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謎のアジア納豆 高野秀行

色々な国の留学生と付き合っていると、ほとんどの留学生は「納豆」が食べられないが、たまに「大丈夫」あるいは「好き」という留学生がいる。特にミャンマーの留学生は、自国にも同じような食べ物があるらしく、平気だという確率が高い。そんなことで、アジアの国にも、色々な納豆のような発酵食品があることは知っていた。私自身は納豆が好きで、妻にも「納豆は欠かさないように」とお願いしているほどだが、アジアの国に納豆と同じような食品があったとして、それを食べられるかどうかは自信がない。食に対する趣向というのは、かなり微妙なもののような気がする。この本は、日本最高の探検家が書いたアジアの納豆文化についての本。大いに期待して読んだ。。結論として、納豆を食べる文化はアジア全体に辺境の食べ物として点在しているということだ。辺境という意味は、ある程度の食材が手に入るような文化の中心のような土地では、次第に納豆が単なる調味料のような存在になってしまったり、隅っこへ追いやられたりしてしまうということらしい。本書の良さは、アジアの辺境でのレポートと日本での考察が上手く調和して語られていて、最後まで興味深く読むことができたことだ。読んでいると、東海林さだおの「丸かじりシリーズ」のワールドワイド版を読んでいるようで微笑ましいところがあるかと思ったら、日本人の行けない辺境の地でのディープなレポートがあったりで、さすが著者の本だと感心した。本書はまだ完結編ではないようなので、続編が楽しみだ。(「謎のアジア納豆」 高野秀行、新潮社)

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