ポケットの中で映画を温めて

今までに観た昔の映画を振り返ったり、最近の映画の感想も。欲張って本や音楽、その他も。

高校生のころ・5〜フランク・プゥルセルの『急流』

2015年10月20日 | 音楽
高校の頃は、身近に音楽がないと気分も落ち着かないほどだった。
当時、日曜日の正午台に軽音楽のローカル番組があり、番組の最後にリクエスト・アワーがついていた。
このリクエストにメッセージを付けて応募するのが私の楽しみだった。
運よく、ラジオから自分の名と共にリクエスト曲が流れると、私自身が電波に乗って知れ渡り、有名人になったような錯覚に陥る。
その時は、最高のひと時である。

そして、採用されるとシングル盤のレコードがプレゼントされる。
ただ、曲名は送られて来るまでわからない。それがまた、ワクワクドキドキである。
そのようにして手に入れたレコードが現在3枚ある。
『ダイヤモンド・ヘッド/朝日のあたる家』(ベンチャーズ)、『恋心』(エンリコ・マシアス)、『雨に唄えば』(ジーン・ケリー)である。
当時、シングル・レコードは330円(丁度、米価で1ドル)したので、学生の私には貴重な財源として嬉しかった。
あまり嬉しかったので、学生仲間に言いふらし、同級生に「お前の名でリスエストしてやる」と請け負って、投稿してやった。
そしたら、見事採用されたのはいいけれど、その同級生はそんなに興味もなさそうでその番組も聴いていず、
私の気持ちとしてはレコード盤を1枚損してしまった。

このリクエストが採用されるには、リスナー側も一工夫がいる。
誰もがリクエストしそうな曲は避けて、成程いい選曲だと納得して貰う方法でないといけない。
そのような方法で、今でも記憶に残っているリクエスト曲がある。
フランク・プゥルセル楽団の『急流』である。

その『急流』をYouTubeから貼り付けてみた。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高校生のころ・4〜ペレス・... | トップ | 『セッション』を観て »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事