表現も自分の中で生き生きとしたものに見えてきます。

内容に関心を持っていなければ、単なる記憶学習と同じになってしまい、学習効果は半減します。



私の場合、仕事で責任を強く意識し、仕事を全うする中で英語力を身に着けてきたことも昨夜、お話しましたね。
それだけの覚悟をすれば、それだけ努力をするわけですから、おのずと身につきます。

教室に通っているみなさんの中で、短期間で大きく成長する方は、それなりの覚悟で教室に来られ、
非常に多忙であるにもかかわらず、授業では人一倍集中し、学習量も多いなということが、見ていてわかります。

皆さんが、伸びるかどうかは、皆さんがどれだけ覚悟して学習に臨んでいるかを反映しています。
自分に甘えず、自分に厳しく。

年末年始、良い時期です。ぜひ、自分自身を見直してくださいね。
応援しています。



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STAP騒動で感じたこと

2014-04-17 23:23:23 | Tips for Communicati
今年1月末のSTAP論文発表以来、たいへんな騒動となっていましたが、
最近になって、やっと当事者の会見が行われ、重要で正しい情報が少しずつ出てきつつありますね。

私も論文発表があったときには、
ブログ記事を書いて英科学誌ネイチャーのサイトに掲載された小保方さんのインタビューも紹介しました。
STAPの発見を英Nature誌に掲載された小保方さんの快挙

若い日本人女性研究者が快挙を成し遂げたということで、とても嬉しく思いました。
ところが論文の不備が次々と発覚してこの騒動となり、私も関心を持ってみてきました。
ここまでの時点で私が感じたことを、皆さんにもお話したいと思います。

私は科学の研究者ではないので、科学コミュニティの方とは違う視点で、この騒動を見てみたいと思います。
そういう見方があるのか、というふうに読んでいただけると幸いです。


まず、
意義あることを成し遂げても、それを正確かつ適切に伝えることができなければ、成果にはならない
ということを強く再認識した事件でした。
小保方さんや共同研究者の若山さんは熱心に忍耐強く研究を続けてこられたわけですが、
正確かつ適切に伝えるという最後の部分で、科学界が納得できる論文を準備することができなかったことが大きな要因で
このような騒動となってしまいました。

科学の世界では新しい知見を証明するために、非常に厳密で正確な論文による発表が求められるわけですから
研究者を目指す方は、研究そのものに対する努力だけでなく、文章力、発表力を日頃から磨いていかなければならないのだということです。

このことは研究者だけにかぎりません。企業の人事担当者がコミュニケーション力が一番重要と口をそろえて言うように、企業でもそうです。
また、教師は教える職業ですから当然重要だし、
その他の多くの職業でも、多かれ少なかれ正確かつ適切に伝える能力は、最重要能力の一つです。

何らかの知識や技術を身につけて社会で活躍する立場になったとしても、それを伝える技術を磨かなければ
その能力を生かしきることはできないということを強く印象づける出来事でした。



第二に、
たいへん残念なことですが、日本には、出る杭を打つという悪しき文化があるということです。
目立った成果を上げた人や優秀な人をメディアは持ち上げますが、そういう目立つ人が何かミスをすると、途端に大批判を展開する。
目立つ人のあらさがしをしたり足を引っ張る傾向、出る杭を打つ文化は、日本で特に強いことは否めません。

目立った人に嫉妬心を抱いたり、あらさがしをするということは、日本以外の国にもあるとは思いますが、
「みんなと同じ」が良くて「目立つことは悪いこと」という価値観の強い日本では、
目立った人が何かに失敗すると、途端に、全人格否定という極端な人物評価に流れる傾向が顕著です。


欧米では、何かミスがあったときに、その部分についてのみ問題だと指摘しますが、
それ以外のことまで否定したりしません。その点で、日本は狭量なところがあります。

論文については著者あるいはネイチャーが専門的視点からいずれ最終的に判断を下すでしょう。
しかし本人の主張も聞かずに、これまでの努力を全否定するような印象を植え付ける論調がメディアにあふれたことはきわめて日本的だと感じます。

今回のことは、理研の対応の遅れや情報の出し渋りもあったとはいえ、
メディアが不足した情報や研究とは無関係の情報をもとにして大騒ぎしたことで、
当事者である研究者らが研究をまともに続けられない事態となり、日本の利益を損ねることとなったのがたいへん残念です。

この「出る杭は打たれてしまう」文化は、「みんなと同じ」を良しとする日本的価値、「目立たないほうが良い」という日本的傾向と表裏一体です。
これでは、チャレンジする人が育たないし、一度失敗すると自分はダメだと思い込む人間も増えてしまいます。

こういう日本特有の文化は社会にとって非常にマイナスです。
しかし、残念ながら、メディアがこういう文化を助長するような報道を展開してしまっています。


この傾向は英語に関しても教育に関しても表れていると感じます。
日本の英語教育は、学校で文法を教えられ、テストで採点されて、間違ってたら×、合ってたら〇の教育をずっと受けてきました。
そのため、自分の知っている文法と合わない文章が出てくると、この英語は間違ってるのでは?という考えにとらわれたり、
自分の書いた文章が間違っているかもしれないとおもって、なかなか文章が書けない、という人が非常に多いのです。

でも、本来は、その文章が間違っているかどうかよりも、何が書いてあるかが最も重要なはずですよね。
書いてあることが、書き手が伝えたいことを正確に伝えているのであれば、多少のミスがあってもその文章は立派に役目を果たしています。
たくさん書き、たくさん発言する中で、正確な書き方、発言の仕方は磨かれていきます。
発言する前から、書く前から、間違いをおそれていては、発見も進歩もありません。

たまたま受講生さんの一人から、仏語試験を受けたときびっくりしたという話をお聞きしました。
インタビュー試験で単語がわからなければ、試験官に聞けばいいんだとアドバイスをもらったそうです。
知っているかどうかではなく、仏語を使って試験官とコミュニケーションをどれだけどれるかが評価されるわけですね。

海外に出てみたら、先に書いたような日本人の特異性に気づくので、若い人にはどんどん海外に出て行って欲しいと思います。
目立つ人は賞賛され、失敗してもやり直しが認められる寛容な社会を経験すれば、
失敗を恐れずにチャレンジしていくことが自分を成長させる方法だと実感できると思います。

日本も、がんばっている人が失敗しても、やり直しがきくのが当たり前の社会になって欲しいと思います。


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メンタルブロックを打ち破れ!

2014-02-20 09:52:43 | Tips for Communicati
ここ数日、ある人と会話に関するお話をしていてあらためて強調したいことです。

もし、「自分は会話ができない」と思っている人がいたら、今すぐその考えを捨ててください。
人間って、自分が思っている通りの自分になるものなんです。

今、ソチ五輪で選手たちが必死に戦っていますが、彼らは、彼女たちは誰ひとりとして
「自分は負ける」と思って戦っている人はいません。

そもそも、
「自分ができない」と思っていたら、絶対にできるようにはなりません。
自分が自分でそうさせるのですから。


一流のスポーツ選手たちは何度も何度も世界の場で戦ってきた経験があります。
なので、メンタルが自分のパフォーマンスにどれほど影響を与えるのか、痛いほど理解しています。
そんな彼らでもオリンピックの場では不安がいっぱいで失敗することもあるでしょう。

でもそれは、スポーツ選手の試合だけにあてはまることではありません。
緊張の度合いこそ違いますが、普通の私たちの日常も同じなんです。


英語をコツコツ勉強してきたら、勉強してきた自分を信じてください。

自分はできないんじゃないか、という不安が大きくなると
日本の人は先回りして、「私はできない」と言ってしまうことで、先に結果を作ってしまうのです。
そんなメンタルが、自分を話せない人間にしてしまいます。

自分ができないことの言い訳を、先回りして自分に与えることは絶対にしないでくださいね。
自分の前に、自分で越えられない壁を作ってしまうようなものです。


自分のことかも、と思う方は、今日から、
自分はこれだけ練習した。
だから自分はこれだけ英語を話せる。

ただし、練習していないことはできない。
練習すればできるようになるから練習する。

これを毎朝、自分に言い聞かせてください。

ここで英語を学んでいたら、英語での会話はできます。
日頃から英語を話す環境にない人は、話す環境がないから話せないと思っているだけなんです。

ところで、
会話ができないケースの最大の理由は、相手の言っていることが理解できないリスニングの問題です。
だからリスニングには力を入れる必要があります。

チャンスを作れる方は、ぜひとも留学してください。
できるようになるために留学するのではなく、学んできたことを生かす場として、実践の場としてです。
自信がつきます。

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北千里の紅葉でひと息

2013-12-09 11:29:38 | Tips for Communicati
忙しい毎日をおくっていても、毎年この時期は、三色彩道の紅葉に癒されるひとときを過ごしています。

こちらは、先週12月1日の朝の写真です


11月下旬から12月初めが一番きれいな時期ですが、ここは有名で車がたくさん止まっていたり
写真を撮る人でいっぱいだったりするので、早朝がシャッターチャンスです。

そして12月に入ると、ふかふかの落ち葉の絨毯で、この道を歩くと別世界を味わえます。

今年は、11月の強風や雨のせいか、心なし絨毯が薄かったですが、それでもステキですよ。

北千里の駅から東(阪大の方面)へ数分、坂を上ったところにあります。

去年秋の三色彩道の写真はこちらです。

ひと息ついて、心なごんでいただけたでしょうか(^.^)


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誰でもできる簡単な”つかみ”

2013-10-07 11:19:57 | Tips for Communicati
スティーブ・ジョブズや盛田さんでなくても誰でもすぐできる簡単な”つかみ”
いくつかのクラスで言ったのですが、聞いていない方のために書きますね。

自己紹介では最初に名前を言いますが、どういう漢字を書くのかを説明するのもいいですね。
日本語の自己紹介でもそうですが、漢字に興味を持っている外国人も多いので英語ならなおさらです。

ちょっとユーモアを交えると、場が和んでいい雰囲気を作れますし、
へぇ~という感じで興味を持ってもらえたりします。


以前、小泉純一郎元首相が訪米したときに、自分の名前を、
I am "Pure" Ichiro.  と紹介していました。

”純”は、純粋の純なのでPure
それに、あまりにも有名な、イチロー という組み合わせで場を沸かせました(^.^)


また、私の知人にロバート・キッチンという英国人がいますが、
彼は、日本で自己紹介する際に

My name is Kitchen, ”DAIDOKORO."

と言います。
これを聞いた人は、彼の名前忘れませんね(^.^)

スピーチの基本は自己紹介です。
名刺交換するときにも一言添えられるネタがあるといいですね。

あとは、話す相手、話す際の聴衆がどんな人たちで何に関心があるのかなど、
相手のことを意識した内容に、紹介する内容をアレンジしていくことで、
いろんなパターンのスピーチができるようになります。


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スティーブ・ジョブズも影響を受けた日本人

2013-10-03 17:49:11 | Tips for Communicati
自己紹介でスピーチを練習したこの機会に、もう一つ面白いお話を。

ソニーの創業者である盛田昭夫さんは、海外でもたいへん有名な人です。
ソニーを世界的な企業にした創業者&技術者として盛田さんは有名ですが、
彼のスピーチが海外の人々を魅了したことでも有名です。

アップルの伝説的カリスマ、名演説で世界中の人を惹きつけたあのスティーブ・ジョブズも、盛田さんのスピーチに影響を受けた一人だと言われています。

その盛田さんのスピーチ準備のこだわりは、「つかみ」だったと言います。
そう、スピーチの冒頭です。

たとえば、招かれた場で登壇して、おそらくは一通りの謝辞を述べたあと、

So why am I here addressing you tonight?  
Let me confess a little secret. 
 


「で、なぜ私は今皆さまの前で話しているのだと思いますか?」
「ささやかな秘密を披露しましょう」
とやります。聞いている方は、なんだろう?と前のめりで聞きたくなりますね(^.^)

こんなふうに「つかみ」を意識してスピーチの冒頭に工夫を凝らせておられたのです。

また、スピーチは「生もの」と考え、しっかり準備していったスピーチも
現地について目新しい情報が入ってきたら、惜しげもなく捨てて新しい情報を採り入れたスピーチに変更します。
現地の情報や最新の情報は、多くの人を惹きつける魅力を持っているからです。

今回の教室受講者の中にも、この盛田さんの手法で魅力的な「つかみ」を披露してくれた方がいました(^.^)
つい先日の2020年東京五輪開催決定に触れ、そこからご自身がスポーツが大好きな話へと進み、
最後は、また、2020年にはボランティアガイドなどをして外国人に「お・も・て・な・し」したいと締めくくっておられました。

自分の趣味を話すときにも、こんなふうに話題になっていることに結びつけると、聞く人は思わず惹きつけられます。(^.^)

コミュニケーションは、9割がその話し方で決まるとも言われます。
上手な伝わる話し方とは、決して、自分が言いたいことをただ並べることではなく、
聞く人の気持ちを想像して、彼らを楽しませるために、どんな話し方をすればいいのか工夫を凝らせたものです。

英語力を磨くと同時に、上手な話し方や書き方も磨いていきましょう。
どんな職業にも、そしてプライベートでも、英語のときも日本語のときも役立ちます。
日本人が話べたというのは世界の常識のようになってしまっていますが、安倍総理は上手ですね(^.^)
これからは話べたなどと言わせない(笑)ように、話し方も磨いていきましょう!
また、練習の場をこれからも作っていきますね(^.^)

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最高のスピーキング練習

2013-09-26 17:11:45 | Tips for Communicati
Cの各クラスでは、先週3ヶ月間の学習の復習とともに、スピーキングの練習も行いました。

初級からTOEIC900点以上の上級者まで、自己紹介の原稿を書いて、自己紹介→Q&A という会話を行いました。

最初は少し緊張も見られましたが、
趣味のこと、仕事のこと、家族のこと、海外経験のこと、日本文化のこと、などなど
すぐに打ち解けていろんな話で会話がはずみ、なかなか終わらないグループもあり、楽しんでいただけたようです(^-^)

初級だけでなく中級、上級クラスでも同じように行ったというと、
「上級でそんな初歩的なことを?」と思われた方も多いかもしれませんね。

でも実は、どんなレベルであれ、自己紹介ほど最高のスピーキング練習はありません。
自己紹介が最高のスピーキング練習になる理由は、

1.自分のことを話す = 自分がよく知っているテーマについて話す
 たとえば、読書や旅行などの趣味や仕事、あるいは家族の話であれば、今後もそのテーマで話す場面は多くあるはずです。
 将来も話題にしないような会話を練習しても使うことがありませんが、
 自己紹介の内容になるような話をする機会は必ずあるでしょう。
 自己紹介はそのための格好の準備になります。

2.自己紹介は何通りも考えられるはず
 たとえば、自己紹介をする際の相手が、近隣に住む外国人か、日本にいる仕事関係の人か、
 あるいは海外旅行先で知り合った人か、など相手によって自己紹介の内容は変わるはずです。
 相手を意識して、自己紹介の内容を考えると、何通りもの自己紹介の仕方が出てきます。

3.長さによって内容の深みやおもしろさも変わってくる
 自己紹介って、通りいっぺんのことを言えばいいのでは?と思っている人が多いですが
 自己紹介は、1分間でも3分間でも5分間でもできます。
 長さに応じてどんなふうにまとめたらいいのか、工夫する必要があります。

4.自己表現の練習
 さらにいえば、自己紹介は初対面ですることが多いですが、
 初対面でどんなふうに自分のことを紹介するかで、相手が自分に関心をもってくれるかくれないかが決まります。
 相手に関心をもってもらうために、どんな内容、構成、表現が興味を惹きつけるのか考えることは
 上手なコミュニケーションのたいへん良い勉強法です。


今回、授業では、1分間の自己紹介と指定しましたが、多くの方は、30秒くらいで終わっていました。

しっかり原稿を練って、ためしに3分間の自己紹介スピーチを考えてみてください。
300~400ワードで考えてみたら、実際に話す練習をしてみましょう。
話す内容以上に、「話し方」は印象を決定づけます。

自己紹介で話すことは、別の場面でも自分が話す内容となる確率が非常に高いので、
自己紹介を考えておくことは、うまく話せるようになるためのたいへんてっとり早い最高のスピーキング練習なのです。

ぜひ自己紹介の原稿を練って、話す練習をしてくださいね!
必ず、100%、将来役に立ちます。

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