採りたきは昔の色のからすうり 落合水尾

2016年10月13日 | 俳句
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落合水尾
採りたきは昔の色のからすうり
夏の間にもやっとした綿毛状に咲いた花が秋になると赤い楕円形の実となってぼんやりと吊り下がるようになる。今ではこんなものを採る人を聞く事がないのだが、私の祖母の時代には何かといっては採集していた。確か種は薬用にもなったらしいが根からの澱粉を天瓜粉として体にはたかれた記憶がある。そうしたセピア色の中にくっきりと際立って赤かったあの実をまた採ってみたくなった。祖母もからすうりの記憶も遠い遠い昔の事となった。角川「俳句」(2015年12月号)所載。:やんま記
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