SOUTH AFRICA

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かつての南アフリカのオリンピック選手

2004-06-27 15:17:46 | Weblog
アテネ五輪が迫ってきました。
8年前のアトランタ五輪の時は南アフリカにいて、南アフリカの選手団がカラフルなジャンボ機でケープタウン空港を飛び立ったニュースを見ていました
今でもヨハネスブルク空港などで見かける、国旗と同じような模様がボデーに描かれているジャンボ機です。

「南アフリカの選手は活躍できないだろう」と思っていましたが、まず最初に金メダルをとったのは、女子水泳のヘインズでした。
彼女は白人で、「米国でトレーニンをしていた」と聞いて、「やはり南アフリカ育ちではなかったのか」と思いました。

南アフリカの選手がどれだけ活躍したかは覚えていませんが、印象に残っているのはマラソンで、無名のチョグワネが優勝したことでした。
聞くところによると、彼は私が住んでいた隣町の石炭鉱山の守衛さんだったそうです。
彼は金メダルの褒美として、政府から家と車を貰ったみたいです。
その後の南アフリカの新聞によると、何度か空き巣に入られ、カージャックにも遭遇したそうです。
アトランタ五輪後、外国からマラソン大会に招待されたそうですが、周囲からの妬みを恐れて「南アフリカに優秀な選手は沢山いる。(その人達を招待して下さい)」と言って辞退したそうです。
噂によれば、今ではゴールド・メダリストらしからぬ生活を送っているそうです。

もっと古い五輪のニュースでは、裸足の天才ランナー・バッドがいます。
彼女は17歳の時に女子5000メートルで驚異的な世界記録をマークし、すい星のごとくデビューしました。
さまざまな非難を浴びながらも英国籍を取得して出場したロス五輪では、進路妨害疑惑で惨敗した話は、あまりにも有名です。
彼女は、ことあるごとに反アパルトヘイト運動の格好の標的となり、世界の舞台からも姿を消しました。
彼女は五輪出場という夢を勝ちとった代償として、大勢の友人を失ったそうです。
今は南アフリカに帰国してブルムフォンテンで生活しているそうです。

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