北海道昆虫同好会ブログ

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チョウの絶滅とエゾヒメギフ手のひら写真

2017-06-16 01:41:00 | エゾヒメギフチョウ
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チョウの絶滅とエゾヒメギフ手のひら写真

201X-5-4 (月) 晴れ のち曇りのち小雨




かって、全道各地で狂ったように(実際、本当に狂っていたと今になっては反省しています)エゾヒメギフの大量大虐殺を続けてきた私は、年齢的なものか今はそれをひどく恥じており、無用な蝶の殺戮は今後可及的に避けたい気持ちです。


しかし、ちょっと言い訳しますと今から30年くらい前までの北海道、たとえば旭川では私がいくら採集しても(1日でエゾヒメギフ800匹以上採集したこともある)、エゾヒメギフチョウが減ることなどまったく無く、そんなことは想像することすらなかった。


環境さえ整っていればチョウ(昆虫)はいくら採っても減らないという確信は長年の経験が背景にあって初めて言えることだと思っています。


昆虫の繁殖様式は、たとえば ほ乳類、鳥類、魚類、両生類 等とはまったく別格、別次元のものという理解も必要です。


これは、ごく最近の衰退しきった日本の自然しか知らない若い方々や、本州方面のように、当時すでに衰退しはじめていた産地しか知らない方々にはとても実感できる話ではないかもしれない とも思います。







かっては無尽蔵にいたエゾヒメギフや本州のヒメギフの昨今の激減ぶりは本当に目に余る。


多くは種々の理由による自然環境変化が主たる原因と思われるが、チョウが激減した産地での採集行為はいわば最後のトドメを刺す役割をになうことになりとてもよく目立つ。


実際、奇跡的に残ったごく狭い発生地に飛んでいるごく少ない数のチョウを全部採れば、文字通りまさに算数の引き算どおりにチョウがいなくなるのは当然です。


そのため、あたかも採集行為がそこの個体群絶滅の主たる原因であると、いつのまにかすりかえられる可能性は十分に考えられる。


私自身は最近の遠軽のイシダシジミ幼虫採集みたいなトドメ刺し採集はやりたくないし、そのような個体群にもあまり興味がありません。


ただ、どうせ早晩絶滅するのだから今のうちに標本をこの世に残しておくべきといった強い使命感に燃える人や、個人的な収集欲を断固満たしたいと考える方々が実際にはいまだかなりいることも事実です。


これらの方々は環境省職員の業績つくりの格好のターゲットになります。


奇跡的に残った数少ないチョウの発生地に殺到する採集者たちは、もはや絶滅寸前の個体群に最後のトドメを刺す役割を立派に果たす。


それをマスコミがあおりでもすれば、一般の方々はチョウマニアの乱獲が主原因でチョウがいなくなったと思いこむ。


たとえば熊本のオオルリシジミにはまさにその典型パターンと見ることが出来る。




どうあがいても地球環境の変化により早晩絶滅確実といったチョウや、草刈りなど多少の環境整備で絶滅を多少先送りできそうなチョウや、保護策はおもいつかないがとりあえず採集だけは禁止といったチョウや、人間の営みそのものが確実に絶滅へ向かわせる主原因といったチョウや、人口飼育環境のみでかろうじて存続しているチョウや、その他、現在絶滅に向かっているチョウの存在様式は実に様々であろう。


ただ、日本はじめ世界中でチョウの趣味が全盛期であった20-30年前と比べると所謂チョウ屋たちのおかれた状況は比較にならぬほどきびしくなっている。


またチョウ屋たちも高齢化がすすみ、その実数も信じられないほど急速に減りつつある。


もう少しすると私のようなチョウの愛好家は絶滅危惧種とされ大切に保護されるかも???・・・。

そのような現状をみれば昨今のトレンドとして、新産地確認のためなどの標本作製は必要最小限にして、その他は出来れば写真撮影のみで済ませたいともおもう。


ただ元気いっぱい飛び回るだけで、とても所謂生態写真的撮影は不可能ということもある。


ネットインした蝶を、なんとか生きたままの状態で撮影し、リリースする方法はないか。


生きたままの状態での手のひら写真の可能性を検討中です。


しかし。


まともに脚を持つと元気いっぱいのエゾヒメギフは大暴れしてとても撮影にならない。



下手をすると脚がもげてしまうことすらある。


胸部をかるくつまんで羽根をたたんだ格好なら撮影は容易で周囲環境も写真に取り込めるがやはり羽根を全開した写真が撮りたい。




なにかうまい方法はないだろうかと思案中です。



今日、手のひら写真を試みたエゾヒメギフたちは全てそのままリリース、みなさん元気に飛んでいった。








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