前回の続き、少し短めですが。
温暖な気候ともちろん避けて通れないのは食についてです。
沖縄県の戦前世代は伝統的に多種多様な野菜、大豆食品、魚介類を食べ、塩分の摂取が少なく、動物性タンパクとくに豚肉が食されてきました。
一年中温暖な気候なので新鮮な野菜が採れ、味噌汁は具が多く水分少なめで漬物は食べられてきませんでした、よって本土の食生活と比べ、高血圧や脳出血、胃がんなどの原因のひとつと考えられる塩分をあまり食していませんでした。
また年中行事のたびに豚肉を食していましたが、その調理方法はゆでこぼし、といって煮ては湯を捨てまた煮ては湯を捨てるという方法で動脈硬化の原因ともなる飽和脂肪酸を三割もカットしていたようです。
それから忘れてならないのがサンピン茶、これはビタミンCが豊富です、それから黒糖ですねカルシウムと鉄分が多くふくまれて、黒糖を食べながらサンピン茶を飲む、すばらしい組み合わせですね。
まとめるならば、沖縄の戦前世代は緑黄色野菜、たんぱく質、カルシウムの摂取が多く、食塩の摂取が少ないといえます。
今回はこのへんで、そういえば沖縄の農産物直売所とか行くと葉もの野菜だけでも種類豊富だったなと思い出せます。