木竹記

カトリック司祭職から還俗し、広告代理店代表取締役としてそ10年になります。「木に竹」を継いだ状況にならないようにしたい。

ACA冬の例会 津軽三味線

2014年12月19日 | Weblog

昨日、ACA(広告業協同組合)の冬の例会が催されました。今年は2部構成で、第一部には津軽三味線の演奏がありました。奏者は齋藤沙希さんという大学3年生のかたでしたが、この方が今年の津軽民謡大会「大人三味線の部」、津軽三味線日本一決定戦A級女性の部どちらも優勝というタイトルホルダーだそうです。MCのときは素朴な笑顔で柔らかく話されるのですが、いったん演奏に掛かると表情がキリット一転して寸分の狂いもない見事な演奏、目を閉じると雪の津軽の情景とそこに暮らす人々の姿がまぶたに浮かぶようでした。小学2年生の時から練習をしてきているとおっしゃっていましたが本当に素晴らしい演奏を聞かせていただきありがたい経験でした。津軽三味線の生演奏、それも間近で見聞きすることができて、素晴らしいひと時でした。


燃料電池車

2014年12月03日 | Weblog

12月15日にトヨタが燃料電池車「みらい」を発売すると話題になっています。燃料電池車は化石燃料に必ずしも頼らなくてもよい新しい自動車ですね。20世紀が石油・石炭の時代だったとするならば、全く別のパラダイムの時代になるかもしれません。水素と酸素の結合の際にできる電気でモーターを回すので、(このサイクルに限れば)CO2がでないし、ただ水が出るだけで空気の汚染もない。そんな夢のような「みらい」ですね。燃料電池は、不安定な自然エネルギー発電を安定化させるためにも使えるので、全く新しい水素社会が実現する可能性もあるということです。聖書の言葉を使うならば「富んでいるものの上にも、貧しいものの上にも等しくのぼる」太陽や「等しく降り注ぐ」雨の恵みを使って安価なエネルギーが安定的に供給されるようになると、人類が長くユートピアとして思い描いてきて様な社会が姿をあらわしてくるようにも思います。 

しかし、燃料電池車に限っても水素ステーションがなければ全く普及は考えられないし、水素を作るために石油を燃して発電するならかえって効率が悪かろうとか、水素は輸送や保管が高コストなのだとかの問題点が指摘されています。確かに夢のような未来はちょっと資本の理論とは違ってくるのかもしれませんが、様々な利害を調整しながら、よりよい社会の実現に政治は動いてもらいたいと思います。