昨年の10月に「日本語としての漢字の辞書」として出版されたのですが、やっと購入することができました。「波」10月号に詳しい解説があり、店頭に出たら確かめようと、書店の辞典コーナーをちょくちょくのぞいていたのですが、平積みされているのは「広辞苑」ばかり。そのうちにネット書店でも入荷待ち状態となり、なかなか実物にお目にかかれずにいました。それが入学・進学シーズンまで続き、4月ごろからぼちぼちと書店で見かけるようになってきました。
で、やっと購入した私の一冊は三月三十日付の第四刷でした。
いわゆる漢和辞典なのですが、旧来の漢和辞典と比較して、かなりひきやすいというのが、第一印象です。「音訓」や「熟語」でひいて、国語辞典として使うもよし、部首や「字画」でひいて、漢和辞典として使うもよし。「部首」違いでひいても、「空字」として並んでいるので、「親字」の番号でもってすぐに目的の漢字にアクセスできるなど、辞書ひき方に対して寛容な作りになっています。
漢字の辞書といえば、白川「字書三部作」ですが、実はこの辞典の「解字」欄は白川説を採用しており、実際に白川氏から快諾を得て編集されたことが後記に記載されています。某国営放送の教養番組で松岡正剛氏が指摘していましたが、白川氏も「漢字は国字である」、すなわち日本語の国字であるということを認識していらしたとのこと。この辞典の思想と同じ方向を向いていたのでしょう。
用例は主として新潮文庫からとったということで、漱石、鴎外といった明治の文豪、開高健、村上春樹といった現在の作家の一説も収められています。やっと日本語にもCobuildみたいのがでてきたのかという感じでしょうか。
広辞苑やさまざまな国語辞典が電子化される中で、この辞書だけは電子化が難しいだろうと思います。そのなかでよく工夫されており、逆に冊子体としての見通しのよさがよく生かされていると思います。
で、やっと購入した私の一冊は三月三十日付の第四刷でした。
いわゆる漢和辞典なのですが、旧来の漢和辞典と比較して、かなりひきやすいというのが、第一印象です。「音訓」や「熟語」でひいて、国語辞典として使うもよし、部首や「字画」でひいて、漢和辞典として使うもよし。「部首」違いでひいても、「空字」として並んでいるので、「親字」の番号でもってすぐに目的の漢字にアクセスできるなど、辞書ひき方に対して寛容な作りになっています。
漢字の辞書といえば、白川「字書三部作」ですが、実はこの辞典の「解字」欄は白川説を採用しており、実際に白川氏から快諾を得て編集されたことが後記に記載されています。某国営放送の教養番組で松岡正剛氏が指摘していましたが、白川氏も「漢字は国字である」、すなわち日本語の国字であるということを認識していらしたとのこと。この辞典の思想と同じ方向を向いていたのでしょう。
用例は主として新潮文庫からとったということで、漱石、鴎外といった明治の文豪、開高健、村上春樹といった現在の作家の一説も収められています。やっと日本語にもCobuildみたいのがでてきたのかという感じでしょうか。
広辞苑やさまざまな国語辞典が電子化される中で、この辞書だけは電子化が難しいだろうと思います。そのなかでよく工夫されており、逆に冊子体としての見通しのよさがよく生かされていると思います。












……やっぱり買おうかな。机の正面の棚はほとんど法律関係の本で埋めることになってしまいましたが、日本語の辞書エリアだけは残しました。
いまは、角川の「類語新辞典」と「基礎日本語辞典」、小学館の「類語例解辞典」、NHK「日本語発音アクセント辞典」、三省堂「新しい国語表記ハンドブック」がささっています。なんか、マニアックな並びだ。く、加えたい。漢和辞典はなかなかいいのに出会えなくて。このエントリーを読んだら、まじめにほしくなたよ。
この辞書の目指すところ、国語辞典なのでしょう。漢文は読めない辞書だと思います。中国の匂いがしないんです。法文が読めるかどうかは…
ある意味でマニアックとも、へそ曲がりとも。