『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

四季折々436  八王子祭9

2014-08-14 12:21:10 | インポート

氷の彫刻展の続き。展示されて1時間以上経っているので、どんどん溶けている。

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「色々な思いよ飛べ」

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「テナーサックス」

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「夏の思い出」

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「水族館の曲芸師」

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「泣く人」

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四季折々426  盛夏の小山内裏公園5

2014-08-02 13:25:31 | インポート

野草見本園の続き。

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フシグロセンノウ。

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キキョウ。

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イヌゴマ。

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ミソハギ。

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ダイコンソウ。

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翻訳  朴ワンソの「裸木」50

2014-01-07 01:02:27 | インポート

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翻訳  朴ワンソの「裸木」50<o:p></o:p>

 

1578行目~159<o:p></o:p>

 

彼女は私達に希望のようなものを聞かずに、自分勝手に何種類かの料理を注文した。私は、彼女が満足した表情で羅列した、耳慣れない何種類かの料理の中に、ジャジャンメンがないのが異常だけれど幸運だった。いっそう幸運だったのは料理が運ばれ始めると、彼女のおしゃべりがぷっつり止まったのだ。<o:p></o:p>

 

 彼女が美味しそうに食事に興じる姿は微笑ましく、他人も生唾を飲み込んだ。<o:p></o:p>

 

 少し甘味のある胃にもたれる食べ物を、私はずいぶんたくさん食べた。私はこの前歯が出っ張った女性がだんだん好きになった。彼女のおしゃべりと食事を同時に楽しもうとしない分別だけでも十分に好ましかった。私は、食事を済ましてご馳走様と特に彼女に向かって頭を下げ、こっそり笑みを瞳に湛えた。彼女は何を思ったのか私の隣に移って来ると、私の手を取って手の甲を自分の掌で何度も撫で始めた。<o:p></o:p>

 

 そんな動作が少しもがさつでなく、無言がおしゃべりだけでは表現できない深い信頼と愛情のようなものを付け加えた。彼女の掌はざらざらして私の手の甲を程よく引っかくようで快かった。<o:p></o:p>

 

「こんな可愛い娘が私の義妹になるなんて…」<o:p></o:p>

 

 彼女は手の甲を撫でるのを止めては、ちょっと痛いぐらいに私の手をぎゅっと握ったまま、<o:p></o:p>

 

「あなた早く婚礼を急がなければ。こんな清楚な娘さんを一日も早くうちの家族にしましょう」<o:p></o:p>

 

「二人が間違いなく納得してうえで、結婚するだろうし…」<o:p></o:p>

 

「まあ、この哀れな旦那様。僧侶が自分の頭を剃るかしら?」<o:p></o:p>

 

 私は彼らの会話を無心に聞いていたのを止めて、突然泰秀の兄がオクヒドさんの古くからの友人だということを思い出した。私の座った席は何度も気まずくなった。私が引き受けた役に自信がなくなった。どうやっても、泰秀の頼みからはずれそうで何度もはらはらした。<o:p></o:p>

 

「なんと言っても、いまだに婚礼は一生の冠婚葬祭の中でも大事なものだし、年長者のやりかたで相応しい手順を踏まなければならないわ。若い血気から恥ずかしいこともしでかす。そうじゃない? あなた」<o:p></o:p>

 

 彼女は夫の膝を御膳の下で足蹴にしながら急き立て続けた。<o:p></o:p>

 

「これで失礼します。母が待っていますので」<o:p></o:p>

 

 私はかろうじて丁重に言うことは言ったけれど、荒く彼女の手を振り切った。<o:p></o:p>

 

「ああ、新時代の娘さんが恥ずかしいのは。手順は大人たちが相談しなければ。そうだ、あなた? いつ娘さんの家を訪問すればいいかしら? いつでも簡単にできることなので、お母さんにこっそり耳打ちでもしておいてね」<o:p></o:p>

 

 彼女はチマのスカートをまとめてのろのろと夫の横に移って座ると、「そうじゃない?」を最後に付け加えて、手順というものを相談して、夫は「うーん」とか「さあ」程度の消極的な相づちを打つのだった。私は、中国料理と彼女のおしゃべりが一緒になって、消化不良を引き起こしたように、むかむかして吐きそうだった。<o:p></o:p>

 

「ちょっと帰らせてください。ミスタ・黄」<o:p></o:p>

 

「すぐ終わるよ。ご免ね。少しだけこらえてくれ、すこしだけ」<o:p></o:p>

 

「耐えられる自信がないの。まかり間違ったら吐くかも」<o:p></o:p>

 

「ご免ね」<o:p></o:p>

 

 私は泰秀とこっそり話し、了解を得ることも面倒なので、一人で立ち上がった。泰秀も困ったように続いて立ち上がった。頭がぼうっとして泰秀にもたれかかった。<o:p></o:p>

 

 私達は仕方なく、入って来た時のように、睦まじく腕を組んだ姿勢でその部屋から出た。<o:p></o:p>

 

 彼女は無言で(生意気な女、誰の前で腕組みしているんだ)という視線で私達を見送った。<o:p></o:p>

 

 私達は雪道を歩いた。道が滑るので私は組んだ腕を解かなかった。寂寞としていて白っぽい雪道を腕を組んだだけで、一度も互いの心のハーモニーを作りあげたこともない間柄だということが、少しも変わらないまま、うろつくように歩いた。<o:p></o:p>

 

 私は無意識の中に泰秀を玩具屋へ案内していた。玩具屋はもう閉店した後で、ひさしの下のチンパンジーやいろいろな玩具が置いてあった板が斜めに立ててあるだけで、オクヒドさんも誰もいなかった。<o:p></o:p>

 

 夜遅い明洞は人の往来がほとんどなく、灯もまばらで、通りは眠気をさしたようにぼうっとしていた。私は玩具屋の前で泰秀と別れた。明洞を抜けて仕方なく家に向かった。<o:p></o:p>

 

 雪のために暗闇も白っぽく、暗闇のために雪も白っぽく、首を反らすと、空ももやもやして星の光は暗灰色で遮られた。私は明るさだけ違う様々な種類の灰色の色に閉じ込められ、あがくように歩いた。どんなにあがいても脱け出す道のない、幾重にも重なった灰色、その中でも私は幻想のような恍惚とした色を大切に持っていた。玩具屋の前でのオクヒドさんとの巡り合いがそれだった。<o:p></o:p>

 

 それは回想であるには、あまりにもきらきら輝いていて、まるで幻想のようでもあり、幻想であるには、あまりにも生き生きした感覚があった。私はすぐに泰秀と彼の家族といた時のことを忘れた。それはそのまま白っぽい灰色の一部分にすぎなかった。<o:p></o:p>

 

<o:p></o:p>

                            ー  続  -

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翻訳  朴ワンソの「裸木」13

2013-05-03 11:53:30 | インポート

 

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  母は口答えせずに笑った。とても虚脱して…娘の気晴らしに無意味にしがみつこうとしない母の賢さだろうか。そんなことが笑いの中にあった。<o:p></o:p> 

「え、知らないよ。男としてせっかく考え出した話なんだが」<o:p></o:p>

 

「どうして伯父さんの家の面倒を見る人が気に食わないんですか」<o:p></o:p>

 

 私はとうとうその話をしてしまった。<o:p></o:p>

 

「だから、それがめぼしいものはこっそり他に移しても、俺が来る度に大きい善行でも積むように、自慢するので…乞食をしているようだ」<o:p></o:p>

 

「本当ですね。生きるために避難した後に、残って所帯道具を守る人が別にいるということだけでも、何か間違っているのではないでしょうか?」<o:p></o:p>

 

「それはどこかで俺が留守番をしてくれといったのかい? 自分たちが留守番をしてやるし、またそれに俺たちに少し義理のようなものはあるんだが。それで俺の家の留守番をしてくれと、お前達に留守番して来いというのではないが…この不吉な家は…」<o:p></o:p>

 

「お兄さんやお姉さんは皆元気ですか?」<o:p></o:p>

 

「うん、もちろん、ジンイは今回勲章をもらって中領に昇進したよ。それでとても良い地位に上って、ミンイもチョイ兄さんのおかげというか軍隊生活に根が生えて餅を食べて気楽にやっているよ。ナンイのことは、学校を続けていてピアノが家にないことに癇癪を起しているけれど、避難したんだから、それぐらいの苦労は仕方ないんじゃないかい?」<o:p></o:p>

 

 彼は戦乱で一つも負傷していない息子と娘の名前を羅列して、完全にしわを伸ばした。その時彼ははばかるところのなく幸福に見えた。私達の家族の境遇と自分達とを比べることで彼の幸福は完璧なようだった。他人の不幸を薬味にして一層苦笑して、おいしい自分の幸福…。<o:p></o:p>

 

「お前の話をたくさんするよ。一緒に暮らさないでどうやって一人で苦労しているのかわからないけど。一番お前に会いたいとせがむんだよ」<o:p></o:p>

 

「私も」<o:p></o:p>

 

 私は礼儀上でそう言っただけだった。心の中では一つの意地悪な考えが激しく沸き立っていた。<o:p></o:p>

 

 戦争はまだ終わっておらず、戦争が何回も繰り返されるはずで、その間に人々に災難を等しく分配するだろうと、私はただ災難の分配をまず最初に受けただけだと。<o:p></o:p>

 

「お疲れのはずですから、早目にお休みください」<o:p></o:p>

 

 私は向かい側の部屋に伯父の寝床を作ってあげて、久しぶりに母と並んで横になった。 <o:p></o:p>

 

 本当に久しぶりだったけれど、別に話すこともなかった。母のやや低い呼吸が聞こえた。<o:p></o:p>

 

「伯父さんがお金を出してくださったの?」<o:p></o:p>

 

「ふん、だしてくださったんだよ。生活費だって…」<o:p></o:p>

 

「いくらなの?」<o:p></o:p>

 

「さあ、わからない。あそこに置いたから、お前が後で開けて見なさい」<o:p></o:p>

 

「夕食は召し上がったの?」<o:p></o:p>

 

「うん」<o:p></o:p>

 

「おかずは何にしてあげたの?」<o:p></o:p>

 

「別に…ただうちで食べるものを出したよ」<o:p></o:p>

 

 お客のもてなしの手際が格別に巧みだった母は、今や馬鹿になってしまったのか?<o:p></o:p>

 

「私の就職のことは何とおっしゃったの?」<o:p></o:p>

 

「嫁にもやれないで、そんな所に就職させたと嘆いていたんだよ」<o:p></o:p>

 

「お母さんもそう思っているの?」<o:p></o:p>

 

「違うよ」<o:p></o:p>

 

「じゃ、関係ないと思うの?」<o:p></o:p>

 

「ちがあう」<o:p></o:p>

 

 私は寝返りを打った。<o:p></o:p>

 

 向こう側の部屋でも眠れないようで、伯父の咳が時々聞こえてきて、横で寝ている母は寝入ったのか目覚めているのか、私には息遣いすら捕らえられなかった。<o:p></o:p>

 

 荒涼とした風だけが柳の枝のようにがたがたして、障子をかすかに揺すって、またどこかわからない落ち着かない音を出して、家全体を自由気ままに通っていた。<o:p></o:p>

 

 私は布団をすっぽりと被った。<o:p></o:p>

 

 それでも聞こえる不吉な家を揺する風の音。行廊棟から通じた屋根へ吹きすさんで入って来て壊れた瓦を踏みにじって、小さく割れた垂木を引っ掻き回して、粘土を落として、裂けて垂れ下がった蜘蛛の巣を揺すって、積もったほこりを飛ばそうとやたらに陰欝な口笛の音を出して巡る風は、布団の中で耳をふさいでもわけもなく鼓膜を揺すり続けた。<o:p></o:p>

 

 私は仕方なくオクヒドさんのことを考えた。そして呪文のように〈彼は他の人と違う。彼は他の人と違う〉と暗唱した。<o:p></o:p>

 

 私はその繰り返し通して、ひょっとしたら新しい生活へのノックを試みているのかもしれなかったのだ。<o:p></o:p>

 

             4(完)


 

 <o:p></o:p>

 

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読書感想64  水車館の殺人

2013-04-07 21:49:40 | インポート


 

著者         :  綾辻行人<o:p></o:p>

 

生年         :  1960<o:p></o:p>

 

出身地        :  京都府京都市<o:p></o:p>

 

初出版        :  1988<o:p></o:p>

 

出版社        :  講談社<o:p></o:p>

 

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感想<o:p></o:p>

 

 著者の舘シリーズの2作目である。舞台は山の中の洋館。三台の水車が電力を作り出す洋館には、主人の藤沼紀一と妻の由梨絵が住んでいる。藤沼紀一は13年前の自動車事故により、顔と手足に重傷を負い、顔にはマスクをつけて車椅子の生活を余儀なくされている。由梨絵は幼くして両親を喪い、紀一に引き取られて学校に行かずにこの10年間洋館の塔の部屋で生活している。館は本館と別館からなっている。本館と別館を結ぶのは中庭を囲む東西南北の回廊だ。物語は一年前の回想と現在が紀一の言葉で進行していく。一年前に住み込みの家政婦が塔の部屋から転落死し、その夜に洋館に滞在していた客が殺され地下の焼却炉で焼却されるという事件が起きた。そして犯人と見られる客は姿を消した。そして1年後にまた同じメンバーが客として洋館に集まる。しかし、今回は目新しい人が混じっている。犯人とされた行方不明の客の友達という男は島田潔と名乗り、1年前の事件の真相を突き止めるために来たという。客たちは、回廊に飾られた紀一の父親の藤沼一成画伯の遺した絵を見に来るのである。画伯は幻視したものを描いていたが、最後の遺作「幻影群像」は息子の紀一が秘匿し、幻の作品になっている。それを是非見たいというのがこの洋館に毎年通ってくる理由だ。そしてこの洋館の建物自体にも秘密があるらしい。そして今回も惨劇の幕が切って下された。<o:p></o:p>

 

 いかにもおどろおどろしい設定である。人物も状況もリアリティーのない虚構の世界だが、密室のトリックといい、どんでん返しにつぐどんでんがえしだ。犯人の推測はつくが、すべての謎解きは最後にならないと解けない。<o:p></o:p>

 

 非日常を味わうミステリーの醍醐味が溢れている1冊だ。<o:p></o:p>

 

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