伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良そて聴くダメオヤジの金ちゃんです。

フォルテピアノで奏でる・・アンドレアス・シュタイアーAndreas STAIERのゴルトベルク変奏曲演奏

2016年10月04日 | バロック音楽・オーディオ一般

以前のブログに加筆しました。フォルテピアノは音量が小さいながら、ppp(ピアニッシッシモ)

からfff(フォルティッシッシモ)までとダイナミズムは大きく、

かつ繊細で微妙なニュアンスを表現することができます。

オーディオを語る前に鍵盤楽器演奏について語られる際に、よく耳にするキーワードのひとつ、

“タッチ”。演奏に重要なファクターはあまたあれど、中でもこの“タッチ”は、

そのセンスとテクニック如何で、作品をこの上なく魅惑的なものとするか、

あるいは退屈きわまりなくしてしまうかを、大きく分けてしまう。

モーツァルト時代のピアノが現代のピアノと大きく違う点は、音が急速に減衰するところ。

つまり急速に音が消えていくのです。今回ベザイデンホウトが演奏する、

音色は均一ではなく、低音域、中低音と中高音域、高音域で個性が異なり、

チェンバロに負けずとも劣らない繊細なタッチが要求されます。

モーツァルト時代のウィーンのピアノは、300年余りあるピアノの歴史の中で、

最もデリケートでニュアンスに富んだ表現が可能なピアノといわれています。

天賦の才能をもったモーツァルトがこの時代のウィーンに生き、

フォルテピアノをはじめとしたこの時代の楽器に出逢い、

インスピレーションを受けたからこそ生まれた数々の傑作があることを忘れてはならないでしょう。

クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ) KRISTIAN BEZUIDENHOUT (FORTEPIANO)が語る、

モーツァルトの楽曲を弾く時に感じるフラストレーション、それは現代楽器とのギャップです。

スタインウェイなどの現代のピアノでの演奏は常に楽器との闘いです。若い演奏者がピアノを弾く時、

「ここは、メッゾ・ピアノで!」「もっと優しく」「強く弾き過ぎないで」と気を使います。もちろん、

間違っているとは言えません。でも、深い意志と確固たる考えをもっている演奏者が必ずしも

スタインウェイでモーツァルトのメッゾ・ピアノを奏でることが出来るということではないのです。

私は、信じがたいほどのドラマティックな音色をフォルテピアノに見出しました! 

フォルティッシモを弾いてもピアニッシモを弾いても楽器は強すぎず、弱すぎず、充分に適した良い状態で疾風怒涛、

テンペストなどのフレーズをつかみ取り音楽を奏でる。

 

と言っています、そこで前回の続編でアンドレアス・シュタイアーのゴルトベルク変奏曲を聴き比べると

ピリオド演奏をフォルテピアノで奏でた場合の事ですが全く差が無いのである。

現在想定外の超巨額損失が発覚した東芝が、まさしく「消滅」の危機に瀕している。

当時は大メーカーとして実に良く研究し、莫大な予算を投入して

特殊な馬鹿な集団であろう音響機器の後発メーカーとしての歩みが伺えます。

只、此処での注意点はSC-M15/SC-M15Kの扱いはBTL接続でモノラルパワーアンプでと言う条件があります。

調べて見ますとAurex SC-Λ99\550,000(1981年頃)と言う馬鹿高いパワーアンプを一度聴きたいと思います。

関係者の話によりますと台数は全く世の中に出回った事はないそうで、中古としても希薄だろうと、聞きました。

でも再度聴き直すとLINNの方が演奏の止んだ静寂さが勝って聴こえるのは何故だろうか?

 

先週末に水槽の水換えをし、水のきれいな時に 撮影してみました。

アノマロクロミス・トーマシー 順調に育っています。ライトで反射して個体が綺麗です。

次が皆さんよく知ってるラスボラです、動きが早いので撮るのに苦労します。

次がアカヒレです、現在水槽が6個あるので水換えも大変です、笑

レンズLUMIX G X VARIO PZ 14-42mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.に

マクロコンバージョンレンズを装着して・・・結構な癒やしになります。

 

今日は余り聞いたことの無いピアノの紹介です。

フォルテピアノとは、

鍵盤楽器は、古い順にチェンバロ、フォルテピアノ、現代ピアノとなり ますが、

音色の多彩さや親密さでは古い順、ダイナミズムや機動性、鍵盤の広さにおいては新しい順に拡張されます。

上記写真のようにフォルテピアノのハンマーは現代のモダンピアノのハンマーよりもずっと小さく、

素材なども天然の皮など様々で音色も繊細に変化する為、製作家は使用する素材に大変こだわるそうです。

現代のピアノの標準的な構造が確立される以前の、

おおよそ1700年頃のイタリアのバルトロメオ・クリストフォリによる発明から、19世紀初頭までのピアノを指す。

これに対して19世紀半ば以降のピアノはモダンピアノと呼ばれる。

音を出す(ハンマーが弦を打つ)仕組みは、「ウイーン式」(跳ね上げ式)は鍵盤と連結したハンマーを、

鍵盤を押し下げることによって跳ね上げて弦を打ちます。

一方「イギリス式」(突き上げ式)は鍵盤と連結していないハンマーを押し下げることによって、

下から突き上げて弦を打ちます。

これによる音の色彩は全く違うもので、「ウイーン式」はハンマーが小さく、

鍵盤の深さも浅く、軽快で明るい音色を長所とします。

近年ではピリオド主義の浸透もあり、

なるべく作曲家が生きていた時代にあった楽器で演奏することがよいと見なされるようになり、

そのことの良さが強調されつつあります。

この様なピアノ曲を上手く鳴らすスピーカーを今後考えて見ようと思います。

拙宅のTANNOY IIILZ in Cabinetではピアノ曲は少し無理があるようにも思えます。

今後の検討課題になるんでしょう?現在のKEFQ100も良いが何か物足りなさがあります。

 

アンドレアス・シュタイアーAndreas STAIER ドイツのゲッティンゲン生まれ。

ハノーファーとアムステルダムでピアノとチェンバロを学び、

1983年から86年までムジカ・アンティクヮ・ケルンのチェンバロ奏者として活躍した。

その後ソロ活動に専念、フォルテピアノとチェンバロのスペシャリストとして国際的に活躍している。

80年代初頭のデビュー当時は、チェンバロとフォルテピアノを弾くにもかかわらず、

「バックハウスやケンプ以来の、ドイツ音楽を代弁するピアニスト」と賞され、

彼の大いなる才能が注目された。

 

J. S. Bach - Praeludium and Fugue in A minor BWV 894

 

彼はムジカ・アンティクワ・ケルンからレザデューのメンバーに変わり、

その後独立してソロの活動をたくさん行なうようになった。

フォルテピアノ奏者としても、ドイツ歌曲の伴奏も含めて、めきめき頭角を現し、

今ではヨーロッパで最も人気の高いチェンバロ奏者、

フォルテピアノ奏者であり、日々多忙をきわめている。

 

アンドレアスの演奏は、とにかく主張がはっきりしていて、迷いがない。

そして唯一無二のオリジナリティがある。曲のすみずみまで熟知していて

(楽譜の表面上のことに加えて、感情的な側面まで)、

なおかつその上にきらりとしたひらめきがある。

 

Andreas Staier plays Mozart's Turkish March

 

バッハの到達した音楽の高みに迫れたのは、ベートーヴェンでしょうか。

彼もまたフーガという形式の天才で、まったく違う高い到達点を築き上げました。

ベートーヴェンがもしいなければ、バッハのフーガを生き、愛し、

死んでいく人間の目線で解釈したモーツァルトの作品も

ひとつの大きな到達点だったといえるとおもいます。

モーツァルトがこのジャンルで損したのは、

ベートーヴェンの高みの影にどうしても埋もれてしまうからでしょうかね。

 

Beethoven Douze Variations pour violon et piano WoO 40

 

ANDREAS STAIER , FREIBURG BAROQUE ORCHESTRA バッハ:チェンバロ協奏曲集

シュタイアーがついにバッハのチェンバロ協奏曲集を録音しました!

オーケストラは古楽器オーケストラの雄、 フライブルク・バロック・オーケストラという最高の布陣。

ペトラ・ミュレヤンスがリーダーとなってのレコーディングです。

 

シュタイアーが次々に繰り出す、まさに一糸乱れぬ走句の連続、

がっしりと鳴動する低弦に支えられたフライブルクの重量感とのせめぎ合い。

聴き手を不思議な感興のうねりへと連れ去るマジカルな気配が濃厚に立ちこめる。

全き愉悦が横溢する第3番、親しみある楽想を丁々発止と展開する第6番など、

奏でられる音楽自体がとても大きい。緩徐楽章でつくため息も深く、情感の増幅にも事欠かない。

シュタイアーが満を持したこの録音、隅から隅まで、本当に愉しみが尽きない。

 

J.S. Bach Harpsichord Concerto in D minor BWV 1052, Andreas Staier

 

満を持しての「ゴルトベルク」。グールド盤に匹敵する衝撃度。

フォルテピアノの鬼才アンドレアス・シュタイアーがチェンバロで「ゴルトベルク変奏曲」に挑戦。

意外にも初レパートリーで、満を持しての発売となります。

トータル80分超えという演奏時間をはじめ、

シュタイアーならではの凝った解釈で並みのものでない存在感を示しています。

録音の良さも特筆で、シュタイアーの演奏のリアルな息遣い、

繊細さとダイナミックさが眼前に広がります。YouTubeでの配信が無いのが残念です。



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