☆ 森のクマさん徒然草 ~元 森の宿うわじまユースホステル管理人のひとりごと!

ひとりの人間として ふっと思いついたこと、感動したことを書いてみよう。

あっちからこっちから 「ドラミング」が

2013年01月31日 | Weblog
今日は1月の最後の日。日中は快晴、ポカポカ陽気だった。布団を干そうと庭に出ると、あっちからこっちから「ドラミング」の音が!こんなすごいのは聞いたことがない。森の中に住んでいるからこそ聞けるのだ。ありがたい。

天気予報では明日は大雨になる? なんか信じられない。これでちゃんと春になるかな? てなわけないか。。。

プラス思考

2013年01月30日 | Weblog
こちらの談話室やロビーには、あらゆるジャンルの単行本・文庫本がごちゃごちゃに並べてある。(無理やり詰め込んである、と言った方が正確か)元々あったもの、寄付を受けたもの、お客さんが読んだ後にそのまま置いて行かれたもの、私が昔買って読んだ本など。いろいろあって面白そうなのだが、まともに読んだことがない。

先日、体調を崩して寝込んだ際、急に思い立って、ごちゃごちゃ本の中から何冊かテキトーに選んで布団の中で読んでみた。その中の1冊、「イルカみたいに生きてみよう」(小原田 泰久著 大和書房 1997年4月1刷)の中の記事より。

イルカはこんなことを教えてくれました。

すべてのことはプラスです。ですからプラスに考えることはありません。 

よく「プラス思考」という言葉があります。この言葉は、世の中にはマイナスもあるけど、それをプラスに考えましょうという発想から出たものです。しかしイルカのすごいのはマイナスはないと言い切っていることです。仲間が殺されても、彼らは悲しみません。私たちにすればマイナスの出来事だと思ってしまいますが、彼らにとってはそれもプラスだからです。彼らは言いました。「僕たちの仲間が人間にたくさん殺されました。そのおかげで、人間はイルカと仲良くしていくことに目覚めたのです。だからいいことだったのです」


イルカと一緒に泳ぐだけで難病が治ったりする話をよく耳にする。そうか~。イルカの世界には、元々マイナスなんてものは存在しないわけかあ~。人間は、「これがマイナス、これがプラス」って決めちゃってるところもあるもんね~。と、ちょっとハッとさせられた一節だった。

寒さは続くが

2013年01月29日 | Weblog
冬生まれなのに、寒さは強い方ではない。真夏の猛暑の方が、意外に平気だったりする。今朝も冷えたのか、霜が降りていた。箒で道路の葉っぱを掃く。からだがポカポカして、気分的にも引き締まる。まだ1月も終わっていないが、なんとなく春の気配も感じる。早く来い来い、暖かな春!

政権が交代したら、また以前のような状態に戻ってしまった。景気浮揚対策にと、ハコもの、道路、防衛関係に予算が次々に復活。内閣支持率も高くなったようだけど、本当に国民はそんな政策を望んでいるのだろうか? 報道では、「選択肢が他になかったから現政権に投票した」人も多かった、とか。天狗にならないで、しっかりと現状を見ていただきたい。早く来い来い、暖かな春!


味ってフシギ

2013年01月27日 | Weblog
地元で最近オープンしたうどん屋さんに初めて行った。うどんも本物なら、ダシもおいしかった。昔、京都で食べたうどん屋さんのダシに味がよく似ていて、一口ダシを飲んだら、私の意識は13年ほど前にタイムスリップしてしまった。しばらくは、私の魂は京都に飛んでいた。「味」というのは、ほんまにフシギなもんや。このように、何CCかのダシの味が、記憶として頭の中に残り、そして、何年もたったある日、なにかの拍子で突然蘇る。香川風のダシらしいが、私の味覚では、関西の味に近いと思った。

数年前まで、冬季限定でカニ料理を提供していたが、今は都合で休止している。もう何年もやっていないのに、昔食べた味が忘れられないのですが、まだやってますか? という問い合わせが時々あるのだ。人間の生活で、「食」の部分というのは、やはり大きいんやなあ、としみじみ思うのだ。

「空気の入れ替え」って重要やなあ 

2013年01月23日 | Weblog
大阪市立高校の生徒が自殺したニュース。言葉にならない。責任感が強かったのだろうなあ。他の部員の分まで殴られて。。新聞を読んでいると、やはり、教員の移動がなく、市長もこのことを重視し、学校長・教頭先生も含めメンバーの総入れ替えを要求しているという。

話は30~40年前のことなので、今はどんな現状か知らない、ということを前提に書いてみる。この体罰事件で思い出したのだ。自分の卒業した京都の公立高校は、受験校とは程遠く、かと言って運動部が強かったというわけでもない、ほんとに平和な学校で、「自由な校風」と言われていた。しかし、教員の移動がほとんどなかった。1学年、確か8クラスぐらいあった。当然教員の数も多く、非常勤講師も多かった。が、毎年春の新任・転勤などは、数名なのだ。私が高校に入学した年には、同じ高校を卒業した自分の母親が習った国語の先生に、私も習うことになった。つまり20年以上同じ学校に勤務しているわけだ。今はリタイアしているうちの父はサラリーマンだったので、3年に1度は転勤をし、こども心に、「へ~またかいな」と思っていた。片や学校では、10年以上動かない人がざらにいて。。。

だんだん大人になってわかった。企業では、同じメンバーで仕事をしていると、空気がよどんで、極端な話では、不正なことをする輩も出てくる。ああ、それでか~と妙に納得したわけだ。空気の入れ替えって、ほんまに大事なことやなあ、と思う。市長の改革案に反対する人もいるそうだけど、教員の入れ替えは徹底的に行って、全く新しい学校として再スタートさせることが、亡くなった子に対するせめてもの供養になるのではないか。

なんかつらい話が続くが。埼玉県の公務員の退職給与が、3月から減額になる、という話があり、定年を待たずに退職したいと申し出る人が続出しているとか。ただのサラリーマンならまあ許せる。しかし、3学期もあと少しなのに、途中で学校を去る教師もいるそうだ。生徒になんと説明するのか。「お金のために、少し早いですけど、学校を去ります」って。無責任な話であきれて物も言えない。生徒に対してどんな立派なことを言ってきても、最後は自らの「損得勘定」なのか。悲しい。

いつものことですが フシギな夢(これが初夢?)

2013年01月21日 | Weblog
読者の方は、「ああ また今年も森のクマさんのヘンな夢の話を聞かされるのか~」と、思われるだろうなあ。まあ、わずかな時間なので、ご勘弁ください。

私はなぜか、和室の旅館にひとりで泊まっている。昨日、どこかでレンタカーを借りて、宿に乗ってきたようだ。それがまあ、車の色っていえば、「レモンイエロー」!! ど派手!! レンタカーでこんな色って、聞いた事がないわ。 チェックアウトして、車をレンタカー屋さんに返却しようと、どこかわからんけど出発した。

しばらく田舎道を進むと、目の前の風景が、突然大都会になる。交通量が多くなり、道幅も狭く、道の真ん中に路面電車の軌道があり、両脇の部分の狭いスペースを最徐行で進む。でないと、横を擦りそうなのだ。人やら他の車やらと。レンタカーやし、傷つけたらアカンので、自然に慎重になる。で、ボディーを見ると、すでに大きな文字で落書きされていた!その後、渋滞もひどくなる。数百メートル先には、どうもお祭りの「山車」がゆっくりゆっくりと進んでいるようだ。

と、突然、後ろの左側ドアがあいて、おばちゃん3人が乗り込んできた!

「えっつ!なにが起こったんや?」

ふと自分の姿を見ると、タクシー乗務員の制服を着て、制帽までかぶっているではないか。そして、車を見ると、あのど派手な黄色のレンタカーが、黒のタクシー用車両に変わっているではないか。私はおばちゃんたちに言った。「すみません。今は乗っていただけないのです。」すると、3人はさっと降りてくれた。ところが、さらにのろのろ混んだ道を進むと、またドアが開けられて、今度は、保育園か幼稚園かの「スモッグ」を着た3人組の女の子が乗り込んで来るではないか。幼子に、降りなさいなんて言えないし、まあ、どっかまで連れて行ってあげようと思い、そのまま進むことにした。3人のスモッグの胸に刺繍で「東京 向島」という文字が施されていた。おお、この子らは東京から来たのか。

そのまま路面電車の軌道のある道を進んでいくと、軌道が道路からはずれて、車庫のようなスペースに入り込んでいるようだった。そして、軌道もそこで切れて、その先は、防空壕のようなトンネルが見えていた。なぜか、ここは北九州だと直感した。理由はよくわからない。女の子3人はここで降ろすことにした。女の子の一人がポツリとつぶやいた。「○○ちゃんところで降ろして、って言ったのに。。。」 そしたら、トンネルの方から見覚えのある顔の男が近づいて来た。

「お~オレオレ!」まるで、今流行のオレオレ詐欺みたいだ。「オレ、高校で一緒やったKや」「おおK君か。ワシのことは覚えてるか?」「え~誰やったかな~覚えてへんわ」と、訳のわからん会話をしたところで目が覚めた。2013年の初夢か。また今年も、「夢のない夢」を見続けるのだろうか。 

おじゃこのクッキー

2013年01月16日 | Weblog
鞆の浦の商店で、ちりめんじゃこをパウダーにして、ゴマを加えたクッキーを見つけた。



なんと、お味は、森のクマさんが、かつて作っていた「じゃこてんビスケット」に、とても似ているのでビックリ!しかも、コンテストで入賞されているとか。ここまで同じだったので、またまたびっくり。私の作っていたのは、油で揚げた後のじゃこてんを大根おろし器でパウダーにして、フライパンで水分を飛ばし、生地に混ぜたもの。製法は同じかも。。懐かしかった。

本当にいろいろ

2013年01月15日 | Weblog

宇和島や、八幡浜が中心のじゃこてんだが、愛媛県内のほかの地域でも作られている。先日、今治のじゃこてんを買ってみたが、「ソフト」と書かれてあって、確かにコシが強いというわけではない。しかし、これはこれでおいしいのだ。じゃこてんは、実にさまざまで、使われる魚、ジャリジャリ度、味付(塩分の多い少ない、みりんなどの甘味の度合い=酒糟が入っている場合も)、全体的なコシの強さ、厚さ、表面のデコボコの具合などがお店によって異なるのだ。やっぱりじゃこてんは、食べて楽しい、見て楽しいのだ。

ときめく

2013年01月13日 | Weblog
最近、上手な片付けの方法を説明した本が人気を呼んでいるという。新聞に、著者である女性の方の人物コラムが掲載されていた。

その中で、「ある物が、必要なもの=捨てないで置いておくもの か、不要なもの=捨てるべきもの なのかの判断は、そのものを見たときに、”自分の心がときめく”かどうか、を基準にするとよい」という主旨のことが書かれてあった。心がときめくものは、その後も置いておいて役に立つもの。

おおなるほど。これはまさに、そのものが発している「氣」と、自分の持っている「氣」が合致一体化したことを意味している。いわゆる「氣が合う」である。普段、めったに衝動買いもしないのに、どうしても氣になって、陳列棚の商品を通過することができなくて、買ってしまうのと同じだろう。

クマさんの旅日記~瀬戸内ぐるっと1周の旅③

2013年01月12日 | Weblog
宇野港に上陸し、ここで両親、妹家族と別れ、私たちは倉敷経由で、福山市鞆の浦へと向かう。多分私は、倉敷は3回目か。しかし、前回の訪問はもう20年近く前のことだ。美観地区を通り抜けて、小高い丘を登ったところにユースホステルがあった。今でも開館している。今回の旅では、初めて「大原美術館」を見学。直島に続いて、「アートの旅」になった。(美術館を巡る旅では写真がない)ただ、広くて、とてもとても1~2時間ではゆっくり見ることはできないが、ド迫力の西洋画は、めったに見ることはなく、それなりに子供たちも「見た」気になったかもしれない。

2号線を西に向かうが、信号が多くて、鞆の浦の旅館に6時までに着きそうにないので、途中から山陽道に入り、なんとか無事チェックインする。到着するなり、お茶とあぶりたてのキスの干物などがサービスされた。ここは温泉で、6階の展望浴場には露天風呂もあって、鞆の浦の夜景も味わえる。




鞆の浦は、長崎から大坂へ向かっていた、龍馬の乗った「いろは丸」が沈没したところ、最近では「崖の上のポニョ」のモデルになったところ。いろは丸の資料館は、港にあるが、ポニョに関しては、よくわからなかった。多分、船で渡った仙酔島のあたりのことだろうが、時間がなかった。ポニョグッズが旅館で売られていた。


翌日は、2時間ほど、鞆の町並みを歩いてみた。小さなお寺がいっぱいあって、のんびり歩ける。驚いたのは、「鞆の祇園さん」と呼ばれる、京都の八坂神社の系列の立派な神社があったこと。港の方まで来ると、急に観光地になって、お店から「呼び込み」の声が掛かる。














鞆に別れを告げ、尾道から「しまなみ海道」を通って宇和島へ戻ることに。途中の福山市内の道の駅で意外なことを知る。福山は、おせち料理でおなじみの「クワイ」の生産が日本一らしい。びっくり。そういえば、昨夜の旅館でも、クワイをスライスして油で揚げた「クワイチップス」が出たのだ。これもなかなかいけるので、お試しあれ。


尾道のインターに入る手前で、「尾道ラーメン」を食す。ただ、1軒食べただけでは尾道ラーメンを語ることはできないので、これはまた別の機会に取っておくことにしよう。しまなみに入る。最高の天気。海道を通るのは3度目だが、前回は、高速がつながっておらず、どこかの島では、一旦一般道に降りたが、今回は見事に今治までスルー。あっという間の2泊3日。ありがとうございました。(完)