アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

汲み取りタンク車

2009年03月23日 | 霞ヶ浦浄化
土浦中心市街地を歩いていると、懐かしい匂いが漂い、タンク車が止まっているのを発見しました。ここは旧水戸街道に沿う古い町並みです。タンク車は汲み取り式トイレの汚物を回収しているのです。ちなみに全国の下水道普及率は66.7%ですが、霞ヶ浦流域は49.9%ととのことです。茨城県は下水後進地域のようです。土浦の中心市街地でもこのような光景が見られるのですから、さもあらんと思われます。近くの店には「汲み取り券あります」の張り紙がありますので、かなりの住宅がまだ汲み取り式のトイレなのでしょう。
タンク車で回収された汚物の処理法が分かりませんが、発酵させてメタンガスや肥料を生産して活用すれば、環境保全型社会構築に役立ちそうです。肥料の重要成分であるリンが、世界的なリン鉱石の枯渇で、将来入手が困難視されています。最近下水処理の過程でリンを回収する技術が開発され、将来有望なリン資源確保技術として注目されています。将来の環境保全を考えると、水資源を大量に消費する水洗便所を汲み取り式に替えるのも一法ではないだろうか。
江戸の世の 知恵を学びて 世直しを
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