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モヘンジョダロの高度な排水の仕組み

2017-10-05 01:52:50 | 遺跡

 モヘンジョダロ、といえば、歴史の授業で一度暗記した記憶のある遺跡です。
パキスタンにあり、インダス文明最大の都市遺跡です。


大人になってモヘンジョダロのことを調べると、なんとまぁ高度な都市だったのかと驚くばかり。
紀元前2500年から紀元前1800年の間に繁栄したと言われています。


700年もの間人々が暮らした街。
その暮らしの中であらゆる工夫があふれています。

トイレは当然水洗。各家庭にはダストシュートがあったそうです。
家庭の下水にゴミを捨てられる仕組みになっており、下水道は浄化槽を通って、ある程度きれいにしてから川に排出していたそうです。
きれいにしてから水を排出すること、今でもきちんと出来ていないところも多いというのに、4000年前の人たちの考えにすでにあり、それを機械を使わずに実現されていたというのも素晴らしいです。
ちなみに下水道にはマンホールがあり、定期清掃されていたのだとか・・・。

人が生きていく上で離せない生活排水。気持ちよく暮らすためには排水の工夫が必要不可欠なんですね。


モヘンジョダロには大きな王宮や宮殿など、他の文明の遺跡では必ず目にする「権力の象徴」のような建物がありません。


強すぎる権力は、不公平と不満の発生のもと・・モヘンジョダロは本当に安定した生活のできる街だったのでしょう。


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