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庶民派昆虫学的回想録「生存競争2」

2017-07-31 07:50:24 | Weblog
という訳で、先日、私の定常観察水田用水路にADG様のご遺体を帰し、チビッ子ザリガニ達の栄養源になることをほのかに祈ったところだった。

ご遺体は、死後硬直が進み、且つ体内の体液もだいぶ消滅し、水に浮かんだ。
チビッ子ザリガニたちは、私に驚いて逃げ惑ったが、
「この後久々のたんぱく質にありつけるんだぞー」
と言い聞かせながら用水路を去った。

去ったはいいが、やっぱり気になる。
お母さんADGのご遺体は、有効に自然に寄与しているだろうか?
チビッ子ザリガニ達は、きちんと食糧として認識してくれただろうか?

などなど、気になって気になってしょうがない、、、朝の7時前のことだ。

「ちょっと覗きにいってみよう」

好奇心満々で、用水路に行ってみたところ、、、なんと

チビッ子ザリガニ達を押しのけて、二回りほど体の大きいお兄さんザリガニが独占、ご満悦でムシャムシャと食べていた。
するとそこへ、横方面から同じくらいの体のサイズの別のお兄さんザリガニが瞬時に現れたかと思いきや、
その食事中のザリガニに喧嘩をしかけた。

実は食事中だったザリガニは、片方のハサミを失っていた。
勝負は瞬間的に決まった。
あっというまに、後に現れたザリガニが獲物を奪った。
そして、獲物をハサミで掴むと、隠れ家として2年前に置いたブロックの穴の中へ隠れていった。
ゆっくり食べるんだろうな。

この間、チビッ子ザリガニ達は、それを傍観しているだけだった。

私の無知な頭脳でイメージしてた姿は、ADGのご遺体に沢山のチビッ子ザリガニたちが群がって、
仲よくみんなで食事するというものだったが、、、

考えてみたら自然の野生生物の世界は、そんなに甘くないね。
この狭い用水路の中で、生き残っていくにはやはり過酷な生存競争に打ち勝っていかねばならないのだ。

生きるために戦う、
生きるために食う、
そして、子孫を残すためにいつか交尾する。

それが野生生物の生き様なんだね

こうして、
過日連れ帰ったADG様のご遺体は、次の命がある意味引き継いだ。
過酷な生存競争、The circle of lifeの循環の中に消えて行った。
いや消えはしない、素粒子レベルでこの世に存在し続けるのだ。

ちょっぴり残酷なようなことをしたような気持ちになったが、
あのままアスファルトの上で干からびてしまうより
良かっただろうと、
回想する。

合掌、
礼拝
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