アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ザルツブルグ・モーツアルトの故郷

2006年05月10日 | 東欧3カ国周遊
多くの観光客で賑わうザルツブルグ・ゲトライデ通りで、1756年1月27日、7人兄弟の末っ子としてモーツアルトは生まれました。7人のうち成人したのは5歳年上の姉とモーツアルトの2人だけでした。当時排泄物、ゴミ、廃水は窓から街路に捨てられていました。街の衛生状態は極悪で、乳児死亡率が極めて高かったのです。
生家は6階建てのビルの4階部分で、現在モーツアルトに関する博物館になっています。内部は改装され、当時のオリジナルとして目にすることができるのは、床の石畳と通路の天井に吊るされた鉄製の輪だけとのことで、臨場感に著しく欠けます。

生家が手狭になって、1773年(モーツアルト17歳)に川を隔てた対岸の2階屋に移住します。父親レオポルトが亡くなる1787年(31歳)までモーツアルトはここを拠点に作曲家としての仕事に励むのです。しかしモーツアルトにとっては父親の干渉が疎ましく、雇い主に当たるコロレド大司教との人間関係が破綻し、ザルツベルグは決して居心地の良い街ではなかったようです。

ゲトライデ通りには13世紀から17世紀に建てられた建造物が多く残っています。人気の観光スポットで、当日も狭い通りは多くの旅行者で溢れていました。当然モーツアルトもこの通りを歩いたに違いありません。当時は識字率が低かったため、各商店はそれぞれの商品の形を表す工夫を凝らした看板を掲げています。看板を見て歩くだけでも楽しくなります。
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