総合診療医からの健康アドバイス

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骨折の経験

2016-12-27 08:57:05 | 日野原先生の教え

 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。SMAP×SMAPとうとう終わりましたね。一時代を築いたものが終わるというのは寂しいですね。まあ引退するわけではないので、どこかで観られるでしょう。みられるといえば、見えるのに見えない、PM2.5です。小さすぎて見えませんが、この時期、沖縄はそれに覆われます。何か喉がイガイガします。迷惑ですよね。では日野原先生のお話です。

 

 

徳田:今回は痛みについてお願いします。


 痛みの中でも、骨折は痛いですよね。


 自分も何年か前に交通事故で右の肋骨を2本折りましたが、かなり痛かったです。



日野原:私も数年前に風邪をこじらせ、激しく咳込んだ衝撃で背骨の第11胸椎を圧迫骨折しました。


 圧迫骨折はよくあるので、経験のある方も多いと思います。


 圧迫骨折は想像以上にたいへん痛いものでした。


 圧迫骨折とは、加齢によって骨密度が下がりもろくなった椎体に、衝撃が加わることで椎体がつぶれることです。


 私が咳き込んだ衝撃で椎体もつぶれたようです。



徳田:咳骨折ですね。


 咳で骨折が起きるときには、多発性骨髄腫などによる病的骨折を考えますが、よほど激しい咳でしたら、加齢による骨密度低下でも骨折することがあると思います。


 激しい咳では、迷走神経が刺激されて失神する咳失神もありますよね。


 交通事故にも風邪にも気を付けたいですね。


 

 

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