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突発!DB超#61小説

2016-10-13 | DB短編小説

★★読む前の注意★★この小説はDB超アニメ#61と、ほんのチョビッと映画作品キャラを織り込ませた、個人的妄想からの小説の為にCC親子(特にベジータ)贔屓の文章となっております。故に、公式の展開(一番おいしい所を持って行くのは必ず悟空の筈)とは異なる事を十分承知の上でお読み下さい。

【未来への光】

朦朧とする意識の中、急に物凄い地響きと共にこの光の当たらない世界が眩しくなった。

「あぁーーーー!」

何かに驚いたブルマの叫び声がオラの耳に飛び込んでくる。

薄れゆく意識を気力で何とか繋ぎ止め、オラはその声が投げかける方向・・・目を閉じてて解る明るさの感じる方へ顔をゆっくりと傾けるが、瞼を開ける事がまだできない。

「オォォーーーーーー!!」

今迄に感じた事のない怒声と共に、更なる光と気を発しているのはブルマとベジータの息子。

「トランクス!」

その変化に戸惑い心配する様な感じで、驚愕し息子の名を叫ぶベジータの声。

オラはベジータの気が取り乱した、変化を成し遂げた者の姿を一目みたく、何とか右瞼だけ開き光の中の中心人物をみた。

(ト・・・トランクス・・・す、すげぇ・・・)

本来、神の気は他者に感じる事は出来ないのだが、片目だけで捉えたトランクスの姿は、昔みたブロリーが放った「伝説のスーパーサイヤ人」に似た気と戦闘力のみでなく、その神に近い気も同時に発し全体が光り輝き、それは希望と言う名を持つ未来を明るく照らす月や太陽の光の様だと思った。

(悟・・悟飯もすげぇけんど、やっぱトランクスもすげぇや・・・)

昔、俺達の仲が改善され始めた頃にベジータが・・・地球人とサイヤ人の混血児はとんでもない戦闘力を持つ子孫を作り上げると言ってきた。当時の自分は、それは偶然の産物だと笑った物だが・・・

「はは・・・惑星ベジータ王子のいう事も・・・あながち嘘でもねぇみたいだ・・・」

オラは仰向けのままそう呟き、もしかしたらこのトランクスの変化は・・・どんな罪人でも情状酌量するだけの器があるブルマと、惑星ベジータ王家子孫ベジータの息子故かもとの考えが頭を掠めた。

(・・・トランクスが受け継いだ血が・・・慈愛満たされる性格のブルマと、エリート戦闘民族№1だったベジータの血だから故か?・・・この変化は・・・オラとチチの息子である悟飯や悟天にも出来るものなのか?)

オラはそう心で問いかけてはみるが、その答は今は誰にも解らない。

解る事はただ一つ・・・サイヤ人は静かな己への怒りにより、爆発的な変化をすると言う事実のみ・・・。

これから、この何とも形容のしがたい気と光を纏ったトランクスと、強者と戦う度に戦闘力が増していくサイヤ人であるオラの身体を得たブラックとの戦いが始まる。

自分の身体がベジータの息子と戦う。その風景を自分の眼で直視しなきゃならないとは・・・何とも妙な因縁と言わざる負えない。

オラは呆然と立ち尽くしているベジータの方へ視線を向けてみた。

かつての宿敵であったベジータは、変化した息子の行動に釘点けで、倒れているオラに目を向ける事もない。ベジータの瞳の色は、既に子を案ずる父親の眼差しであり、眼の前に居るザマスやブラックが犯した事と同じ、殺戮破壊をしてきた極悪非道なサイヤ人とは別の物だ。

(ヘヘ・・・未だにこのオラと決着つけてねぇお前は今・・・何を感じこれからの戦いを見るんだ?)

オラはそんなベジータを見つめ、身体の痛みを堪える如く、恐らくこれから・・・トランクスが倒すであろう自分の姿を見る苦痛と、その先にある明るいこの世界の未来に対し・・・苦し紛れに似た笑みを薄く浮かべた。

 

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