ねこの習性 その①

　「私　犬派」と豪語されたいた方が猫を飼いだした瞬間に　「ねこ　かわいい～！　こんなにかわいいとは思わなかった」と感心されます。私は獣医さんなんで牛でも馬でも豚でも犬　猫　鶏　羊　山羊でもいいですが　飼い主さんの変化に思わず嬉しくなります。
　猫　ねこ　ネコについて
猫は本能的に狩りをする動物ですので高い場所は安全なスペースというだけでなく狩りをする猫にとって観察場所という意味があります。また　枕やフリース状の寝具は猫にとって心地よい休息場所であることが知られています。
　当院で猫の飼い主さんが来られた時に渡す猫の習性を書いたパンフレットの一つを紹介します。
　猫が獲物を届けてくれたら、決して叱らないでください。
あなたのネコが誇らしげに獲物をくわえて、あなたのところへ届けに来たとき、あなたはどうしてますか？悲鳴をあげたり　叱ったりしてませんか？せっかく届けに来たのにネコは驚き、困ってしまいます。悲鳴をあげたり、叱ったりしないで　ぐっと気持ちをこらえてやさしくなでながら獲物を受け取り、後でそっと処分するのが、猫との絆を深める方法です。
　犬や猫　動物行動の対処法を顧みると、人間に相通じるところがある様な気がします。

少しはお役に立てればとおもいまして、

獣医師は医療行為で動物を援助するだけでなく　その飼い主の力になることも可能ではないだろうか　とある獣医師の問いかけを読みながら、うちの仔は雷が鳴ったら吠えて吠えて大変なんです。ご近所にも迷惑だし、訓練に入れてもダメでした。どうしたらいいでしょうかとの電話伺いがありました。面識がなく答えれば診察行為になるため通り一遍の言い回ししかできませんでした。
　以前に頂いた　初めて仔犬を迎えたらという小単子を手に取って、ねだって吠えるときのやめさせ方の項目で　遊んでほしかったり　抱っこをねだるとき仔犬はさかんに泣いて飼い主の気をひこうとします。かわいそうだからと相手にしたり、反対に「うるさい」と声をかけたり、見に行ったりすると　仔犬は吠えたら　かまってもらえるとおもいこんでしまうもの　無駄吠えをしたら、飼い主はひとことも声をかけず無視しましょう　吠えても見に行かないこと、社会化は大切ですが　孤独に耐えることも大切です。と書いてました。成犬でも言えます。勇気が要りますが　まずはご近所にご挨拶でもと思いながら　それでもダメなら次の一手を考えましょう！
　今年は雷雨、雷が多いのでほんの少し　参考になればとおもいまして。

お盆休みにて

飼い主さんとの雑談の中で　よく　海あり　山あり　川ありの行橋ということを雑談します。で代表して今川と長井の浜と蓑島の海水浴場の写真です。
　今川の遊歩道を歩くのもおつですが、車道から今川を見るのもゆったりとした川の流れでなかなか優雅なものです。
　　　　　　
このほとんど手つかずの　この川土手を個人的には　残したいと思います。
　見えにくいですが　カルガモの親子が泳いでいました。
　　　　　　　　　　　　なかなか可愛いですね。
　長井の浜です。数年前に砂を入れ替えて綺麗にしたそうです。
　　　蓑島の海岸です。
ちょっと　気分転換に　眺めるだけでも気持ちいいですね。

ちょっと 自己アピールを・・・

　よく飼い主さんから『日曜日はやってないんですか』と聞かれます。『はい　休みです』とお答えします。獣医さんは場合によっては異なりますが、日曜日の講習会がほとんどです。先日の８月９日(日)に皮膚と耳道感染の講習会を聴きました。当日は福岡市内で他に二つほど別の内容の講習会があったそうです。
　講習を受けるということは新しい知見を得ると同時に今までの診察で　こういう別の考えかた　異なる診察方法もあったんだと　今までの自分の治療はこれでよかった　と過去の診察を顧みて色々な意味で再評価ができ、また　新しい知見を得ることで、同じ疾患が来院されても、異なるアプローチも選択できます。
　日曜日はただ単に休んでいるときもありますが、なるべく多く講習会に参加して、新しい知識を得て、飼い主さんに伝えたいと思います。

ちょっと おかたくなりました。

　今日の声の欄に　親しさの演出もあるでしょうが看護師のため口はやめよう　　
と投稿が書いてありました。同感です。これは看護師に限らず人にかかわるすべての職業に言えることだと思います。よく　新米医師の何たら間たらの番組などを見ていると若い医者が　はるかに年上の方に　『おじいちゃん　どこが痛い～？』となれなれしく病状を聞いたり、行こうっか　しよっかと　なーなー言葉を使っているのを見たりすると、違うだろと言いたくなります。どこが痛いですか　行きましょうか　しましょうかだろうと心の中でつぶやいてます。私も最初はなれなれしい言葉がいいものだと勘違いしてましたが　最近は親しき仲にも礼儀ありで　敬語をつかいます。ブログを書くにしてもつかいます。　
　敬語を使うことで、ブログを読んでくださる方に　飼い主さんに　ほんの少しでも敬意が伝われば幸いです。