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音楽人類学的回想録「トニック~着地」

2016-12-10 07:41:01 | Weblog
ジャズとクラシックの醍醐味の違いは何か?と考えてみた。

あくまで個人的な思想だが、
一、クラシックはその瞬間~瞬間の響きの素晴らしさ。ジャズは即興的旋律の組み立て方の創造性と独創性。
二、ジャズはトニックに解決する直前のドミナントあるいはサブドミナントにおける緊張感の演出、クラシックはトニックへ解決したときの着地感の演出。
と、回想してみた。

ここんとこ、ずーっと佐村河内守作曲(あえてこう書く)交響曲第1番HIROSHIMAを聴いている。
新垣先生の作曲技術はとんでもなく素晴らしく、ご本人は後にたいそう謙遜した表現をなさってたが、普通の音楽人類には書けない音楽だ。

現代音楽の技法の象徴のような音楽的表現が随所にみられる。
協和音と不協和音の量的バランスを計算すると圧倒的に不協和音部分が多いようだ。
しかし、
この不協和音から協和音、とりわけトニックメージャーへ解決したときの「着地感」が凄い。
トニックの特性がとても良く表現されていて、その瞬間涙がどわーーーっと出る。

クラシック和声学もジャズ理論も、両者内容は同じだ。
つまり音楽理論はひとつしかないと思っている。

トニック(主音)という単語を、久々に英語辞典を開いて調べてみた。

①強壮剤、滋養剤、整髪剤(笑)
②(肉体的・精神的に)元気を回復させるもの
③強壮にする;元気を回復させる、活力を与える

なるほどなあ。
これだから「辞書をひくこと」は面白い。

確かにそうかもしれないね。
(トニックマイナーは、またちょっと別種のような気がする)

ヒロシマを聴いていると、このトニックメージャーに解決したとき上述のような感じになる。
「HIROSHIMA」というタイトルは、この曲が作曲された後につけられたという話だが、、、
でも、それをイメージしながら聴いていると、このトニックメージャーが響くとき「復興・復活」を感じるんだよね。
それでいいじゃないか。

ところで、
この交響曲、最終楽章(第三楽章)のフィナーレのウルトラクレッシェンドが圧巻だ。
今まで生きてきた中で、これほどのクレッシェンドを体感したことはない。
超ド級クレッシェンドだ。

この曲を聴き終えた瞬間、これまた涙がどわーーーーーっと出る。

演奏した方々も、きっとそうだったんじゃなかろうか。

私は、この作品が大好きになってしまった。

熊本で
生で聴いてみたい。

できれば少し小さいハコがいいかも。

たとえば「益城文化会館」だ。
このハコで、この大作を聴いてみたい。
願いが叶えばいいなあ。
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