ダ・猫の家

猫(♀)と飼い主(♀)の日々の記録

やまねこのおはなし

2013-12-25 23:12:06 | 猫本

プライベートではなく仕事でしたが、昨日は珍しくクリスマスイブっぽく過ごすことができました。昼の部、夜の部のみなさんに感謝。

仕事で出たついでに経堂のウレシカ(http://www.uresica.com/gallery.html)のきくちちき展に寄り、「やまねこのおはなし」という絵本を購入。作のどいかやさんと絵のきくちちきさんのサイン入り。ストーリーを書くとネタバレになるので控えますが、山奥でひとり(一匹)気ままに暮らすヤマネコとタンポポのお話です。タンポポ猫の相棒からのクリスマスプレゼントかなー。

 

 


猫とみれんと

2013-02-16 17:12:07 | 猫本

首のヘルニアの検査で、MRIを受けてきました。結果は1週間後なので、とりあえずは痛み止めの薬飲んで、湿布はるだけ。痛み止めのおかげで、だいぶマシになりました。

それにしても、病院の待ち時間は読書が進む~。今日持参したのは、満を持しての「猫とみれんと」。本が出たとき、わりと話題になっていましたが、長らく積読本でした。著者は眼科医で歌人のオジさんで、相棒にゃん吉と暮らすバツイチ中年男の悲哀を、おもしろ切なく歌に詠んでいます。ぼやき猫短歌って感じ? 男女の別なく共感できる歌あり、詠み手が女性だとまた違うんだろうなあと思う歌あり。一番ぐっときたのは、文庫版後記で、二十年来連れ添った亡き愛猫にゃん吉に捧げた歌。

貴君らにとりてはただの猫なりき吾にとりてはいのちなりけり  寒川猫持

やばいやばい。死んだ相棒猫を思い出して、病院の待合室で泣きそうになってしまった。こんなふうに歌に残してもらって、にゃん吉は幸せだね。

 

 

 

 

 


猫鳴り

2011-11-12 12:36:26 | 猫本

ずいぶん売れているようで、前から気になっていましたが、なかなか手に取る気持ちになれませんでした。ようやく、読んでみようという気になって、久しぶりに本を買いました。

長い移動時間があったので、電車の中で読み始めましたが、まうが子猫だった頃や、最期の日々と重なって、何度も泣きそうになりました。最後の3ページはどうしても読めなくて、家に帰って読みました。

 

「もうわかっていた。猫はずいぶん前から、藤治の準備ができるのを待っている。別れる準備。一人になる準備。モンなしで生き続けていく準備。だが、いつまで待っても準備などできようはずもない。」

 

モンは、まうより二つ上の二十歳。天寿をまっとうして旅立とうとしている猫の命をあきらめきれず、何度も往診を頼む藤治に、若い獣医師が、死は自然なこと、とぽつりと言います。

 

「じじい同士長く一緒にやってきたが、こいつはまるで、俺に手本を示しているみたいじゃないか。そう遠くない日に、俺自身が行かなけりゃなんない道を、自分が先に楽々と歩いて俺に見せているみたいだ。」

 

まうもモンと同じように、「もう一人で大丈夫だね」と私に卒業証書を渡して、潔い死に様のお手本を見せて旅立っていったのでしょうか。だとしたら、今の家では無理だけど、またいつか、まうのような子猫に出会って、その一生をしっかり見届けたい。まうを見送った今、「猫鳴り」に出会えてよかったです。

 

 

 


工場猫物語

2010-11-13 09:42:20 | 猫本

ヒマつぶしにアマゾンの「あなたにおすすめの商品」を眺めるのが、ちょっとした楽しみです。500冊くらい出てきます。「おすすめ」で出合ったのが、「工場猫物語」。

川崎の宮城さんというご夫婦が、工場地帯に捨てられた野良猫約100匹を、地域猫として面倒を見ています。かわいそうと餌をやるだけでなく、捕まえて避妊手術を受けさせ、病気のコがいれば病院に連れていき・・・。私を含め、保健所で殺処分される犬猫は見て見ぬフリ、近所の野良猫も見なかったことに・・・という人がほとんどの中、ご夫婦の行動力と、器の大きさに、頭が下がります。

小さな自分にできること・・・として、使っていないフリースの膝掛けと、ケージを寄付させてもらうことにしました。

かわいい、きれい、の猫本もいいですが、現実を直視した猫本も、手に取っていただけたらうれしいです。

アニマルフレンドシップHP

http://www.animalfriendship.jp/

 

 

 

 

 


どうして猫が好きかっていうとね

2005-12-25 17:47:54 | 猫本
『WHY WE LOVE CATS』(『どうして猫が好きかっていうとね』)
というタイトルの問いかけに対して、
短いコメントと写真で応えていく形のビジュアルブック。

…because they’re wise
…because they’re fluffy
…because they’re stop to smell the flowers
…because they can squeeze into small spaces

てな感じで。

著者のキム・レヴィンはフォトグラファー。
翻訳は作家の松本侑子氏。
英文が並記してあるので、英語でも楽しめます。

竹書房
980円





ねこの赤ちゃんひろいました。

2005-12-25 17:35:56 | 猫本
クリスマスにアマゾンから届いた猫本を2冊ご紹介。
ひとつが『ねこの赤ちゃんひろいました。』(大和書房、1300円)

道路に落ちていた黒い物体、
瀕死の子猫を拾った著者によるフォトエッセイ。

5分で読み切れますが、
ちょっとぶちゃいくな黒猫ちゃんの愛らしい表情にほのぼの。

著者の島田ケンジ氏が何者なのかは謎。


海ちゃん

2005-12-17 13:20:45 | 猫本
猫好きなので、猫の本を見かけると、つい衝動買いをしてしまいます。

写真家、岩合光昭夫妻と飼い猫「海ちゃん」の16年間の記録。
雑種の猫も、ブランド猫も、同じひとつの命、同じ猫だけど、
私はやっぱり、雑種に心ひかれます。

ちなみに海ちゃんは「うみちゃん」ではなく、「かいちゃん」です。
とってもかわいい海ちゃんですが、
6回も出産した肝っ玉母さんでもあるんですよ。
海ちゃんに会いたい方はこちら。

『海ちゃん ある猫の物語』
岩合光昭、岩合日出子著
新潮文庫、590円