総合診療医からの健康アドバイス

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がん生物学におけるピートの逆説とは

2017-06-20 10:37:37 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。昨日の沖縄本島地方は活発な梅雨前線の影響で記録的な大雨になりました。各地で土砂崩れや冠水、床下浸水など被害はこれから明らかになると考えられます。地元、南城市でも昨日までの24時間雨量が224mm に達し、六月の記録を更新しました。本当にすごい雨でした。では、本題へ。
 
 
 
 
 今回から、がんの生物学の重要理論についてみていきます。
 
 
 
 
 基本的に、発がんは遺伝子の変異で起こります。
 
 
 動物などの個体における遺伝子の変異の絶対数は、細胞の数が増えると増加することが予想されます。
 
 
 
 
 また、遺伝子変異は細胞分裂の際に起こるので(遺伝子コピーミスなど)、その個体の生存年数が長ければ長いほど、細胞分裂の数が増え、変異の総数が増えることが予想されます。
 
 
 
 
 ところが、実際はそうではないことが、約40年前に示されました。
 
 
 
 
 これはピートの逆説と呼ばれています。
 
 
 すなわち、体格が大きく(結果として細胞の数が多い)、生存年数の長い(細胞分裂数の多い)個体が必ずしも発がんのリスクが高くない、という逆説です。
 
 
 
 
 この逆説が正しいことは、さまざまな動物の観察結果から示されています。
 

 

海の家でのんびりしたいですね

 

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