はらだ健太 草莽記(そうもうき)

さいたま市議会議員 はらだ健太

核兵器の合法性を認めるのか?

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国連で、核兵器禁止条約が検討されるなか、日本政府は議論に加わることすらなく、棄権する方向だと報じられています。

これまでのCTBT(包括的核実験禁止条約)、核拡散防止条約などとの整合性の延長で受け止められているようです。

しかし、今回は、核兵器の使用に対する適法性が議論されることになり、これまでとは根本的に異なるものです。


確かに、これまで日本は冷戦下で、アメリカの核の傘の下にいました。

しかし、ソ連は崩壊し、冷戦は終わりました。


いま、日本に対し、事実上、核攻撃をする可能性があるのは、中華人民共和国(以下中国とする)と朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮とする)です。

では、中国や北朝鮮が日本に対し、核攻撃をした場合に、それが合法だとされる余地はあるのでしょうか?


朝鮮戦争は、休戦中であるものの、日本は直接の参戦国ではありません。(当時、日本は、国際連合にも未加盟でした)

中国や北朝鮮の、日本に対する核攻撃が、国際法上適法とされる余地は全くないように、思えます。

もし、その可能性があるならば、その適法となる可能性について徹底的に検討するべきです。

そもそも、一般市民を無差別に大量虐殺した、アメリカの日本に対する二度にわたる核兵器の使用が、法的に許されるものであったのか?

比較検討して、検討する必要があります。

アメリカの広島、長崎での核兵器使用は、私は違法なものだと考えます。

日本の重慶爆撃、ドイツのロンドン爆撃、連合国のドレスデン爆撃、アメリカの東京大空襲はじめ本土爆撃なども一般市民をターゲットにしたことでは同じで違法ですが、核兵器の場合は相手の全滅を可能にするもので、質的に異なるものです。

日本政府は、ただ現実の政治力学のなかで思考停止に陥ることなく、冷戦が終わった中で、今回の核兵器禁止条約が投げかけている核兵器使用の合法性という本質から逃げてはいけないと考えます。
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