ファンクセッションで取り上げられることも多く、また、ジャズセッションでもこれは通じることの多い名曲Feel Like makin’ Love。
3つめの関門、 最後の小節のD7について。
ざっと見渡したとき、♭#のないキーの基本4和音から外れているのは、最後の小節のD7。
その前のC7, C#7は、D7に向かってくる経過みたいなものなので、あまりコードにこだわらなくても大丈夫。
そこからD7と思って吹いても問題ないです。
で、この最後の小節なんですが、音の選び方以上にセッションやライブで重要なことがあって。
それは、次のコーラスをどうしたいのかの「意思表示」。
このコーラスでソロを終えるなら、終わるようなフレーズを吹きながら次の奏者にアイコンタクトを取るでしょうし。
次のコーラスでぐっと盛り上げたいなら、大きめの音でバシっとしたフレーズを吹いて次のコーラスの頭につなげるし。
もうワンコーラス、抑えた感じでいくなら、音数少なめ、音量抑えめでつなげていくし。
リズム隊は、フロントのそういう気配を察して、次のコーラスをどうするかを考えてくれます。
そのリズム隊に、自分が次どうしたいかをこの小節で「意思表示」できるかどうかが、かっこいい演奏になるかどうかのポイントの1つなのではないかと。
それはさておき、このD7。
普通にミクソリディアンで吹いても成り立ちますが。
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http://www.sax-yasuhiro-fujii.com/2016/02/21/feel-5/