燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医Dr徳田安春の最新医学情報集

体内における水分分布スペース

2017-06-23 | 勉強会
  体内総水分量は、浸透圧を有する細胞膜や血管壁によりその存在スペースが区切られている。       体内における水分分布スペースの、全体に占める割合は図のようになっている。         図:体内における水分分布スペース         (出 . . . 本文を読む
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脱水診療の基礎:体重に対する体内総水分量の割合

2017-06-22 | 勉強会
  体重に対する体内総水分量の割合は年齢と性別によって異なる(図)。 乳幼児ではその割合は大きく、高齢者では低い。 女性は脂肪分の割合が多いため、男性に比べて体重に対する体内総水分量の割合は低い。         図:体重に対する体内総水分量の割合       . . . 本文を読む
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このケースに脱水はある?

2017-06-20 | 勉強会
  75歳男性。     以前より、肝硬変・高血圧・慢性閉塞性肺疾患で内科外来通院中であった。     3日前より下痢、2日前より悪心・嘔吐および食欲低下を認め、ほとんど水分と食事を摂れず。     本日朝より気分不良あり、救急外来を受診。     普段の内服薬は、スピロノラクト . . . 本文を読む
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体温に影響を与える因子

2017-06-19 | 勉強会
  体温を測定する場合に注意すべき点として測定部位がある。     健常者で腋窩温は36.4℃前後である。     しかしながら直腸温では37.5℃程度である。         体温に影響を与える因子にはさまざまなものがある。     女性の方が男性に比べ . . . 本文を読む
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神経内分泌による体温調節

2017-06-17 | 勉強会
  体温調節中枢からは、自律神経系、体性運動神経系、内分泌系のそれぞれの経路で効果器への制御信号を伝える。 自律神経系のうち、交感神経系のβ受容体では、褐色脂肪組織に働いて脂肪の分解を促進し、さらにグリコーゲンを分解して糖の新生を促し、ふるえ(筋肉収縮)のおこらない熱産生を行う。 交感神経系のα受容体では、皮膚や粘膜などの血管収 . . . 本文を読む
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体温調節の仕組み

2017-06-16 | 勉強会
  体温の調節は温度受容器とよばれる温熱を感じる受容器を介したフィードバック経路で行なわれている。         温度受容器は皮膚と深部にある。     皮膚の温度受容器は体の表面の温熱を感じて体温調節中枢(視床下部の視索前野・前視床下部)に伝え、さらにその信号は大脳皮質にも連絡されるため、暑さ寒さとして認識 . . . 本文を読む
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体からの熱の放散

2017-06-15 | 勉強会
  体温調節では熱の産生に対してする熱の放散が重要である。     熱の放散は外界の温度と着衣の状況によって左右される。         体温よりも外界の温度が低い場合には、下表に挙げられる4つの機序によって熱放散Heat Transferが行われる。     ~~~~~表 &nb . . . 本文を読む
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悪寒で体温が上がる理由

2017-06-14 | 勉強会
  一定の体温を保つためには産生された熱と放出される熱のバランスを保つ必要がある。         熱の産生は骨格筋や肝臓で多く行われ、20歳代の若年者では安静時体重1kgあたり1時間に約1Kcalの熱を産生している。     これを、基礎代謝 basal metabolic rate (BMR) . . . 本文を読む
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呼吸調節にかかわるさまざまな末梢受容器

2017-06-13 | 勉強会
  呼吸調節にかかわる末梢受容器には他にもさまざまなタイプがある。     肺の伸展受容器、刺激源受容器、J(肺胞傍毛細血管)受容器、関節&筋受容器である。 肺の伸展受容器は、気道の平滑筋に存在し、肺が拡張してこの受容器が刺激されると、呼気が反射的に抑制される(Hering-Breuer拡張反射)。 刺激源受容器は、気道の上 . . . 本文を読む
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動脈血[H+] による換気刺激

2017-06-12 | 勉強会
動脈血PCO2の増加も末梢化学受容器を刺激することにより換気を刺激する。     動脈血PCO2の増加は、低酸素血症で生じる呼吸刺激に相乗的に作用するが、末梢化学受容器のCO2への応答は中枢化学受容器のH+への応答ほど重要ではないといわれている。 PCO2の変化とは独立して,動脈血[H+]の増加は、頸動脈体末梢化学受容器を直接刺激する。 す . . . 本文を読む
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