原野の言霊

風が流れて木の葉が囁く。鳥たちが囀り虫が羽音を揺らす。そのすべてが言葉となって届く。本当の原野はそんなところだ。

不法滞在!

2012年09月07日 08時00分56秒 | 自然/動植物

 

なかなかに見栄えのする花である。オオハンゴンソウと言う。日本表記は大反魂草。キク科。道東の野山、とくに湿原地帯でよく目にする。群生したその姿はまるで野に咲く黄色いじゅうたん。あたかも北海道の新しい風物詩かのように見える。だがこの花は環境省指定の特定外来生物(第二次指定種)。許可なく栽培、保管、運搬、輸入、譲渡してはならない野花。それにしても、この花のものすごい繁殖拡大能力に驚かされている。チラッと見たなと思っていたら、翌年には野原一面に拡大している。地下茎や埋土種子で繁殖するので、単純に刈り取るだけでは根絶できない。

 

(はるかかなたまでエリアを広げたオオハンゴンソウ)

それで何が問題となるかと言うと、この強力な繁殖力で日本古来の生物が次々に絶滅していくからだ。ホザキシモツケなどの湿原の植物がたちまち侵食されている。湿原に咲く貴重な野花がそのエリアをどんどん狭められているのである。毎年のように駆除作業をしているが、とても追いつかない。それどころか、ついにわが町中まで進出を始めていた。根絶するにはスコップで根から掘り起こし、抜き取った根を焼却処分しなければならない。だが、ここまで広がると放射能の除染より難しい。人間はただ見守るしか方法はないのだろうか。

これは北海道だけの被害ではなく、いまや日本全国に広がっている。しかし、意外に話題とならない。北方領土や竹島同様に、日本領土が占領されていくことを、もう少し意識してもらいたい。

 

どこからみても不法滞在の外来種なのだが、全責任がオオハンゴンソウにあるかといえば、そうではない。もともと庭園の花として北アメリカから明治時代に持ち込まれたもの。彼らは決して不法入国などしていない。明治維新の文明開化はいろいろなものを輸入したが、この花もその一つであった。ただあまりに強い繁殖力で、一気に日本の各地に広がったのである。彼らも生きる権利がある。明らかな不法滞在なのだが、一概に否定できない問題が我々の方にもある。我々の油断と言うか、環境に対する甘えがあったと言えるだろう。

タンポポなどは外来のセイヨウタンポポにかなり押されているが、いつの間にか日本のタンポポとの雑種も生まれ、そこはかとなく棲み分けも始まっている。オオハンゴンソウもタンポポのように長く日本に生活し、日本土壌にあった形で収まるのが理想なのだが、この花に関しては無理なのかなぁとも思う。どこかの国から勝手にやってきて、傍若無人に日本に住みついた人たちに、なんとなくイメージが重なってしまう。だが、それはこの花にとって大変失礼な話だ。強調したいのは基本が全く違うことだ。

 

ついでながら、どこかの国の在日と言う人たちに少しふれておこう。終戦後、混乱する日本を目指して、大量の不法入国者が日本に押し寄せた。何しろ密入国者であるから正確な人数が把握できない。46年から49年まで約4万人の強制送還者を出している(警視庁調べ)。これは正式なもので、実数はこの10倍以上の密入国者があった。50年となると半島で南北の戦争が起こり、さらに膨大な数の密入国者が日本に侵入してきた。当然、彼らの住む場所が必要となる。そして焼け跡で整備されていない町の空き地に彼らの集落が生まれていった。その代表例が京都のウトロ地区だ。ここは日産の工場があった場所。空き地となっていたことを利用して彼らが住みついた。終戦の混乱が落ち着き、いよいよ彼らの居住が問題となった時、彼らは堂々と叫んだ。「我々は強制連行されてきた国民だから、この国に住む権利がある」。全くのウソである。たしかに強制連行された半島人は32万人いた。だが45年から優先的に彼らは半島に帰還されている。日本で亡くなった人を除いてほぼ全員帰還している。その後住み着いた人たちは強制連行とは全く関係がない。ほとんどが不法入国者であり不法滞在者である。その数は100万人と推定されている。日本政府はそれでは国に帰れと進言すると、今さら帰れないと言って、住みつく。それはそうだ。勝手に国を捨ててきた彼らは祖国では白丁(ペクチョ)と呼ばれる奴隷階級の人たち。国でまともに生きることはできない。権利が主張できる民主国家の日本に住んでいる方が便利だ。多少の差別があるが本国の差別に比べれば物の数ではない。それなら日本に帰化するのかと思えば、そうはしない。在日権利が主張できるからだ。不思議な人種が日本に棲みついているのである。今になって、彼らはなぜかアイヌ協会とも手をとり、寄り添っている。同和も絡んでいると言うから、まさしく黒い利権の匂いがプンプン!それを許す日本人も相当に甘いと言うしかない。

 

こんな不法者とオオハンゴンソウを同一に扱うのは大きな間違いであるし、オオハンゴンソウに申し訳ない。もし共通の部分があるとすれば、日本の対応の甘さであろう。こうなる前に手を打つ必要があった。在日の主張には同情の余地はないが、オオハンゴンソウにはやはり同情を禁じ得ない。オオハンゴンソウには責任はないのだから何とかならないものかと、年々広がる彼らのエリアを前に思う。

(オオハンゴンソウの変種、ハナガサギク。これも増殖している) 

*不法滞在:不法滞留とも言う。出入関係法令に違反した状態で、自らが国籍を有する以外の国に滞在している状態をさす。非正規滞在と言う表現を用いることもある。

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2 コメント

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外来種! (numapy)
2012-09-07 08:48:31
なぜか外来種には黄色が多いような偏見があります。
オオハンゴンソウもさることながらセイヨウタンポポ、セイタカアワダチソウもそう。調べてないけどヒマワリもそうなんでしょうかね。
ともかく一様に繁殖力が強く、在来種の駆逐が生きる全て、なんて気がします。ニジマスもヤマメを駆逐し、ヤマメはいなくなっちゃいそうです。(かつては人種もそうだったのかも)
こういうのを“害来腫”と言い換えたほうがいいのかもしれません。もっとも、日本原産のある種の植物がアメリカで大繁殖してるそうだから、そのうち全ては、ハイブリッドになってしまうのかもしれませんね。それこそSFの世界だ。
世界的な傾向ですね (genyajin)
2012-09-07 09:40:47
外来種の進出は世界中の大きなテーマです。でも島国の日本なら本来いくらでもカバーできるはずでした。意識が低かっただけです。
ニュージーランドでは30年ほど前から、徹底した防御政策をとっています。例えば、国際線の飛行機が空港に到着すると、客を下ろす前に一斉に機内の消毒をします。これがこの国のルールとなっています。こうした徹底的なことを日本でもやるべきなのでは、と思います。もっとも、ニュージーランドは外来種の進出では先進国。外来種に攻め込まれた結果、国内がひどいことになったのでこうした戦略をとったようです。やはり手遅れが怖い。

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どこだろう・・・ (bube情報局)
こういうときってどうしたらいいのかな?