信州生坂(いくさか)村 「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

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全国治水砂防協会 第5回砂防現地視察と討論会

2016年10月06日 | 私の活動報告
 6日(木)午後1時に長野県支部からは7名の村長が広島駅に集合し、平成26年8月20日の大規模土砂災害で77名もの犠牲者を出した広島災害の現場を視察し、災害対応、砂防施設の効果、警戒避難などについて討論会を行う「第5回砂防現地調査と討論会」が始まりました。
 最初に、広島市安佐南区八木地区の直轄災害関連砂防事業303渓流の工事現場に行き、国土交通省 中国地方整備局太田川河川事務所の方々から説明を受けました。
 広島土砂災害は、8月20日未明に安佐南区から安佐北区にかけて、局所的に3時間で300mm近い雨量があり、土石流107箇所、がけ崩れ59箇所の土砂災害が発生しました。
 発災当日からTEC‐FORCE等により現地調査を実施し、土石流警戒装置の設置や土砂撤去など、延べ2,523人が派遣され現地対策を実施しました。そして、緊急的に対応が必要な渓流において砂防堰堤等の緊急事業に着手し、災害前に実施中の2渓流に加え、24渓流で23基が完了し2基がもうすぐ完成するとのことでした。また今後、地域の安全性を高めるために、完了後の渓流を合わせて44渓流において、引き続き砂防堰堤等の整備を行っていくと説明を受けました。

▽ 土砂災害に関する恒久対策事業のために、地域住民とのコミュニケーションの重要性や工事用進入路の整備の実施方法、砂防堰堤工事の進め方などを詳しく説明していただきました。








 次に、広島市安佐北区の広島県災害関連砂防事業101渓流の工事現場に行き、広島県西部建設事務所の方々から説明を受けました。この地区の被災状況は、死者1名、被災家屋40戸、市道L=600mで、太田川水系の根谷川支川101の現場を視察しました。既に、堤高:H=10.0m、堤長:L=48.0mの砂防堰堤が完成し、現在は下流の堆積工・渓流保全工の工事を施工していました。
 広島県が実施している災害関連緊急事業は、砂防事業7箇所、急傾斜地崩壊対策事業4箇所の11箇所であり、それぞれに事業が進捗していて、その状況を県民だよりや西部建設災害復旧ニュース、現地見学会等で広報をされて、工事へのご理解とご協力をお願いし、防災・減災対策の重要性を啓発されているとのことでした。

▽ 根谷川支川101の現場で完成した堰堤等を視察し、当地区の避難訓練・防災意識等による被災時の対応で犠牲者が少なかったこともお聞きし、日頃の防災訓練の実施や防災意識向上の取組の重要性を感じました。




▽ バスで移動中にも車窓から多数の砂防堰堤の工事中の様子が伺えました。






 視察後は宿泊先のホテルで、全国から23名の市町村長と来賓・国土交通省・広島県・全国治水砂防協会等の関係者で討論会を行いました。

▽ 岡本理事長さんから開会の挨拶をいただき、松井広島市長さん、国交省西山砂防部長さん、中国地方整備局丸山局長さん、広島県高垣副知事さんからそれぞれのお立場よりご挨拶をいただきました。




▽ 広島県土木建築局三上局長さんから「平成26年 8.20土砂災害について」と題して、資料に沿って説明していただきました。広島県は風化花崗岩の地質が多く分布して、土砂災害危険個所が全国1であり、戦後の大災害により、急傾斜地法制度、土砂災害防止法制定の契機になったとのことでした。
 8月20日の気象情報発令状況や土砂災害の発生状況、発災後の緊急対応の調査・工事の実施状況、土砂災害警戒区域等の指定、土砂災害危険度情報の提供等の土砂災害対策(ソフト対策)、土砂災害に係る県事業の進捗状況などを説明していただきました。


 その後、広島市室田副市長さん、広島大学大学院 海堀教授さん達からもそれぞれに説明を受けた後、予定時間を超過して我々首長から多くの質問・意見が出されました。
 主なものは、広島市の地域防災計画により、避難勧告等の発令者が原則として区長が行うことに対し、市においての区長の立場や発令の責任等について、砂防堰堤の整備後に土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)を解除して、土砂災害警戒区域(イエローゾーン)にすることの法律上の問題等について、深夜の避難勧告による二次災害の発生のリスクなど多くの意見・質問が出され、それぞれにお答えをいただきました。
 本日の現地視察と討論会は、標高の低い山々が70%ほど占めている広島県で、大規模なの土砂災害が繰り返され、人的被害や家屋被害など様々な被害を受けていることに驚き、災害関連緊急事業の進捗が早い状況でしたが、防災・減災対策において、ハード事業では対応が困難であり、ソフト対策の重要性を改めて認識しました。


▽ 今朝は台風一過でスッキリ晴れて、秋を感じる空と生坂ダム湖の風景です。




 今日生坂村では、保育園で園庭開放、児童館でみはるさんとつくろう②、公民館でアメリカンフラワー教室、山口医師訪問診療、社協との連絡会、上土ふれあい新鮮市等が行われました。
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