槍平小屋ニュース 

槍ヶ岳・飛騨側登山ルートの要衝、槍平小屋から日々の出来事や最新登山道情報をお届けします。

登山道情報(槍ヶ岳・飛騨沢ルート)20171005

2017年10月05日 | 日記

本日、10月05日現在の槍ヶ岳・飛騨沢ルートの状況です。まず、シーズン中に設置していた救急箱を本日午後に回収いたしました。冬季の積雪による損傷を防ぐための措置となります。ご了承下さい。画像は標高2550m付近、千丈沢乗越への分岐から飛騨乗越、槍ヶ岳山荘方面。

 

標高2700m付近より、笠ヶ岳方面。現在、紅葉は標高2300mよりも下の部分が鮮やかです。

 

標高3010m付近、飛騨乗越直下より、同じく笠ヶ岳方面。本日設置した標識ポールは、晩秋の初冠雪で夏道が不鮮明となった場合に備えるものです。積雪時に道迷いの多い、標高2800mより上部については標識ポールの間隔は水平距離で15m前後。20m以上離れているものはありませんので、ホワイトアウト時などにはむやみに歩きまわらず、ガスが薄くなって次のポールが見えるようになるまで待ってから行動して下さい。また、標識ポールが確認できる場合でも、猛吹雪などの悪天候時には標高を下げ、安全な場所へ戻って下さい。

※ 10月6日夜から7日にかけては稜線付近は積雪の恐れがあります。くれぐれも、無理な山中での行動はしないように注意して下さい。

 

ピークハントだけでなく、山歩きそのものをゆったり楽しみたい方にも飛騨沢はオススメです。こちらは標高2180m付近。

 

こちらも槍平小屋からお散歩圏内の標高2060m付近の登山道より。どこを見渡しても、秋真っ只中。槍平小屋をベースに、頂上にこだわらない、のんびりした山での一日をお過ごしになるのも、それはそれで豊かな山旅ではないでしょうか。参考になさって下さい。

 

 

 

 

 

 


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