【 ここに あるもの いるもの いきものがたり 】 矢ばなの里

「カタクリと生き物3Dの森」桜が教えてくれたカタクリの群生地が広がり、そこにはフクロウムササビといった生き物がいる。

矢ばなの里・カタクリの縄張り

2012年04月03日 | カタクリ

矢ばなの里のカタクリは人が植えたものではありません。

種を蒔いて増やしたものでもありません。

今年、来られたらカタクリの間隔に注目してください。

適当な間隔をもって生えています。

つかず、離れず、

カタクリの種が落ちたところに生えるものなら

もっと、もっと、かたまって生えるはずです。

カタクリの種はアリさんが運ぶと言われています。

種にはエライオソームという脂肪酸アミノ酸からなる物質がついています。

これを目当てにアリさんが巣まで運ぶそうです。

 

我々は最初もっと濃く、密に生えて、一面のお花畑をと考えて、

種を他から採ってきて蒔くことも考えました。

しかし、間隔があまりにも綺麗に生えていることに気づいて

この群生地を守る為には、この間隔を守ることが大切と思うようになりました。

 

それにしても、つかず、離れずの間隔、測ったぐらいの間隔を持って生えています。

この間隔が、カタクリにとって一番居心地の良い間隔なのでしょう。

まさに自然の不思議です。

皆さんの目で見て確かめてください。

 

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